
マブダチとは、親友を意味する俗語で、ニコイチやズッ友、心友などの類義語があります。主に、いつも一緒にいる・お互いを尊敬し合える・自然体でいられる友達がマブダチに当たるでしょう。今回は、意外と知らないマブダチの語源や使い方を解説します。
目次
マブダチという言葉は聞いたことがあっても、世代によっては詳しい意味を知らない人もいるのではないでしょうか。一般的に使われる際の意味や語源、実際にマブダチを作るにはどうしたらいいかを紹介します。
マブダチの意味は?
まずは意味や語源を見ていきましょう。
■親友を意味する俗語
マブダチとは、親友や本当の友達を意味する俗語です。1970年代後半のツッパリブームと共に広まり、特に若者の間で使われてきました。
『マブ』は、もともと江戸時代の盗賊が使っていた隠語『まぶい』に由来し、これは『美しい』や『魅力的』という意味を持っていました。のちに的屋の間で『本当の』という意味でも使われるようになったといわれています。
『ダチ』は『友達』を意味し、これらが組み合わさってできた言葉です。現代では死語といわれることもあるやや古い表現ですが、世代によって使用頻度や認識は異なり、完全に消滅したわけではありません。
■マブダチの類語
マブダチの類語としては、以下のような言葉が挙げられます。
- ニコイチ:二人で一つという意味で、非常に仲の良い友人関係を表す言葉
- ズッ友:『ずっと友達』の略で、長く付き合い続ける友人を意味する言葉
- 心友(しんゆう):心から通じ合える友人を表現する言葉
- BFF(Best Friends Forever):英語圏で使われる表現で、日本でも若者の間で使用されることがある
これらの言葉は、それぞれニュアンスや使用される世代が異なりますが、いずれも深い友情や強い絆を表現する点でマブダチと共通しています。
マブダチの特徴
マブダチは、単なる友人以上の深い絆で結ばれた特別な関係です。具体的にどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
■いつも一緒にいる友達
『いつも一緒にいる』というのは、心理的なつながりの深さも意味します。例えば、仲の良い者同士は学校や職場だけでなく、休日も行動を共にする時間が増える傾向にありますが、マブダチは必ずしも物理的に長く一緒にいる人だけを指すわけではありません。
離れていても頻繁に連絡を取り合い、お互いの近況を気にかけ合うのが特徴です。一緒にいないときでも心のつながりを感じられる関係といえるでしょう。
逆に、デジタルデバイスが普及した現代では、SNS上でのつながりだけではなく、リアルで会える友達こそがマブダチといえるのかもしれません。
■互いに尊敬し合える友達
マブダチは、単に仲が良いだけでなく、相手の良いところを認め、尊敬し合える関係です。お互いに相手を尊敬し合えるからこそ、絆が強固になるともいえるでしょう。
『尊敬』といっても、堅苦しいことではありません。相手に対する、思いやりがあるということです。親しき仲にも礼儀を忘れず、相手への感謝の気持ちや敬意を表せる関係性といえます。
時には良きライバルとして切磋琢磨し合うこともありますが、相手が成功したときは心から祝福できる間柄です。
■自然体でいられる友達
長時間一緒にいても気を遣わず、ありのままの自分でいられるというのもマブダチの特徴です。例えば、沈黙が続いても気まずさを感じず、むしろ何も話さなくても心地良く過ごせる安心感があります。
また、自分の弱点や失敗を隠す必要もなく、率直に打ち明けられるでしょう。このような自然体でいられる関係は、互いの個性や価値観を尊重し合っているからこそ成り立ちます。相手のありのままを受け入れ、支え合える存在といえるのです。
マブダチを作るには?
どうすれば、深い友人関係を築けるのでしょうか。ここでは、マブダチを作るためのポイントを三つ紹介します。
■良い部分も悪い部分も認め合う
お互いの良い面だけでなく、悪い面も認め合うことが大切です。人間関係において、相手の長所を認めるのは比較的容易ですが、短所を受け入れるのは難しいものです。
しかし、本当の意味での友達とは、互いの欠点も含めて相手を受け入れられる関係といえます。厳しい意見を伝えなければならないときも、自分のことを思ってくれているからだと分かれば、相手にもその誠意が伝わるはずです。
相手の全てを受け入れることで、表面的な付き合いを超えた深いつながりが生まれます。
■自己開示する
自己開示とは、相手に対して心を開き、自分の考えや感情を伝えることを意味します。真の友達関係を築くには、まず自分から自己開示することが大切です。自分の弱点や失敗談、悩みなどを率直に話すことで、相手も同様に心を開いてくれる可能性が高まります。
とはいえ、一度に全てを打ち明ける必要はありません。むしろ、会ったばかりでプライベートなことを全部打ち明けられてしまうと、相手は困惑してしまいます。趣味や好みなど軽い話題から始め、徐々に価値観や人生観などの深い会話ができるようになるのが理想です。
■相手のことを考えた行動をする
相手の立場に立って物事を考え、思いやりのある行動を心がけましょう。例えば、相手が困っていたら手を差し伸べたり、誕生日などの大切な日を覚えていてお祝いしたりなど、小さな気遣いを積み重ねることがポイントです。
ただし、親切心で行ったことも、相手にとって負担となってしまっては逆効果になります。無理な押し付けにならないように、配慮することも大切です。その配慮こそが、相手のことを考えた行動といえるでしょう。
マブダチはお互いを理解し合える最良の友人
マブダチは、親友や本当に仲の良い友達を指す俗語です。相手に対する深い信頼感や尊敬の念を持っており、単なる友人にはないつながりを感じられる関係を指します。
現代ではやや古い表現といわれることもありますが、その関係性自体はいつの時代でも普遍的な価値のあるものです。共に喜び、悲しみを分かち合えるマブダチの存在は、人生をより豊かで意義深いものにしてくれるでしょう。
構成/編集部