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不動産・住宅業界に対するネガティブな印象、経験者と未経験者で認識に大きなギャップ

2025.01.24

住まいを買ったり、借りたりする時に不動産・住宅関連会社。同業界にはどんなイメージを抱く人が多いのだろうか?

不動産・住宅業界特化型人材紹介サービス「住まキャリ」を展開するユナイテッドマインドジャパンはこのほど、不動産・住宅業界のイメージと実態に関する調査を実施し、その結果を発表した。

本調査は、不動産・住宅業界未経験者200人、不動産業界経験者200人、住宅業界経験者200人を対象に行ったものだ。

経験者と未経験者の認識にギャップ

不動産・住宅業界のイメージについて尋ねたところ、未経験者の60.0%が業界に対して「ブラック企業が多い」「難しい仕事」といったマイナスなイメージを持っている。一方で、経験者の59.7%が良いイメージを持っており、両者の認識には大きな差が見られた

不動産業界未経験者200人を対象とした不動産業界のイメージ調査では、58.1%が悪いイメージと回答した。内訳は「ブラック企業が多い」(22.0%)「難しい仕事」(19.0%)「お金儲けのイメージ」(18.0%)といったイメージが上位を占める結果となった。

一方で「知識が豊富」(14.5%)「儲かる仕事」(12.5%)「伝統がある」(9.5%)といったポジティブな意見も見られ、不動産業界の専門性や収入面における評価が高いことがうかがえる。

住宅業界未経験者200人を対象とした住宅業界のイメージ調査では、59.1%が悪いイメージと回答した。

不動産業界の評価と同様、「難しい仕事」(16.0%)「ブラック企業が多い」(14.5%)「お金儲けのイメージ」(13.0%)といった意見が見られ、「不動産業界」と「住宅業界」へのイメージに大きな差がないことが読み取れる。

良いイメージでは「知識が豊富」(11.5%)「一流である」(8.5%)「高いステイタス」(8.0%)といった評価が得られており、専門性と社会的地位が高い業界であると認識されていることがわかった。

不動産業界経験者を対象とした不動産業界のイメージ調査では、57.3%が良いイメージと回答した。

マイナスな回答も見られた一方で「優秀な人材が多い」(11.5%)「知識が豊富」(11.0%)「一流である」(9.0%)といった専門性への評価が高く、「職場の雰囲気が良い」(11.0%)「良い上司に恵まれそう」(9.5%)「ホワイト企業が多い」(9.5%)など、職場環境への評価も得られている。

一方、住宅業界経験者は62.3%が良いイメージと回答した。「ブラック企業が多い」「パワハラが多い」「難しい仕事」といった課題も指摘される一方で、実態としては良好な評価が多く見られる。

特に職場環境については、「職場の雰囲気が良い」「良い上司に恵まれそう」との評価が経験者の10.0%から得られており、未経験者(1.5%)と比べて大きな差が確認された。

また、「伝統がある」(経験者12.5%、未経験者3.5%)「信頼できる」(経験者11.5%、未経験者4.5%)といった評価も高く、業界としての安定性や信頼性が評価されている。

不動産業界と住宅業界:回答傾向の違い

両業界ともに「ブラック企業が多い」「パワハラが多い」「難しい仕事」といった課題が共通して指摘されている。

一方で、業界経験者からのマイナスイメージの回答数を比較すると、「お金儲けのイメージ」は不動産業界34名、住宅業界20名、「騙されそう」は不動産業界24名、住宅業界15名、「胡散臭い」は不動産業界23名、住宅業界14名と、票数に差が見られた。

出典:株式会社ユナイテッドマインドジャパン

構成/こじへい

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