スズキ『フロンクス』
エンジンルーム1.5Lのエンジンとモーターが配されたエンジンルーム。エンジン音を抑えるか、遮音性を高めたりすれば、快適性ももう少しアップしそう。
運転席と各種装備硬い金属素材で磨き上げられた高輝度シルバー塗装のパネルがインテリアのアクセントになっている。モニター画面などは標準装備。
シートスペースシートはブラックとボルドーの配色。前席のみシートヒーターを標準で装備。電動パーキングブレーキやワイヤレス充電も搭載されている。
ラゲージスペースバンパーの開口部は高めだが床は上下2段に分かれており、深さが170mmある。床板は前後で2つ折になる。後席も広め。
【 ココがポイント!】各種モードを選択できる充実の4WD機能4WDモデルにはヒルディセントコントロール、グリップコンロール、スノーモードを選べるスイッチが備わっている。さらにスポーツの走行モードも選べるようになっている。
【 ココがポイント!】燃費性能が高いマイルドハイブリッドハイブリッドモーターは3.1PS/60Nmだが、スタート時のスムーズな動きに役立っている。カタログ上では燃費は17.8km/Lとなっているが、実走行でも13~15km/Lを記録した。
走りや楽しさなら『T-Cross』、コスパや先進装備なら『フロンクス』
フォルクスワーゲン『T-Cross』
爽快感〈19点〉
3気筒1.0Lガソリンターボのトルクはかなりスポーティー。やや高めのドラポジで小気味よく走れば爽快だ。
デザイン〈19点〉
FFの2BOX。2世代目以降の『ゴルフ』のプロポーションを思わせるクリーンでバランスのよいデザイン。
装備の充実度〈18点〉
インフォテインメントからプリクラッシュまで装備は充実しているがパッケージオプションというのが残念。
居住性〈18点〉
前席のスペースは十分。後方視界も死角は少ない。後席は頭上は余裕があるが、足元はやや狭め。
運転性能〈18点〉
コンパクトボディーは見切りもよく、運転していて一体感がある。全高が1550mmを超えているのが日常使いではやや不便。
【評価点数】92点
スズキ『フロンクス』
爽快感〈17点〉
ファミリー向けSUVだからDレンジでのワクワク感はない。ただMモードでパドル操作で走れば楽しい。
デザイン〈19点〉
フロントマスクは個性的。全高を1550mmに抑えた気遣いも高評価。室内色を1パターンにしたのは価格のため。
装備の充実度〈19点〉
イグニッション・オンでモニターにクルマの周囲360度が写し出されるなど予防安全、先進安全技術が充実。
居住性〈18点〉
前後席の空間に不満はない。乗り心地はやや路面のゴツゴツ感やザラつきが伝わってくる。エンジン音も抑えたい。
運転性能〈18点〉
FF、4WDともに運転していてワクワク感は少ないが、実用性の高さを評価し合格点をつけたい。
【評価点数】91点
文/石川真禧照 撮影/望月浩彦
※本記事内に記載されている商品の価格は2024年11月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。