日常の買い物や子どもの送り迎え、レジャーまで楽しめるマイカーは、家族の豊かな生活を支えてくれる強い味方だ。では、クルマを選ぶときの主導権や、子どもを乗せて運転するときの困りごとなど、カーライフの実態はどうなっているのだろう。
ホンダアクセスは、自家用車(自分専用または配偶者との共用のクルマ)を持っている20歳~49歳のパパドライバー・ママドライバー1,000名(全回答者)に、家族とのカーライフについて調べるため、「パパドライバー・ママドライバーのカーライフに関する調査2024」を実施したので、注目のポイントをピックアップして紹介しよう。
クルマ選びの主導権、「夫が主導」63%、「妻が主導」37%
はじめに、全回答者(1,000名)に、自分が運転しているクルマについて、夫と妻のどちらが“クルマ選び”の主導権を握っていたか聞いたところ、『夫(計)』は63.0%(「夫」35.3%、「どちらかといえば夫」27.7%の合計)、『妻(計)』は37.0%(「妻」18.3%、「どちらかといえば妻」18.7%の合計)と、夫が主導権を握っていたという夫婦が多数であることが判明。
使用者別にみると、夫専用のクルマでは『夫(計)』が94.8%、『妻(計)』が5.2%、妻専用のクルマでは『妻(計)』が81.5%、『夫(計)』が18.5%となり、自身専用のクルマを自分主導で選んでいない人の割合は、夫よりも妻のほうが13.3ポイント高くなっている。
クルマの購入・クルマ選びに関する経験について聞いたところ、『子どもの誕生がきっかけでクルマを購入したこと』では37.1%、『子どもの誕生によってクルマの買い替えを検討したこと』では53.8%、『クルマ選びの際、子どもの意見を取り入れたこと』では25.8%が「ある」と回答。
子どもの誕生がきっかけで買い替えを検討したパパ・ママは半数を超えていた。ミニバンなど、車内が広く子どもとのお出かけに便利なクルマへの買い替えを考えたケースがあるのかもしれない。
クルマ家計の主導権、「夫が主導」64%、「妻が主導」36%
全回答者(1,000名)に、ガソリン代や自動車保険代、車検代などの“クルマの維持費に関する家計”について、夫と妻のどちらが主導権を握っているか聞いたところ、『夫(計)』は64.0%(「夫」39.5%、「どちらかといえば夫」24.5%の合計)、『妻(計)』は36.0%(「妻」18.5%、「どちらかといえば妻」17.5%の合計)と、夫が主導権を握っている夫婦が多いことが判明。
エリア別にみると、夫が主導権を握っている割合(『夫(計)』)が高くなったのは関東(69.8%)であった。一方、妻が主導権を握っている割合(『妻(計)』)が高くなったのは北陸・甲信越(43.1%)や東海(42.1%)、九州・沖縄(42.3%)という結果に。
“カーライフにおける節約”として行っていることを聞いたところ、「ガソリンの値引きクーポンを使う」(42.0%)が最も高くなり、「安いガソリンスタンドで給油する」(40.0%)、「エコドライブを心がける」(32.3%)が続いた。ガソリン代の節約を心がけている人が多いようだ。
年代別にみると、40代では「ガソリンの値引きクーポンを使う」(48.0%)と「安いガソリンスタンドで給油する」(45.3%)が全体と比べて5ポイント以上高く、40代パパ・ママの節約意識の高さがうかがえる。
子どもとのドライブで行ってよかったと思う場所、パパママドライバー共通の1位は「遊園地」
全回答者(1,000名)に、子どもとのドライブで行ってよかったと思う場所を聞いたところ、1位「テーマパーク・遊園地」(47.0%)、2位「動物園・水族館」(45.0%)、3位「ショッピングモール・アウトレットモール」(43.5%)、4位「公園」(42.8%)、5位「温泉・スパリゾート」(29.1%)となった。
男女別にみると、男女とも1位は「テーマパーク・遊園地」であったが、2位以降で違いがみられ、男性では2位「動物園・水族館」、3位「公園」、4位「ショッピングモール・アウトレットモール」となり、女性では2位「ショッピングモール・アウトレットモール」、3位「動物園・水族館」、4位「公園」という結果に。
