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「真摯に受け止める」とはどういう時に使う言葉?ビジネスシーンにおける正しい使い方

2025.03.26

「真摯に受け止める」というフレーズは、どのような場面で使うのか気になる方も多いのではないでしょうか。ただ相手に詫びるだけでなく、意識の中に常に留めておくというニュアンスがあります。本記事では、「真摯に受け止める」の意味や使う場面、言い換え表現をご紹介します。

「真摯に受け止める」とは?

「真摯(しんし)に受け止める」とは、謝罪や反省の気持ちを表すときに使われるフレーズです。不祥事を起こした会社が記者会見を行う場面では「このような事態を真摯に受け止める」といった表現が使われることが多く、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

ここでは、「真摯に受け止める」の意味や使う場面について解説します。

■謝罪や反省の気持ちを伝える言葉

「真摯に受け止める」の「真摯」とは、真面目で熱心な様子を表します。そのため、「真摯に受け止める」は、真面目に現状をしっかり受け止めるという意味です。「受け止める」という言葉には、謝罪や反省の気持ちを意識し、今後の改善に活かすという意味合いが込められています。

そのため、「真摯に受け止める」は、ただ謝罪するだけではなく、「今後も真面目に取り組み、改善に向け努力する」という気持ちを伝える言葉です。

■「真摯に受け止める」を使う場面

「真摯に受け止める」を使うのは、主に次のような場面です。

  • 社会的な非難を受ける問題を起こした場合
  • 業務上のミス・トラブルを起こした場合
  • アドバイスを受けた場合
  • 重要な任務を任された場合

社会的な非難を受けるような事故や不祥事を起こした場合、記者会見を開き、世間一般に向けて「今回の事態を真摯に受け止める」という発言をします。

業務上のミス・トラブルを起こしたときは、迷惑をかけた関係者に向けて謝罪とともに「真摯に受け止める」を使います。

目上の人から貴重な意見やアドバイスをもらったときも、「アドバイスを真摯に受け止める」というフレーズを使うことがあるでしょう。

また、重要な任務を任されたときは、その期待に応えるべく「辞令を真摯に受け止める」といった使い方をします。

「真摯に受け止める」の使い方・例文

「真摯に受け止める」の使い方について、例文をみながら確認していきましょう。

  • この度発生した問題を会社全体で真摯に受け止め、今後は再発防止策に取り組んでまいります
  • ご迷惑をおかけして、大変申し訳ございません。今回の事態を真摯に受け止め、改善に努める所存です
  • お客様の貴重なご意見を真摯に受け止め、ご満足いただけるサービスの提供を目指してまいります
  • 貴重なアドバイスをありがとうございます。真摯に受け止めて、今後も一層努力していきたいと存じます

「真摯に受け止める」の言い換え表現

「真摯に受け止める」には、同じような意味を持つ言い換え表現もあります。シーンに合わせて使い分けるとよいでしょう。

ここでは、「真摯に受け止める」の言い換え表現を解説します。

■事態を重く受け止める

「事態を重く受け止める」とは、重大な出来事に対して責任を感じ、真剣に取り組むことを表す言葉です。

「重く」という言葉が示すように、「真摯に受け止める」よりも深刻な問題を起こした場合に使います。

(例文)

今回、お客様の個人情報が流出した件につきまして、事態を重く受け止め、再発防止に努めたいと考えております

■厳粛に受け止める

「厳粛(げんしゅく)」とは、心が引き締まる、真剣という意味があります。「厳粛に受け止める」は物事を真剣に受け止める、真剣に取り組むということを示し、「真摯に受け止める」とほぼ同じ意味合いです。

(例文)

この度は多くの方にご迷惑をかけたことを厳粛に受け止め、2度と繰り返さないよう、改善策を講じてまいります

■自責の念を覚える

「自責(じせき)」とは自分の責任を考えることで、「念」は想いを込めることです。「自責の念を覚える」は、自分の責任を感じ、相手に対して申し訳ないと思う気持ちを指します。 

自分の責任について強く自覚していることを示したいときに使います。

(例文)

今回のプロジェクトに失敗したのはリーダーである自分の不徳の致すところで、自責の念を覚えております

「真摯」が使われるほかの表現

「真摯」という言葉は、「真摯に受け止める」以外にもビジネスの場面でよく使われます。

「真摯」が使われる表現についてみていきましょう。

■真摯に向き合う

「真摯に向き合う」は、問題や状況に対し、誠実かつ真剣な態度で取り組むことを示します。謝罪や反省の意思を伝えるときや、決意を表明する際に使われるフレーズです。

「真摯に向き合う」を使う際は、具体的にどのように向き合うかをあわせて伝えることが大切です。

(例文)

お客様のご意見に対して真摯に向き合い、サービスの向上に努めていく所存です

■真摯な対応

「真摯な対応」は、問題に対して真剣に向き合うという意味です。「受け止める」「向き合う」よりも、一歩踏み込んで積極的な行動をするニュアンスがあります。

使用する際は、実際にどのような対応をし、再発防止や改善に取り組むかを示すことが必要です。

(例文)

皆様の信頼を回復するため、真摯な対応でサービスの改善に取り組んでまいります

■真摯な姿勢

「真摯な姿勢」とは、誠意を持って対応する姿勢を伝えたいときに使うフレーズです。相手への敬意を示し、信頼関係を継続したいという気持ちを示します。

ビジネスでは、顧客への挨拶やクライアントへの提案などのシーンでもよく使われます。

(例文)

今回のプロジェクトを成功させるため、真摯な姿勢で取り組みたいと考えています

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