毎年、立春の前日に行われる「節分」、2025年の節分は2月3日ではないことをご存知だろうか。
生活者と社会の生活満足度向上に資する研究・発信を行うくふう生活者総合研究所(以下、くふう総研)は、節分・恵方巻に関する調査を実施した。
「2025年の節分は2月2日」と知っている人は35%!約7割が節分に「恵方巻を食べる」
今年2025年の節分は2月2日だ。節分の日付は地球の公転周期(約365.2422日)と暦(365日)のズレを補正するため、年によって変動する。
124年ぶりに節分が2月2日となった2021年に続き、4年ぶりに「2月3日でない節分」となるが、くふう総研が生活者を対象に実施したアンケートではその認知率は35%。6割の人が「2月3日」だと思っていることがわかった。
2025年2月2日は日曜日。土曜日だった昨年2024年に続く週末の節分は、家族や友人と季節の行事を楽しむ人が多くなりそうだ。
今年の節分に「恵方巻を食べる予定」と回答した人は66.3%。3人に2人が食べる予定であり、全国的に節分の風習として定着していることがわかる。
恵方巻をどのように用意するかをたずねたところ、「スーパーで購入する」(66.7%)が最多で、「手作りする」(17.1%)、「専門店で購入する」(6.7%)、「コンビニで購入する」(6.2%)と続く結果となった。
恵方巻を食べる理由としては回答者の半数以上が「縁起物だから」(67.7%)、「毎年恒例だから」(54.4%)を挙げ、季節の行事として楽しんでいる様子がうかがえる。
用意に際して「どのサイズが適切か悩む」(35.0%)、「どの具材を選べばよいか迷う」(23.5%)、「手作りするか購入するか迷う」(23.5%)などの悩みが挙げられた。
今年の節分が2月2日です。 節分というと2月3日というイメージがある人も多いと思いますが、なぜ今年は2月2日なのでしょうか? なぜ2025年は2月2日が節分なの...
恵方巻の予算は1本平均777円!価格だけでなく内容重視で選ぶ傾向に
恵方巻を購入すると回答した人に1本あたりの予算を聞いたところ、もっとも多い価格帯は「500円以上1000円未満」(58.4%)であり、1本あたりの平均予算は777円となった。
恵方巻を購入する際にもっとも重視することは「具材の種類」(30.5%)、「おいしさ」(28.1%)、「価格」(27.9%)で回答がわかれる結果に。価格だけではなく、内容が重視されていることがわかる。
最近の市販の恵方巻については「見た目が華やかで魅力的である」(39.5%)と回答した人がもっとも多い結果に。
「季節のイベントとして盛り上がりやすくなった」(21.9%)と節分を象徴する食文化として受け入れられ、「ユニークな具材や味付けが楽しい」(25.1%)「種類が豊富なのでいろいろな味を家族でシェアして楽しみたい」(18.1%)と、その多様化を楽しむ人が多いことがわかる。
一方で、「内容に対して価格が割高だと感じる」(37.1%)という声もあり、さらに具材が豪華になることで「ボリュームがありすぎて食べにくい」(21.1%)と感じている人もいるようだ。
調査概要
調査テーマ:節分・恵方巻についてのアンケート2025
調査エリア:全国
調査対象者:9,631名
「トクバイ」ユーザー 5,677名 「Zaim」ユーザー3,954名
(年代内訳/10代0.6%、20代5.4%、30代11.8%、40代20.1%、50代31.2%、60代24.4%、70代以上6.5%)
調査期間:2025年1月8日(水)~1月11日(土)
調査方法:インターネットによる調査
構成/Ara