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受験生への関わり方、保護者の6割以上が「積極的に行なう」

2025.01.24

受験本番まで残りわずかと迫り、受験生はラストスパートをかけていることだろう。一方で、その保護者は受験本番を前にした我が子とどのようなかかわり方をするべきか、またどんな距離感で接するべきか、わからないという人も多いのではないだろうか?

個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパンはこのほど、受験を控える中学3年生の子どもを持つ保護者820名を対象に「受験生への保護者のサポートに関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。

受験生の保護者がもっとも大変だと感じること、最多回答は「干渉し過ぎないよう注意する(37.1%)」

【Topics】あなたはお子さまの受験をサポートするにあたって、大変だと感じることは何ですか?
(n=820、複数回答方式)

受験生の子どもを持つ保護者820名を対象に、受験シーズンにおいて子どもの受験をサポートする際、どのようなことが大変に感じるか質問した。その結果、最多回答は「干渉し過ぎないよう注意する(37.1%)」、以下「モチベーション管理(36.1%)」「成績の向上(31.1%)」と続いた。これらの結果から、多くの保護者が受験生の子どもとの適切な距離感やコミュニケーション方法、精神的なサポートについて悩んでいることがわかった。

子どもの志望校を把握している保護者は93.2%

Q1. あなたはお子さまの志望校を把握していますか?(n=820、単一回答方式)

受験生の子どもの志望校を把握しているか質問しました。その結果、93.2%が「把握している」(把握している:67.3%、どちらかというと把握している:25.9%)と回答した。

94.4%の保護者が子どもの志望校に納得していると回答

Q2. あなたはお子さまの志望校に納得をしていますか?(n=764、単一回答方式)

子どもの志望校を把握していると回答した764名を対象に、子どもの志望校に納得しているか質問したところ、94.4%が「納得している」(納得している:61.9%、どちらかというと納得している:32.5%)と回答した。

受験生とのかかわり方、6割以上の保護者が積極的にかかわると回答

Q3. あなたはお子さまの受験に対してどのようなかかわり方が適切だと思いますか?
(n=820、単一回答方式)

子どもの受験に対して、保護者としてどのようなかかわり方が適切だと思うかを質問した。その結果、 63.8%が「積極的にかかわる」(積極的にかかわる:27.6%、どちらかというと積極的にかかわる:36.2%)と回答した。一方で、33.1%が「距離を持ってかかわる」(距離を持ってかかわる:8.5%、どちらかというと距離を持ってかかわる:24.6%)と回答した。

75.7%の保護者が受験生の子どもにアドバイスをしている

Q4. あなたは受験生のお子さまに対してアドバイスをすることはありますか?
(n=820、単一回答方式)

子どもにアドバイスをすることがあるか質問した。その結果、 75.7%が「アドバイスをしている」(アドバイスをしている:25.2%、どちらかというとアドバイスをしている:50.5%)と回答した。

受験生に対する保護者の注意、1位「体調管理(43.4%)」

受験生の子どもに対して何について注意することが多いか質問した。その結果、最多回答は「体調管理(43.4%)」、次いで「就寝時間(38.9%)」、「スマートフォンの利用(37.7%)」という結果になった。なお、「成績」についての注意は31.0%と言う結果になった。

Q5. あなたは受験生のお子さまに対し、何について注意をすることが多いですか?
(n=820、複数回答方式)

子どものモチベーション管理のために行っていること、最多回答は「過度な期待をかけない(46.3%)」

子どものモチベーション管理のために、どのようなことを行っているか質問した。その結果、最多回答は「過度な期待をかけない(46.3%)」、以下「励ましの声をかける(33.2%)」、「相談相手になる(32.9%)」と続いた。また、「特になし」と回答した保護者は11.1%となった。

Q6. 受験生のお子さまのモチベーション管理のために、行っていることをお答えください。
(n=820、複数回答方式)

