
結婚相談所として業界最多となる全国53店舗のネットワークを持つツヴァイは、同社が運営するツヴァイ婚活研究所において、全国の20歳以上の男女を対象とした「恋愛・2択アンケート調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
男性が直感的・感覚的な判断に基づいて恋愛をスタートする傾向が強い。女性は?
■「一目惚れ」はある?ない?
<男性:78%「ある」/女性:63%「ある」>
ここから見えるのは、男性が直感的・感覚的な判断に基づいて恋愛をスタートする傾向が強いこと。一方で女性は、感情に頼るよりも「まず相手をよく知りたい」という現実的な側面を持ち、より慎重に未来を見据える姿勢を持っていることが表れている。
■結婚前に同棲したい?したくない?
<男性:73%「したい」/女性:47%「したい」>
このギャップは、男性が「同棲での生活感の確認」を重視しているのに対して、女性は同棲が「結婚のハードルを下げてしまう可能性」を懸念していることも考えられる。また、女性の方が家族や周囲の目を意識しやすい傾向もあるのかもしれない。
■「話し上手な恋人 vs 聞き上手な恋人」、どちらがいい?
<男性:58%「話し上手」/女性:58%「聞き上手」>
男性は恋愛において「自分を表現する場」としての楽しさを重視する一方で、女性は「寄り添い、共感してもらうことで心を満たす」ことを求める傾向があるようだ。このギャップを理解して、互いの期待に応え合うことが、より良いパートナーシップの鍵となるかも。
■「好きなことが一緒 vs 許せないことが一緒」、どちらがいい?
<男性: 55%「好きなこと」/女性: 74%「許せないこと」>
男性は恋愛に「楽しさ」や「ポジティブな共有」を求めるのに対して、女性は価値観の土台が合うことを重要視しているようだ。この違いは、恋愛を「感覚的に楽しむ男性」と「安心感や安定を求める女性」という傾向を示しているとも言えるだろう。
現代の恋愛観は他者への配慮や道徳感を強く意識、誠実さを重視する傾向
■友達から恋人になるのはあり?なし?
<男性:70%「あり」/女性:68%「あり」>
友人関係で築かれる信頼や理解が、恋愛の発展にも大きく関与することや、友達から恋人へ移行するプロセスが、現代の恋愛においてはむしろ自然な流れと捉えられていると推察できる。
■気になる人に恋人がいたら諦める?諦めない?
<男性:80%「諦める」/女性:86%「諦める」>
男女ともに約80%以上が「諦める」と答えており、他者への配慮や道徳感を強く意識し、誠実さを重視する現代の恋愛観が反映されている。
■「嫉妬深い恋人 vs 無関心な恋人」、どちらがいい?
<男性:63%「嫉妬深い恋人」 /女性:65%「嫉妬深い恋人」>
男女ともに、恋愛における「関心の表現」を重視する人が多いことがわかる。ただし、「嫉妬深さ」の度合いが関係性に与える影響については、男女ともに細やかなバランスを求めているのかもしれない。
恋愛の価値観は、“違うからこそ面白い”!
これらの結果は、恋愛観が性別や時代背景によって多様化している現代の社会を映し出していると言える。
「一目惚れ」や「同棲」など、価値観が大きく分かれるテーマでは、互いの違いを尊重しながら歩み寄る必要がある。一方で、「友達から恋人」「気になる人に恋人がいたら諦める」など、共通の価値観が見られる部分では、男女間の信頼関係や倫理観が深まっていることが示されている。
恋愛の価値観は男女で異なる部分もあるが、そこがむしろ魅力的な場合もあり、違いがあるからこそ、恋愛は新たな発見の連続となるはずだ。
調査概要
調査名/「恋愛2択」アンケート調査
調査地域/全国
調査対象/20歳以上の男女
調査方法/インターネットを利⽤したクローズ調査
調査日/2024年12月20日~ 12月24日
調査主体/株式会社ZWEI 「ツヴァイ婚活研究所」
回答数/男女299名(男性135人/女性164人:成婚男性63人/女性72人、独身男性77人/女92人)
出典元/ツヴァイ結婚相談所
構成/清水眞希