ママドライバーには、買い物をしながらグルメやアミューズメント、イベントなどを親子で楽しめる、ショッピングモールやアウトレットモールへのドライブが人気のようだ。
子どもとドライブをするときに役立つと思うカー用品・装備 1位「スマホ充電器」
全回答者(1,000名)に、子どもとドライブをするときに役立つと思うカー用品・装備を聞いたところ、1位「スマホ充電器」(34.4%)、2位「ドリンクホルダー」(31.2%)、3位「スマホ・タブレットホルダー」(18.0%)、4位「車内カーテン」(17.1%)、5位「ハンディクリーナー(掃除機)」(15.6%)という結果に。
また、ドライブの際の車内での映像作品視聴について聞いたところ、子どもが車内で映像作品を「見ている人」は66.3%、「見ていない人」は33.7%であった。
子どもが車内で映像作品を見る人(663名)に、子どもが車内で映像を見る手段を聞いたところ、1位は「テレビ」(42.7%)、僅差で2位は「YouTube」(42.5%)、3位「DVD」(34.4%)、4位「Amazon Prime Video」(17.9%)、5位「Netflix」(14.0%)となった。
子どもが車内で映像を視聴する際、「テレビ」と並んで「YouTube」が多く利用されていることがわかる。
親子ドライブあるある TOP3は「子どもが『まだ?』『あと何分?』を連発する」
全回答者(1,000名)に、子どもとのドライブの際に、経験したことがあるものを聞いたところ、1位は「子どもが『まだ?』『あと何分?』を連発する」(34.9%)、2位「子どもの周りがお菓子のカスだらけになる」(32.1%)、3位「運転中に後部座席の子どもから『これ見て』と言われる」(26.5%)、4位「子どもがシートベルト・チャイルドシートを嫌がる」(24.1%)、5位「目的地についても子どもが起きない」(23.3%)となった。
子どもの『まだ?』『あと何分?』は親子ドライブ“あるある”のよう。また、目的地に到着しても子どもがグッスリ熟睡したまま起きず、戸惑った経験のあるパパドライバー・ママドライバーも少なくないようだ。
子どもとのドライブを楽しんでいそうなパパ芸能人1位は「杉浦太陽さん」ママ芸能人 1位は「藤本美貴さん」
全回答者(1,000名)に、子どもとのドライブを楽しんでいそうなパパ芸能人を聞いたところ、1位は「杉浦太陽さん」(61名)、僅差で2位は「つるの剛士さん」(60名)、3位「庄司智春さん」(49名)、4位「反町隆史さん」(43名)、5位「ヒロミさん」(30名)という結果に。
また、クルマ好きで知られる、「所ジョージさん」(9名)が8位、「中尾明慶さん」(6名)が9位となった。
子どもとのドライブを楽しんでいそうなママ芸能人を聞いたところ、「藤本美貴さん」(121名)がダントツ、2位は「辻希美さん」(79名)、3位「松嶋菜々子さん」(18名)、4位「北川景子さん」「仲里依紗さん」(各14名)という結果に。
杉浦太陽さん・辻希美さん、庄司智春さん・藤本美貴さん、反町隆史さん・松嶋菜々子さんは夫婦揃ってTOP5入りした。
最後に、ドライブ中に子どもに見せたい映画を聞いたところ、1位「ドラえもん」(56名)、2位「トイ・ストーリー」(38名)、3位「それいけ!アンパンマン」(37名)、4位「となりのトトロ」(29名)、5位「ミニオンズ/怪盗グルーシリーズ」(25名)となった。
調査概要
調査タイトル:パパドライバー・ママドライバーのカーライフに関する調査2024
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする自家用車(自分専用または配偶者との共用の車)を持っている20歳~49歳のパパドライバー・ママドライバー
調査期間:2024年11月1日~11月15日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル(男女・各年代が均等になるように抽出)
実施機関:ネットエイジア株式会社
関連情報
https://www.honda.co.jp/ACCESS/press/
構成/Ara