共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングは、20~60代の「Pontaリサーチ」会員を対象に、「住まいの防犯対策に関する調査」を実施し、その結果を公開した。
防犯対策に掛ける予算は、全体の約3割が「1万円未満」と回答
最近、闇バイトによる強盗事件が相次ぎ、全国的に防犯意識が高まっている。実際、今回、ロイヤリティ マーケティングが実施した「住まいの防犯対策に関する調査」でも、住まいの防犯対策について、全体で7割近くが「強化したいと思う」と回答。特に、一戸建てでは、持ち家・賃貸問わず7割を超えて高いことがわかった。
【調査結果】
■自宅周辺で防犯上の「不安がある」が全体の44.0%
まず、自宅周辺で防犯上の不安を感じたことがあるか質問したところ、「よく感じる」(6.2%)、「たまに感じる」(37.8%)を合わせると全体の44.0%だった。住居形態別で見ると、「【賃貸】一戸建て」では、不安を感じる人が67.7%と最も高い。「【持ち家】一戸建て」では47.4%となり、マンションやアパートよりも、一戸建てにおいて不安を感じる割合が高かった。
また、住まいの防犯対策については、全体で7割近くが「強化したいと思う」と回答。特に、一戸建てでは、持ち家・賃貸問わず7割を超えて高いことがわかった。
↑自宅周辺の防犯上の不安有無(住居形態別)(%) ※住居形態別の項目はn数が30以上のみ抜粋
■防犯対策において重視する点は1位「効果の高さ」、2位「コスト」
次に、住まいの防犯対策を行なう際、最も重視する点について聞いたところ、全体で「効果の高さ」(38.3%)が最も高く、次いで「コスト」(23.4%)となった。性年代別では、男性20代と30代で「コスト」、その他の性年代では「効果の高さ」が最も高かった。また、男性50代と60代は「信頼性」が約3割となり、他の性年代よりも高かった。
防犯対策に掛ける予算については、全体の約3割が「1万円未満」と回答した。各年代を性別で比較すると、男性の方が女性よりも「1万円未満」が低く、「1万円~3万円未満」「3万円~5万円未満」「5万円以上」が高くなっており、費用を掛ける傾向が伺える。
■約半数が防犯対策として「ご近所コミュニケーション」「ご近所との情報交換」に前向き
続いて、防犯のために、日頃から近所の方とコミュニケーションを取るように心掛けているか尋ねたところ、「積極的に心掛けている」(12.8%)、「時々心掛けている」(34.3%)を合わせると47.1%となり、およそ半数近くを占めた。
また、防犯意識を共有するために、近所の方と情報交換をしたいと思うか聞いたところ、「積極的にしたい」(12.2%)、「少ししたい」(42.8%)を合わせ、55.0%が情報交換をしたいと考えていることがわかった。
↑防犯のために、日頃から近所の方とコミュニケーションを取るように心掛けているか
↑防犯意識を共有するために、近所の方と情報交換をしたいと思うか
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年11月8日~11月11日
パネル:「Pontaリサーチ」会員(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしている人)
調査対象:国内在住20~60代の男女
有効回答数:1,000名 ※性年代別に各100サンプル回収
※調査結果は小数点第2位を四捨五入している。
関連情報
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構成/立原尚子