多くの人にとってクルマは、一世一代の大きな買い物だ。そのため、購入に至るまで様々な要素を検討するわけだが、カーユーザーがクルマ選びにおいて特に重視する条件はいったい何か?
パーク24はこのほど、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に「クルマの購入」に関するアンケート調査を実施し、5244名から有効回答を得た。
クルマの購入検討時に重視することは「価格」が最多。年代が下がるほど「見た目」を重視
クルマの購入を検討する際に重視することは、「価格」82%が最も多く、2位の「見た目」を23ポイント上回った。以降、「燃費」、「メーカー」、「車型」と続いている。
年代別で見ても、50代以下では「価格」を重視する人が8割を超えた。年代による差が最も大きい項目は「見た目」で、年代が下がるほど重視する比率が高くなり、20代以下と60代以上で29ポイント差となった。
前回調査(2022年8月)の結果との比較では、「燃費」が12ポイント、「燃料の種類」が13ポイント上昇した。ガソリン価格の高騰が影響したと推察される。
クルマの購入を検討する価格帯は「151-200万円以下」が最多
クルマの購入を検討する際の予算を尋ねると、「151~200万円以下」(19%)が最多で、「251~300万円以下」(18%)、「101万円~150万円以下」(14%)と続いた。500万円以上で購入を検討する人は1割を下回り、年代による大きな違いはなかった。
クルマの購入を検討する際に「SNS」を参考にする人はおよそ5人に1人
クルマの購入検討時には65%が「メーカーの公式サイト」を参考にしており、唯一半数を超えた。次いで「その他Web」(44%)、「家族・友人の意見」(31%)となった。
年代別で見ても、「メーカーの公式サイト」を参考にする比率は全年代で6割を超えており、年代問わず公式サイトを確認していることがわかった。また、年代が下がるほど「SNS」を、年代が上がるほど「雑誌」を参考にする比率が高まった。なお、全ての年代で「SNS」が「テレビCM」を上回った。
クルマの購入時に重視することは、これまでの調査と同様、全ての年代で「価格」が最も多くなった一方で、過去の調査より「燃費」や「燃料の種類」の比率が増加した。近年は環境配慮の気運が高まっていることから、クルマの排出ガス量に関わる燃費や燃料種別などに目を向ける方が増えているのかもしれない。
出典:パーク24株式会社
構成/こじへい