ペット保険を提供するアニコム損害保険は、最新の「人気犬種ランキング2025」を発表した。
アニコム損保のランキング史上初めて「MIX犬」が1位を獲得!
犬種にはそれぞれの特性があり、また同じ犬種と暮らす飼い主様同士のコミュニティも生まれやすい傾向にある。そのため、人気犬種は犬を飼うことに慣れていない人でも迎えやすい環境が整っている。こうした背景から同社では、犬との暮らしの一助になればという思いで、2008年から毎年ランキングを発表している。
なお、同社では、今回の発表にあたって、「ランクインした犬種にもそれ以外の犬種にも、歴史に紐付くそれぞれの特性があります。さらに、犬種ごとの特性だけでなく、個体ごとに性格や特徴も異なります。犬種の特性とそれぞれの個性があることを理解したうえで、それぞれのライフスタイルに適した犬との暮らしを楽しんでいただければと思います」とコメントしている。
■「トイ・プードル」は僅差の2位
今回のランキング1位は、2008年の調査開始以降はじめて「MIX犬(体重10Kg未満)」が獲得した。MIX犬は2009年に5位にランクインして以来、徐々に順位を上げ、昨年の2位からランクアップしての1位獲得となった。
また、昨年まで15年連続首位だった「トイ・プードル」は、僅差で2位に。さらに、3位から8位は昨年同様の結果となった。なお、TOP10のうち、中型犬は「柴」と「フレンチ・ブルドッグ」の2犬種で大型犬は入っておらず、依然として小型犬の人気が続いていることがわかる。
■個性豊かな「MIX犬」
1位となった「MIX犬」は、両親が同じ犬種の組み合わせでも個体ごとに異なる容姿が魅力のひとつ。同社が「MIX犬」の飼い主に行なったアンケートによると、犬種の組み合わせで最も多かったのは、マルチーズとトイ・プードルを両親に持つ「マルプー(17.1%)」で、「チワプー(8.8%)」「チワックス(8.2%)」が続いた。
■「MIX犬」と決めて迎える飼い主が半数超え
「MIX犬」を迎える前の考えとしては、「MIX犬の種類も決めて迎えようと思っていた」「種類に関わらずMIX犬を迎えようと思っていた」を合わせると、半数以上が、最初から「MIX犬」を念頭に置いて迎える準備をしていたことが判明。このことから、「MIX犬」の存在が一般化していると言えそうだ。
また、「MIX犬」ならではのエピソードとしては、「チワワとダックスのいい所取りで、2倍可愛いところ」「お耳がたったり、垂れたり、成長にあわせて変化した」「既に同じ組み合わせのMIX犬を飼育していたが、見た目も性格も違いが大きく、それぞれの個性が感じられ、また成長も楽しみ」「耳の形や向きなどの外見的な特徴が定まらず毎日のように違う表情が見られる。多くの人から犬種を聞かれたり、話しかけたりしてもらえる」「散歩中やドッグランで、何犬ですか?と聞かれることが多く、自然と会話が弾みます」「色々な方に犬種を聞かれます。それをきっかけに他のワンちゃんの飼い主さんたちと仲良くなれたりします」といった声がよせられた。
■11位から30位までのランキング
11~30位までのランキングでは、「ビション・フリーゼ」が昨年15位から14位に、「ボーダー・コリー」が22位から18位にランクアップ。また、大型犬の「シベリアンハスキー」が28位から26位、「スタンダード・プードル」が30位から27位へランクアップしている。
【集計方法】
犬種ランキング:2024年1月1日から12月31日の間に同社のペット保険に新規契約した0歳の犬134,092頭の犬種を集計
MIX犬アンケート:2025年1月14日から1月19日にインターネット上でアンケートを実施。回答数601
関連情報
https://www.anicom-sompo.co.jp/
構成/立原尚子