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AIがAIと戦う時代へ!?AIはサイバーセキュリティにおいて諸刃の剣となるのか

2025.01.20

ここ数年、AIは目覚ましい進歩を遂げた。では今年2025年は、AIをめぐってどのような技術革新や変化が予測されるのだろうか?

Cloudflareはこのほど、2025年のAIにまつわる5つの予測を発表した。サイバーセキュリティ、開発者ツール、AIモデル、そしてエッジコンピューティングに着目した本予測では、2025年もAIによる技術革新は衰えることがないとともに、その変化に対応する必要性が今後もますます高まることが示されている。

AIはサイバーセキュリティにおける諸刃の剣

AIは、高度な脅威や異常を検出する機能や自動応答システムを強化し、防御側が新たな脅威に対して先手を打つことを可能にする。一方で、攻撃者の悪用によって兵器化され、より洗練された適応力のある脅威を生み出すことにもつながっている。世界は今、AIシステムがAIシステムと戦う時代に突入している。静的な防御だけではサイバー攻撃に対する備えはますます不十分になるため、AI主導のセキュリティソリューションの継続的なイノベーションの必要に迫られている。

AIは次世代の「ビルダー」を強化し、開発者がコードを学習する方法を変革する

今やAIによって「Hello,World」までの所要時間は短縮され、これまでであればコーディングができなかった人々の好奇心をも刺激している。AI搭載のコーディングアシスタント、自然言語プロンプト、サーバーレス開発プラットフォームのサポートによって、好奇心さえあれば誰でもWebやアプリケーション開発の実験をはじめ、何かを作り出すことが可能になった。

Webやアプリケーションを作成する方法を学ぶことは、かつてはほとんどの人にとって何年もかかる長い道のりだったが、今日では45分間のセッションを数回受講しただけで習得できるようになっている。2025年には、この種の学習がより本格的に普及するだろう。

AIが開発者ツールとして普及し、「マイクロサービス」とより特化されたアプリケーションへのシフトが発生

AIを搭載した開発者用コパイロットは、アプリケーション開発におけるモジュール的なアプローチをさらに促進する。これは、分散され、目的特化型のサービスは、AIアシスタントがサポートできるコンテキスト内でより容易に理解されやすいためだ。

コードベースが大きく、複雑になるにつれて、AIツールは苦労することになる。コンテキストウィンドウは、技術面でもコスト面でも、巨大な一枚岩のようなアプリケーションをいくつもサポートすることには向いていない。AIモデルは、より小さく、焦点を絞ったコードセグメントを、より効果的に理解、生成、維持することが得意であり、そうしたマイクロサービスへのAIの利用がさらに加速するだろう。ユーザー認証や支払い処理を扱うマイクロサービスは、展開と管理がよりスケールしやすくなっていくだろう。

偽情報がインターネットやソーシャルメディアを越えて拡散し、AIモデルを汚染する

今後も、情報共有はかつてないほど高速かつ効率的に行われるようになるだろう。そして、AIの世界ではデータこそが唯一の通貨であり、最も多くのデータを有する組織が勝利を収めることが予想される。しかし、量は必ずしも質に等しい訳ではない。AI単独では、世界で最も重要な問題を解決することはできない。

AIの導入と利用を成功させるためには、データが不可欠だ。しかし、偽情報が社会を悩ませ続ける限り、意思決定に不可欠なAIモデルにも誤りが入り込むことになる。例えば、食料品店の棚に補充すべき商品の計算や、病気の患者の診断、あるいは銀行家と金融リスクを共有するための市場動向の分析などだ。

AI革命はエッジコンピューティングが鍵を握る

AIの真の可能性を引き出すためには、エッジコンピューティングが必要不可欠であり、実際に必要とされる場所のすぐ近くにコンピューティングパワーを引き寄せる必要がある。エッジコンピューティングは、遅延を劇的に削減し、新時代の洗練された応答性の高いアプリケーション処理を可能にする技術だ。

コンピューティングリソースが使用ポイントの至近距離に配置されることで、コンマ何秒単位の判断を下す自律走行車、遅延をまったく感じさせないインタラクティブなゲーム、瞬時に反応するリアルタイムのビデオ処理といったイノベーションが可能になる。だからこそ、AIの未来を支えるのは、単なる計算能力ではなく、最新の知能や技術を最も影響力のある場所に近づけられるスマートな分散型のエッジコンピューティングなのだ。

出典元:Cloudflare(クラウドフレア)

構成/こじへい

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