仕事などで高いパフォーマンスを発揮する上で、睡眠の質が重要なのは言うまでもない。しかし、何らかの原因で日々十分に眠ることができていないという人も多いのではないだろうか?
フジ医療器はこのほど、20歳以上の全国1,781名を対象に「第12回 睡眠に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
睡眠に関して悩みのある人は68%、最も多い悩みは「就寝中に何度か目が覚める」
「ご自身の睡眠に関して、悩みはお持ちですか?」という質問に対して、68%の人が「ある」と回答した。
続いて、どのようなことで悩んでいるか質問したところ、回答の多かった順に「就寝中に何度か目が覚める」(58.8%)、「眠りが浅い」(44.2%)、「寝ても疲れがとれない」(42.8%)という結果になった。
年代別に見ると、20代~40代の人には「寝ても疲れがとれない」、50・60代の人には「就寝中に何度か目が覚める」、70代以上の人には「トイレが近い」という回答がそれぞれ最も多く、年代によって睡眠に関する様々な悩みを抱えられていることがわかる。
悩みの原因は「年齢」、「仕事のストレス」、「運動不足」
「睡眠に悩みがある原因は何だと思いますか?(複数選択可)」の質問では、「年齢」(52.5%)、「仕事のストレス」(31.6%)、「運動不足」(31.0%)という回答が多くあった。
年代別に見た特長は、20~40代の働く世代に「仕事へのストレス」を悩みの原因と感じている人が多く、年を重ねるほどに「年齢」が原因となる傾向があった。
理想の睡眠時間「8時間」の一方、実際は6時間以下が6割以上
回答者全員に平日の平均睡眠時間を聞いたところ、最も多かったのは「6時間」(36.6%)、さらに5時間以下と回答した人は22.5%と、平日は約6割の人が6時間以下の短い睡眠で過ごしていることがわかる。
休日の平均睡眠時間は「7時間」(33.7%)と回答する人が最も多く、平日に比べると長い睡眠時間を確保できているようだ。
一方で理想の睡眠時間は54.5%の人が「8時間」と回答しており、平日・休日を問わず満足のいく睡眠時間を確保できていない人が多いことがうかがえる。