生活者と専門家をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」などを展開する弁護士ドットコム株式会社は、同社内に設置したプロフェッショナルテック総研において、同サイトの一般会員を対象としたインターネット・SNS上の誹謗中傷に関する加害経験の実態・意識調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
回答者の7.0%がネット・SNS上で誹謗中傷をしたことが「ある」
「ネット・SNS上で誹謗中傷したことがあるか」と聞いたところ、「ある」が7.0%、「ない」が93.0%という回答結果になった。
■47.3%が意図的に、52.7%が無意識に誹謗中傷を行なっていた
誹謗中傷をしたことがあるという回答者に対し、「自分の投稿が誹謗中傷だと思って投稿したか」と質問したところ、「認識していた」が47.3%、「認識してなかった」が52.7%となった。
■誹謗中傷の約8割は「容姿や性格、人格などの悪口」
「誹謗中傷の内容を4種類の分類」でところ、「容姿や性格、人格について悪口を言う」が77.4%と最も多く、「ウソ、もしくは本当かわからない情報を流す」が29.0%、「個人情報をさらす」が12.9%、「脅迫する」が11.8%と続いている。
■誹謗中傷の動機は「イライラする感情の発散」が最多
「誹謗中傷をした動機」も尋ねたところ、「イライラする感情を発散したかった」が36.6%と最も多い結果となった。次いで「嫌がらせをしたかった」が15.1%、「相手が誹謗中傷をしてきたから(やり返した)」が11.8%という順になった。
■誹謗中傷の対象は一般人68.8%、芸能人17.2%、政治家16.1%
「誰に対して誹謗中傷したか」と聞いたところ、「一般人」が68.8%でトップとなりました。次いで、「芸能人」が17.2%、「政治家」が16.1%という結果が得られた。
調査概要
調査機関/プロフェッショナルテック総研(弁護士ドットコム株式会社内)
調査方法/弁護士ドットコムの一般会員にウェブアンケートを実施
調査対象/弁護士ドットコムの一般会員で回答が得られた1329名
調査期間/2024年12月11日〜12月25日
関連情報
https://www.bengo4.com/corporate/
構成/清水眞希