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LINEは12歳以上、Instagramは13歳未満のアカウント開設不可!子どもたちが安心して使えるSNS「子ども用SNSフォーキッズ」が目指すもの

2025.01.20

一般的なSNSには年齢制限があり、LINEは12歳以上、Instagramは13歳未満のアカウント開設は不可だ。そんな中、“子どもこそ”利用できる「子ども用SNSフォーキッズ」があることを知った。代表の本山氏は6人の自分自身の子どもを育てる中で“子どもたちが安全に使えるSNS”を開発。気になる点を詳しく聞いてみた。

「子ども用SNSフォーキッズ」は「こどもの、こどもによる、こどものためのSNS」

15歳以下の子ども向けSNSアプリサービスが「子ども用SNSフォーキッズ」だ。親子で一緒に管理や投稿をし、利用料は無料となっている。

アプリでできることは、動画や画像の投稿。

・イラスト
・昆虫や植物の観察
・絵日記や作文
・歌
・漫画
・ペットの様子 など

画像でもショート動画(5秒~60秒)でも投稿できる。

「子ども用SNSフォーキッズ」
Android
iOS

実は、FacebookやInstagram(インスタグラム)、TikTok、X(旧Twitter)といったSNSは利用規約上、「13歳以上しか使えない」。つまり、12歳以下の子どもはSNSが利用できない、制限ありの利用というわけだ。でも、利用したいがために規約違反して利用している場合、または規約を知らずに利用している場合もあると聞く。

株式会社4kizの代表取締役CEO、本山勝寛氏は自らの子育てでこの事実に直面。そこで、開発したのが「こどもの、こどもによる、こどものためのSNS」でもある「子ども用SNSフォーキッズ」だったそうだ。

「子ども用SNSフォーキッズ」の株式会社4kiz・代表にインタビュー

――開発のきっかけはどういったところにあるのでしょうか?代表の本山様は6人の子どもを持ち、育休を取得したと知りましたが、そういったところがきっかけなのでしょうか。

自分自身の子育て経験が開発のきっかけです。具体的には、コロナ禍で子供たちに自分のタブレットをもたせたところ、お絵描きが好きな長女がデジタルのイラストも描くようになり、親の私がSNSに投稿できないかと思ったところからです。

イラストをSNSに投稿したら、彼女自身が刺激を受けて、才能をもっと伸ばせるのではないかと考え、子どものアカウントを作ろうとしたところ、Instagramは13歳以上しか使えないようでした。(※2019年より登録時に年齢入力が求められ13歳以上しか使えなかった、さらには2023年3月より年齢認証が日本にも導入

このほか、大手SNSは全て利用規約上、12歳や13歳以上しか使えないことがわかり(※TikTokは13歳から利用可、Facebookのアカウント作成は13歳からLINEでは2019年から利用推奨年齢を12歳以上に引き上げなどの制限がある)、当時11歳だった娘は既存SNSを利用できなかったのです。

これだけ、小学生でもネットを使うのが当たり前になり、デジタルネイティブとも呼ばれているのに、子どもたちが安全に使えるSNSがないのはおかしいと思い、誰もやらないなら自分がやろうと、起業して開発する決断をしました。

――開発で大変だったことなど聞かせていただけたら……

子どもが使う時に気になるのが、やはり安全性です。安全性を高めるために、より効果的なNGワードの導入やAIによる不適切内容の自動検知、親アカウントで管理できるペアレンタルコントロール機能、なりすましを防止する親子認証機能など、通常のSNSではない機能を実装することが大変でした。

――なるほど、NGワードの導入、不適切内容の自動検知があると安心ですね。

はい、ただ、一方で運営として「安全性とエンタメ性を両立させること」にも気を配っています。本来、インターネットは自由で楽しいものなので。心から楽しんで自分らしく使ってもらいたい。

子どもたちの安全を守り、かつ、親御さんにも安心して使わせていただけるように安全面を最優先していますが、同時に子どもたちに心から楽しんで使ってもらえるよう、「子どもたちの生の声」を取り入れて開発や運営をしていくことを心がけています。

「子どもたちの生の声」を聞くために、公式コミュニティでは、子どもたちからのリクエストや質問、雑談も受け付けており、常にユーザーである子どもたちと直接コミュニケーションを取りながらどうやったら楽しくなるのかを考えつつ運営しています。

子どもたちのリクエストに応えて、新機能を開発することもよくありますよ。

――そう聞くと、利用者がかなり多いように思うのですが、利用者現在、何人ほどでしょうか?

