DIME MAGAZINE
三大冷凍貯金テクニックを駆使して「栄養・時間・お金」を貯める
「単に食材を冷凍するだけでなく、『下味冷凍』『栄養冷凍』『一皿冷凍』の“三大冷凍貯金”テクニックを活用することで、先にお話しした、栄養、時間、お金を貯めることにつながります。冷凍貯金テクニックで、忙しい毎日の中にゆとりをうみ出しましょう」
＜下味冷凍＞
「ジップロック フリーザーバッグ」に肉や魚などの素材を入れ、下味をつけて冷凍しておくことで、時短でメインおかずが作れる冷凍貯金テクニック。簡単に味も染み込み、肉や魚のおいしさをキープしたまま保存することができる。
「ジップロック フリーザーバッグ」に素材を入れてから調味料を入れ、なるべく空気を抜き、ジッパーをしっかり閉めて冷凍保存すればOK。
週2回の買い物をした場合と、休日に1週間分まとめ買いして下味冷凍をした場合とを比較すると、年間50,589円の節約ができる試算に（※精肉の消費期限を3日と想定）。消費期限切れや、割高な小分けパックの購入を避けることができる。
下味冷凍のストックを活用すると、食材に味が染み込んでいるので、料理の下ごしらえを短縮できる。フライパン用ホイルを使えば、気になるフライパンのこげつきも防止。調理後の後かたづけも簡単になるので時短につながる。
「鶏肉の塩麹漬け」
材料（2～3人分）／鶏もも肉：1枚（約250g） 塩麹：大さじ2
「ジップロック フリーザーバッグ（M）」に塩麹を入れ、一口大に切った鶏肉を加えてよくもみ込む。なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、平らにして冷凍保存する。
「塩麹の効果で、お肉がやわらかくジューシーに仕上がります。下味がついているので、そのまま焼くだけでOK。また、から揚げ、グラタン、チャーハンなどにもアレンジでき、使い勝手のよい下味冷凍です」
＜栄養冷凍＞
野菜を目的別に「サランラップ」で小分けして「ジップロック フリーザーバッグ」に入れて冷凍しておくことで、簡単に必要な栄養が摂れる冷凍貯金テクニック。下記画像は、「疲労回復」を目的とした、ほうれん草、トマト、レモンの栄養冷凍と、これらの素材を使って調理した「サンラータンうどん」。
＜一皿冷凍＞
「ジップロック フリーザーバッグ」に材料をすべて入れて冷凍しておくことで、電子レンジでチンするだけで一皿分の主食料理が簡単に作れる冷凍貯金テクニック。下記画像は、パスタとソースを一緒に冷凍保存し、レンジで温めるだけで完成する「ツナとしめじのトマトパスタ」。
【AJの読み】冷凍保存は便利！ただし解凍テクニックについても学ぶ必要あり
筆者宅も以前から肉類に関しては冷凍保存をすることが多かったが、昨今はいつもの野菜も驚くほど値上がりしていることが多く、特売のときに購入して野菜も冷凍保存するようになった。冷凍庫はパンパンになってしまうものの、忙しくて買い物に行けない時でも、冷凍庫にある食材を組み合わせて調理できるので、時短にも貢献している。
冷凍は便利だが、問題は解凍。時間がなくてつい電子レンジ解凍をしてしまうが、一部だけが加熱し過ぎたりして失敗も多いので、冷凍王子・西川さんのアドバイスを参考に、食材ごとにきちんと分けて解凍しようと思う。
さらに詳しい冷凍方法やレシピに関しては「サラン＆ジップで冷凍貯金」を参考に。
画像出典：ゆとりうむ冷凍貯金ラボ
取材・文／阿部純子
最新号
