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NTTが2025年大阪・関西万博でIOWNを活用した「ふれあう伝話」を設置

2025.01.28

日本電信電話(以下「NTT」)、2025年大阪・関西万博 日本館事務局(以下「日本館」)、および2025年大阪・関西万博シグニチャーパビリオン いのち動的平衡館(以下「いのち動的平衡館」)は、2025年日本国際博覧会(以下、「大阪・関西万博」)において、IOWN※を活用した「ふれあう伝話」を設置することを決定した。
※IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想とは、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的技術を活用。これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信、ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想。https://group.ntt/jp/group/iown/whats.html

「ふれあう伝話」の概要

NTTグループはこれまで100年以上のあいだ、離れた場所に音や映像を伝え、距離を超えて世界中の人々が”つながる”ことを支えてきた。また、東京で最初の公衆電話が登場してから、125年を迎え、公共の場においても音声を通じたコミュニケーションをサポートしてきた。

そんな同社では2025年大阪・関西万博では、音や映像に加え、触覚・振動を送り合うことができる「ふれあう伝話」を設置。離れた人の存在を感じられるような体験を提供する。

今回の発表に際して同社では、「『ふれあう伝話』では公共の場で生まれる偶然の出会いや、初めて会う人とでもふれあうコミュニケーションが気軽にできてしまう、そんな新しいコミュニケーションのあり方をめざします。『電話から伝話へ』。まるでそばにいるような感覚、そんな「お互いの存在を感じられる世界」を創造します」とコメントしている。

■具体的取り組み<1>:「ハイタッチでつなぐ」ふれあう伝話 日本館↔関西国際空港

2024年12月に提供を開始した「All-Photonics Connect powered by IOWN※」を活用して、日本館と関西国際空港万博特設ブースを接続。それぞれの場所に「ふれあう伝話」を設置する。
※All-Photonics Connect powered by IOWNとは、2024年12月1日より東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)および西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)が順次提供を開始する、APNの技術を用いて高速・大容量・低遅延の通信を可能とするサービスのこと。

関西空港に降り立つ海外からの来訪者等と日本館の来場者が、「ふれあう伝話」を通じ世界各国の言葉で挨拶し、映像が映るモニタの両脇にある丸い手のマークのところにハイタッチをすることで、初めて会った人どうしの「つながる」コミュニケーションを創造。

海外からの来訪者は、ふれあう伝話を通じ初めて会う日本館来場者と出会い、ふれあうことで、万博会場にいってみたい気持ちを想起し、また、日本館来場者はふれあう伝話を通じ海外からの来訪者と出会うことで、万博会場へ訪れる外国人とのコミュニケーションを取ってみたい気持ちを想起させる。

■具体的取り組み<2>:「いのち」ふれあう伝話 NTTパビリオン↔「いのち動的平衡館」

一昨年7月に2025年大阪・関西万博の夢洲会場への提供を発表した、オールフォトニクス・ネットワーク(以下APN)を活用して、NTTパビリオンと「いのち動的平衡館」を接続し、それぞれの場所に「ふれあう伝話」を設置する。

これにより、NTTパビリオンといのち動的平衡館に訪れた来場者どうしが、映像が映るモニタ前に置かれたテーブルにふれることで、それぞれのふれる感覚を伝え合うことができる。

さらに、NTTパビリオンには、聴診器型のデバイスから、自分の鼓動を一緒に送ることが可能。「いのち」の流れやその利他的なつながり、すなわち「動的平衡」を感じられる体験を創造していく。

関連情報
https://group.ntt/jp/

構成/清水眞希

 

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