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バブル景気で各地に続々誕生したスキー場。1988年11月3日号では1988-1989シーズンに全国に新設されたスキー場を紹介した。
ここで紹介したスキー場の現在の状況を調べてみると、当時と同じ団体が運営するスキー場は少数だが、運営母体の変更や施設をリニューアルして営業を続けているところが多かった。
インバウンドという言葉が話題となった2015年頃から海外からの観光客が急増。スノーリゾートに訪れる観光客も増加。リニューアルはこのような時代の流れに合わせたものと推測される。
スノーリゾート猫山は2023年シーズンより営業を休止。広島県のスキー場が休止となった理由は施設の老朽化やコロナ禍に利用者が激減したこともあるが、地球温暖化による暖冬で雪不足となったことも大きかったという。
インバウンド需要もあり、現在も営業するところが多いスキー場は、バブル時代の遺産の中では、どちらかといえば優良な施設と言えるだろう。
1988年にオープンしたスキー場リスト
訪日外国人スノーリゾート地域訪問者数(推計値)
出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」各年版(全目的)から推計
海外からの観光客の増加で、前シーズンは北海道のニセコでアルバイトの時給が2000円〜3000円台と話題になった。
取材・文/渡辺雅史 イラスト/フジノマ