日本ハム時代から数え、足かけ11年にわたり、スポーツニッポンの〝バンキシャ〟として常に大谷翔平選手の間近で取材を続ける柳原直之記者。その柳原さんが目撃した、チームメイトも舌を巻くスーパースター、大谷選手のマル秘エピソード&ルーティンを披露。
スポーツニッポン新聞社
編集局スポーツ部 MLB担当
柳原直之さん
1985年生まれ。関西学院大学卒業後、銀行員を経て2012年にスポーツニッポン新聞社に入社。日本ハム担当を経て18年からMLB担当。
episode 1|2024シーズンのNEWルーティンも活躍の起爆剤に?
ミゲル・ロハス選手もSHO賛 ショーヘイスタイルでホームラン!
打席に入る際、滑り止めのスプレーを空中に噴射、そこにバットのグリップ部をくるくると回して滑り止めを塗布。この直接バットに滑り止めをつけないやり方は、2024シーズンで話題になった大谷選手の「新」ルーティン。「スプレーを直接かけるとベタベタするので、それを避けるため、というのがスタートだと思います。9月くらいからやりはじめて、その理由を聞いたら『滑らないようにやっているだけ』との答えでしたが、願掛けの意味もあるのではと思います。それをまねしたミゲル・ロハス選手は何試合目かにホームランを打ちました」(柳原さん)
episode 2|ギャビン・ラックス選手はチームNo.1のショーヘイ信者
ギャビン・ラックス選手もSHO賛 ショーヘイのトレーニングはスゴすぎ!
大谷選手より3歳年下のギャビン・ラックス選手は、同じ左バッターでも違うタイプの選手だが、大谷選手に心酔。「キャンプ中からずっと『ショーヘイのトレーニングはスゴい!』と連発していました。ウエイトトレーニングの重量、時間、量まで見ていて、打席が終わった後は大谷選手に逐一、意見を求めたりしている。2024シーズンはラックス選手自身、怪我の影響で序盤は不振でしたが、中盤、調子が上がってきた時期もあり、大谷選手に刺激を受けたというか、その効果はあったと思いますね。来シーズン以降はさらに活躍が、期待できるのでは?」(柳原さん)
episode 3|試合中は、ともかく自分の〝仕事〟に超集中
テオスカー・ヘルナンデス選手もSHO賛 あれだけの準備はもはや神!
試合中はベンチで試合を観ているというよりも、自分の打席の準備に全集中するのが大谷選手。「打席が終わったらiPadですぐその打席の振り返りができるようになっているんです。スローモーション映像や、様々な画角で確認できるので、大谷選手はそのチェックに余念がないイメージ。ほかにも投手の癖を見たり、ストップウオッチを持ち込んで相手投手のクイックモーションのタイム測って、(盗塁が)いける・いけないの判断をしたり、裏の打撃練習場で調整して次の打席に向かう。DHだからというのもありますが、ほかの選手とは少し違いますね」(柳原さん)
撮影/田口有史、アフロ 取材・文・編集/原口りう子
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