約5万人です。

――東京都の年少人口(0歳~14歳)のうち日本人は約153万人(※2022年調べ)なので、ネット利用ができる人数割合を考えると、かなり多い気がしますね。これは次のFacebookになる日も近いのかもしれない……。

――お子さんにまず使ってほしい機能は何がありますか?

まずは恐れずに初めの投稿をしてみてください。

いきなり何の投稿をしたらよいか分からないという場合は、自己紹介カードがあるので、そこで「自己紹介の投稿」をしてみてください。

また、投稿を見て気になったユーザーをフォローすると、友達の輪がどんどん拡がっていくと思います。ネットでのお友達を増やしてみてください。

――「子ども用SNSフォーキッズ」で「ここは利用してほしい!」イチオシ機能があればぜひ教えてください

コミュニティ機能です。

子ども自身が好きなテーマでコミュニティを作り、入ったメンバーとチャットで交流ができます。好きなことでつながり合うことで、気の合う新しい友達ができて、様々な交流が生まれています。

――離れた場所に住んでいても、同じ「好き」の共通項があるお友だちができるのは素敵だと思います。ハンドメイド仲間、猫が好きな仲間、インターネットでかけがえのないお友達づくりをしてほしいですね。

――利用する子どもの”親世代”(@DIME読者世代)にメッセージをいただきたいです

SNSを禁止させるのではなく、「子ども用SNSフォーキッズ」があるから安心だという気持ちを届けたいです。

既存の大手SNSは規約上、ほとんどのSNSが年齢制限を設けていて、例えば、Instagramは13歳未満のアカウント開設は不可です。ネットリテラシーをあまり知らない子ども同士や悪意ある大人のユーザーによって、実際に様々なトラブルが起きてしまっているとニュースでも聞きます。

フォーキッズは子ども向けに安全面を徹底したSNSですので、親が安心して使っていただけます。そして、子どもの自主性を重んじているので、実際に利用してみてSNSリテラシーを高めることができます。

もちろん、子どもが楽しみながらアウトプットを続けられ、ネットでの交流もはかれるので、創造性を育むのにも役立つプラットフォームです。ぜひ、親子で一緒に使ってみてください!

SNSトラブルも起こりえる現代、危険性をしっかり認識を

@DIME読者は、ティーン世代の親世代が多いと思う。そして、なにげなく子どもにLINEやインスタグラムを使わせている場合もありそうだ。しかしInstagramなど大手SNSが利用できるのは、12歳や13歳以上なのだ。

そこにはZ世代が巻き込まれやすいSNSトラブルもあるという。周囲の大人がそれを配慮しなくてはいけない。

使いすぎによって授業に支障が出るほか、多数で1人を追いつめる”SNSいじめ”、スマホを使った悪ふざけをSNSに投稿した結果、炎上したことなども、私たち大人にとっても記憶に新しい。総務省が注意喚起としてインターネットトラブル事例集をまとめているほどだ。

筆者の個人談になるが、年末年始の休暇にチェコ映画の『SNS-少女たちの10日間-』を見て戦慄が走った。SNSを使った性犯罪のドキュメンタリーで、ネット社会のリアルを描いている。スタジオに作られた3つの子ども部屋で幼い顔立ちの3人の女優に12歳のふりをさせ、連絡をしてきたすべての男性と10日間の連絡を取ったというもので、成人男性の中には性的行為を要求するという”現代の子どもたちが直面する危険性”をテーマにした内容だった。

日本で同じようなことが起こるのかはわからないが、「子どもたちが直面する危険を映したリアリティーショー」として話題にもなった。スマホの使いかたを軽視していると怖い世界に繋がっている可能性もある。

逆説的に言うと、子育て中の家庭で「子ども用SNSフォーキッズ」があるからこそ、安心・安全にSNSと付き合える。筆者も子育て世代。親子で改めて、“正しいSNSの利用方法”をしているか確認してみたい。

文/谷口久美子

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