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30代が商品やサービスの購入前に参考にするコンテンツ、最も多いのは「専門家による記事やレビュー記事」

2025.01.24

オンライン上に溢れる様々なコンテンツ。それらを仕事が忙しい人も多いと思われる30代は、どのように取捨選択し、自身の生活や知識習得に役立てているのだろうか?

ランクエストはこのほど、30代の男女150名を対象に、テキスト・動画・音声・画像・図解など、オンラインで入手できる様々なコンテンツの利用状況と場面ごとの好まれ方に関する実態調査し、その結果を発表した。

最もよく利用するオンラインコンテンツ形式、「動画コンテンツ」が61.3%で最多に

「普段、最もよく利用するオンラインコンテンツ形式はどれか」と質問したところ、動画コンテンツ(YouTube、短尺動画、セミナー動画など)が61.3%と最も多く利用されていることがわかった。忙しい合間にも視聴しやすく、手軽に情報収集や娯楽を得られる点が支持を集めていると言えるだろう。

次に多かったのは、文章メインのコンテンツ(記事、ブログ、ニュース)で26.0%。動画ほどの手軽さはないものの、必要な情報を論理的に理解できるメリットが引き続き評価されているようだ。

一方、画像・図解中心のコンテンツは8.0%、音声コンテンツ(ポッドキャスト、オーディオブックなど)は4.7%にとどまった。

30代は動画を主体にしつつも、テキスト情報との併用がうかがえる結果となっており、用途に応じて“読む”・“見る”を上手に使い分けている印象を受ける。音声や図解はまだ主流ではないものの、今後の需要拡大がどう進むか注目されるところだ。

商品・サービスを購入する前に最も参考にするコンテンツ形式、「専門家による記事やレビュー記事」が38.7%と突出

「商品・サービスを購入する前に最も参考にするコンテンツ形式はどれか」と質問したところ、専門家による記事やレビュー記事を最も参考にするとの回答が38.7%と突出している。専門家や信頼できる第三者の見解を重視する姿勢が表れていると言えそうだ。

次いで多かったのが商品デモや解説動画で、27.3%。実際の使用感や手順を視覚的に確認できる点が、購入前の不安解消に効果的と考えられる。

一方、写真ギャラリーやビジュアル図解を選んだ層も22.7%と一定数おり、視覚的な情報を短時間で把握したいニーズがあることがうかがえる。

最も少数だったのは音声インタビュー・レビュー(ポッドキャスト、オーディオブックなど)の11.3%だが、移動中や作業中など“ながら利用”が可能な点で、徐々に存在感を増していく可能性もありそうだ。

総合的には、文章や映像の“信頼性・視覚情報”を重視する傾向が強い一方、さまざまなコンテンツ形式に需要が分散していることがわかる。

新しい知識を習得する際に理解しやすいと感じるコンテンツ形式、「映像で動きや手順を示す動画コンテンツ」が58.0%で最多に

「新しい知識を習得する際、理解しやすいと感じるコンテンツ形式はどれか」と尋ねたところ、映像で動きや手順を示す動画コンテンツが58.0%と最も支持されていることがわかった。視覚や動きで解説があるため、概念や操作をより直感的につかみやすいことが選択の背景にあると考えられる。

続いて「文章で体系的に整理されたテキストコンテンツ」が44%。論理的に情報を把握でき、あとから参照もしやすいというメリットが評価されているようだ。

一方、グラフや図表による視覚的コンテンツは23.3%と、ある程度の支持があるものの動画やテキストほどではなかった。短時間で要点を把握しやすい半面、細やかな説明にはやや不足を感じる層もいるのかもしれない。

最も少数派だったのは耳で聞いて理解できる音声コンテンツ(学習用ポッドキャストなど)で14.7%。移動中や作業中など“ながら学習”に向いている一方、より視覚情報を伴う動画や文字情報に比べるとやや後回しにされている印象だ。

総合的には、映像での直感的理解と文章による論理的整理の二軸が学習効率の向上に大きく寄与している様子がうかがえる。

ブランドや企業に対する信頼を築く際、最も信頼できると感じるコンテンツ形式、「企業公式の動画コンテンツ」が36%で最多に

「ブランドや企業に対する信頼を築く際、最も信頼できると感じるコンテンツ形式はどれか」と尋ねたところ、「企業公式の動画コンテンツ(社内紹介動画、ウェビナー)」が36%で最も支持を集めた。映像ならではの“リアル感”が伝わりやすく、社内の様子や理念などを直接示せる点が評価されていると考えられる。

一方、「専門家や公式担当者による署名付きの記事・コラム」を挙げた回答が31.3%と拮抗しており、専門的な知識や客観的な見解による“信頼性の裏付け”を求める声も根強いようだ。

また、「図で示されたブランドの歴史や実績(年表、成果の一覧)」は23.3%で、客観的データから企業やブランドの歩みを理解したいニーズを反映していると見られる。

最後に、「創業者インタビューや経営者対談を収録した音声コンテンツ」は9.4%と少なめだったが、トップの理念や想いを直接知ることでブランドへの共感を得やすい利点がある。

総じて、直感的に伝わる動画や専門的な記事、実績を示すデータのいずれも一定のニーズがあり、多面的な信頼構築が求められていると言えそうだ。

まとめ 動画・文章・図解・音声を使い分ける多面的な選好

動画コンテンツが「普段最も利用する」「新しい知識を習得しやすい」といったシーンで高い支持を得る一方、専門家や公式担当者による署名付き記事も「購入時の判断材料」や「ブランド・企業への信頼構築」で根強い需要があることが示唆された。

テキスト中心の情報は必要に応じて論理的な理解を深めやすく、動画との使い分けを行う人も少なくない。

さらに、写真や図解といったビジュアル情報は短時間で概要をつかみたいときに有効で、一方で音声コンテンツは“ながら利用”ができる点で今後伸びる余地が考えられる。

また、企業やブランドへの印象を高めるには、動画を活用して“リアルな姿”を示すだけでなく、専門家レビューや歴史・実績を示すデータで信頼性を補強する方法が求められているようだ。加えて、創業者や経営者のインタビューを通じてトップの理念を直接伝えることで、より深い共感を得られる可能性がある。

総合的には、用途や目的によって動画や文章、図解、音声などを組み合わせる“ハイブリッド”な活用が進み、情報の受け手は内容や場面に応じて最適な形式を選ぶ傾向が強まっていると言えそうだ。

<調査概要>
調査日: 2024年12月18日
調査対象地域: 全国
調査機関: Freeasy
調査方法: オンラインアンケート調査
調査人数: 150名
調査対象: 30代の男女

出典元:4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト

構成/こじへい

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