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「本物志向」「家具に合わせた設計」「家事の負担減」リノベーションで人気の施工例は?

2025.02.09

既存の建物を改装し、新たな機能や付加価値を加える「リノベーション」。住む人の暮らしに合わせて改装するため、より快適な生活を実現できるのが魅力だが、具体的にどのような施工例が注目されているのだろうか。

高品質な中古マンションリノベーションを提供するグローバルベイスは、同社ホームページに掲載しているリノベーション事例で、2024年にアクセスが多かった事例TOP3を発表したので、結果をお伝えしよう。

第1位 『ラグジュアリーモダン×和 ホテルライクな暮らし』

中古マンションだからこそ手に入れられた、十分な広さと大きなルーフバルコニーを備えた物件をホテルライクにリノベーションした事例。

生活動線の良い3LDKの間取りや折り上げ天井など既存の部分も活かしながら、リノベーションにより内装デザインに一新。

キッチンの背面には和モダンなホテルをイメージした木の縦格子をあしらい、ひとつの家具のような存在感を出している。玄関や廊下、洗面室、キッチンの天井や壁は締め色として、グレーのタイルや黒のクロスを採用し、明暗のメリハリのある空間に仕上げた。

第2位 『ぬくもりを感じる北欧風リノベ』

希望の広さを叶えるため、賃貸ではなく購入してリノベーションすることを選択。家に帰ってくつろぐのが楽しみになる、広くて気持ちよい家になった。

玄関ドアをあけると正面に曲線を描く壁があり、優しくリビングに迎え入れられる。リビングエリアはアクセントクロスとカーテンのグレーをメインカラーに、ドアノブはゴールドで統一し、使う色を絞ったシンプルで洗練された内装になった。

お気に入りの木の家具や雑貨とも調和し、ナチュラルな北欧テイストの雰囲気が漂う。寝室とつながる室内窓は光と風の通り道となり、部屋のアクセントにもなっている。ほっと一息つくことができるような暮らしを叶えた事例だ。

第3位 『家事の負担を最小限にした、コーヒーが似合う家』

「家事の負担を最小限にする」をテーマに、随所に工夫が施されたリノベーション事例。物が多く片付けが苦手な施主の悩みを解決するため、ウォークスルークローゼットをつくり大容量の収納スペースを確保。

キッチンには、洗い物の手間を減らす大きな食洗機を実装した。また、リビングを見渡せるオープンキッチンにしたことで、家事をしながら動き回る子どもの様子を見ることもできる。

新たに設置したパントリーはランドリールームに繋がっており、家事動線の良い間取りになった。

夫妻ともにコーヒーが好きで、パントリーは集めたコーヒーカップや食器をおしゃれに置くためのスペースにもなっている。

インナーバルコニーの土間スペースの窓からは公園の緑が借景となり、コーヒーやお酒を飲む時間が日々の息抜きができる素敵な空間になった。

■グローバルベイス  オーダーリノベーション『マイリノ』 設計担当 飯村 昌宏氏のコメント

2,3年前と比べ、カジュアルなリノベーションが減り、グレージュやピンクベージュなど落ち着いた色を使ったホテルのような上質な雰囲気を希望される方が増えました。

建具は壁と一体にして目立たせず、家具やインテリアを引き立てるデザインがトレンドです。間取りや内装を家具に合わせて設計するなど、家具にもこだわりを持って、造作家具や造作キッチンを選択される方も多く見られました。

また、中古タワーマンションの増加に伴い、タワーマンションのリノベーションも増えました。タワーマンションの特徴である眺望が大きく広がるよう、リビングドアの無い間取りも人気です。

今後求められるリノベーションは「ハイクオリティ」「大人向けリノベーション」

情報が手に入りやすくなった今、リノベーションはもちろん、設計や施工、接客などすべてに高い質が求められています。特に都市部では価格高騰が著しく、マンション購入される方はハイエンド層が増え、本物志向や高級志向が続くことが予想されます。

さらに、性能向上リノベーションも注目度があがっており、断熱や防音、換気などさまざまな性能を住まいに期待する方が増えています。その背景には、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す国の施策も追い風となっています。

また、ご夫婦共働きの二人世帯のリノベーションや、子供が巣立った後の自宅リノベーションも増えています。

大人のみの世帯を想定したリノベーションでは、より自分らしさに軸を置いたオーダーリノベーションの実現ができるのではないでしょうか。

関連情報
https://www.globalbase.jp/case/

構成/Ara

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