<調査概要>
調査対象 中学3年生の受験生の子どもを持つ保護者
調査期間 2024年11月14日~2024年11月18日
調査方法 インターネットリサーチ調べ

出典:明光義塾調べ

構成/こじへい

スタンフォードでAIを学ぶ医師が開発!1か月で図形問題が得意になる小学生向け算数ドリルが登場

 いよいよ受験シーズンがやってきた。まもなく始まるのが中学受験だ。ところで、小学校の勉強科目で、好き嫌いや得意・不得意が一番はっきりしているのが算数。特に図形問題については、苦手としている子どもが非常に多い。中でも立体図形問題は苦手意識をもっている小学生が多いといわれている。ところが、平面図形を正確にイメージする力が身につき、図形の性質を正確に理解する作図力が上達するようになるという小学生向けの図形計算ドリル「AI脳が身につく最強の図形ドリル」(小学館)が登場。さらに、平行・対称・回転の3つの平面感覚を養うことができるほか、立体図形を俯瞰・展開する力を高めることができるという。この画期的な小学生向けの算数ドリルを開発したのは、現在、スタンフォード大学大学院のAI専攻コースでAIを学び続けている岩波邦明医師だ。岩波氏によると、このドリルをマスターすることで「AI脳」が身につくという。早速、岩波氏に話を聞いてみた。

岩波邦明さん
医師。AI研究者。現在、スタンフォード大学大学院コースでAIを専攻。1987年生まれ。東京大学医学部卒。MENSA会員。在学中に暗算法「岩波メソッド ゴースト暗算」を開発。著書は66万部を超えるベストセラーに。AI資格「Stanford AI Graduate & Professional Certificate」を取得。

 突然ですが、みなさんは算数の図形問題が得意でしょうか?
「小学生時代は苦手だった」「図形問題のせいで算数が嫌いになった」 という方も少なくないはずです。 みなさんが小学生だった頃と同じように、 図形問題を苦手とする子どもたちは今でもたくさんいます。そして、当時と同じように、図形問題は中学入試を目指す子どもたちが乗り越えるべき算数の最重要分野であるといわれています。大人たちがどれだけ理路整然と理論を並べ立てたところで納得できなければ、子どもたちは頭を縦に振りません。また、図形問題をたくさん解くことは、
解き方の引き出しを増やす(ひらめきを得る)ために必要ですが、図形問題が得意になる前に“苦手意識”が芽生えてしまっては本末転倒です。ではどうして図形問題につまずいてしまうのでしょうか。それは図形センスの習得を疎かにしているからだと私は考えます。

 本書は、中学入試の算数の図形問題を解くために必要となる(平面図形のイメージ力、立体図形の把握力、 作図力など)のトレーニングを目的にしています。算数の知識のいらないパズル問題を数多く収録しているので未就学の子どもたちでも、楽しく図形センスを磨くことができます。また、本書はもうひとつ重要な力が身につくことを目的にしています。みなさんは「生成AI」という言葉を見聞きした覚えはないでしょうか。新聞などで盛んに報道されている通り、現在、AIは進化の渦中にあります。その飛躍はすさまじく、ゆくゆくは人間社会の在り方を大きく変えるだろうと予測されています。

 AIが人間の仕事を奪うのではないかといった危惧を目にすることもありますがどのような形であれ、来るべきAI時代に向けて備えておくべき能力があります。それが「AI脳」=AIを使いこなす力です。私がスタンフォード大学でAIについて学ぶ中で、気づきを得たことが2つあります。ひとつはAIの開発・研究において、数学の習熟が不可欠であること。もうひとつがAIを使いこなす上で基本的な仕組みをイメージとして認識・理解できる力が必要であることです。それこそが「図形センス」なのです。図形センスとは、複雑な物事を頭の中でシンプルな図へと変換できる力であるとも言い換えることができます。例えば、図のようなAI の仕組みをホワイトボードに書いてわかりやすく伝えられる人は、図形イメージ力が高く、
AIを使いこなしている人といえるでしょう。本書が、子どもたちが図形問題を好きになるきっかけとなり、AI時代を賢く生き抜く一助となることを願っています。

 この図形ドリルには、図形計算が得意になる8つのテクニックが網羅されている。著者の岩波邦明医師は、2011年に独自の暗算方をまとめた小学生向けドリル「岩波メソッド ゴースト暗算」を刊行し、シリーズ累計66万部の大ヒットを記録。2023年にはこのメソッドをバージョンアップさせた「小学生が99×99までスイスイ暗算できる最強ドリル」を出版。こちらもたちまち重版になっている。現在は、米スタンフォード大学大学院コースでAIを専攻し、最高評価の成績を収めたというまさに数学のプロ。その岩波氏が、今回、中学入試までの1か月で図形問題が得意になるというドリルを監修した。岩波氏が「問題集でも参考書でもない、画期的なワークブックです」というように、内容もとてもユニークなものとなっている。算数、とくに図形問題が苦手だというお子さんにプレゼントしてみてはいかがだろう。

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