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家族や大切な人への財産を早めに分け与える方法として注目される生前贈与。特に相続税対策や、贈与の意図を直接伝えられる点が魅力とされている。
そこでNEXERはこのほど、ニーズ・プラスと共同で事前調査にて「家や不動産の相続をする予定もしくはしたことがある」と回答した全国の男女340人を対象に「生前贈与」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
93.2%が「生前贈与」を知っている
「生前贈与」を知っているかと聞いたところ、93.2%と大多数の人が「知っている」と回答した。
「生前贈与」をどのようなきっかけで知ったかについて自由回答形式で尋ねたところ、「インターネットの記事(20代・男性)」「ニュースで見た(30代・女性)」「ファイナンシャルプランナーの資格取得時(30代・男性)」「法学部出身なので、民法の講義で学びました(40代・男性)」などの声が寄せられた。
26.8%が、生前贈与を「する予定・したことがある」
「生前贈与」を行ったことはあるかと尋ねたところ、26.8%と3割近くの人が「する予定・したことがある」と回答した。
生前贈与を行う(行った)理由について自由回答形式で尋ねたところ、「相続税を減らすため(20代・男性)」「一人っ子だから(20代・女性)」「終活の一環(40代・男性)」「高齢の祖父母が今のうちに生前贈与したいとのことだったから。(40代・女性)」「母親が自分がわけがわからなくなる前に色々贈与しておきたいと言ってきたので(40代・女性)」などの声が寄せられた。
また、どの財産についての財産贈与を行ったか(行う予定か)聞いたところ、60%の人が「現金」と回答し、もっとも多い結果になった。
37.6%が生前贈与を行う際「専門家に相談する予定・したことがある」
生前贈与を行う際、専門家に相談したか(する予定か)を聞いたところ、37.6%の人が「する予定・したことがある」と回答した。
「する予定・したことがある」と回答した人を対象に、自由回答形式でその理由を尋ねたところ、「安心できるから(20代・男性)」「やはりそうした方が安心だなぁと感じましたから(40代・女性)」「税金の支払いを間違いなくしたかったから(50代・男性)」などの声が寄せられた。
一方「予定はない・したことはない」と回答した人を対象に、自由回答形式でその理由を尋ねたところ、「それほどの金額でない(30代・女性)」「専門家に頼むと料金が高くつきそうだから。(50代・女性)」「専門家は節税については教えてくれるがその程度なら自分で調べられるから(50代・女性)」などの声が寄せられた。
さらに、相続ではなく贈与を選んだ理由について自由回答形式でその理由を尋ねたところ、「110万の贈与非課税枠を使うため(30代・男性)」「お金の心配がいらない(30代・男性)」「少しでも相続にかかる税金を減らしたいから(50代・女性)」などの声が寄せられた。
<調査概要>
調査期間:2025年1月16日 ~ 1月23日
調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
調査対象:事前調査で「家や不動産の相続をする予定もしくはしたことがある」と回答した全国の男女
有効回答数:340サンプル
調査方法:インターネット調査
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある
出典:株式会社NEXERと株式会社ニーズ・プラスによる調査
構成/こじへい