最大9連休となった2024年・2025年の年末年始では、例年より長い休暇により食生活が乱れ、正月太りをしてしまった人も多いのではないだろうか。
そこで、パナソニックは、2024年の年末に、20代~60代の男女800名を対象に正月太りに関する最新意識調査を実施した。
3割以上が3キロ以上の正月太りを経験!正月太りの原因は「食べすぎ」がトップ
正月太りをした経験がある人を対象に「過去に経験した正月太りで、一番体重が増えたときどれくらい増量しましたか?」という質問をしたところ、3キロ以上と回答した人が33.9%いた。
さらに、正月だけで1キロ以上太ったという人を合わせると94.5%となり、正月太り経験者のほとんどが1キロ以上増えてしまっていることが判明。
また「休暇期間が長くなるほど、太りやすくなると思いますか?」と聞いたところ、「かなり思う」「少し思う」と回答した人が合わせて89.6%という結果に。
さらに(2024年12月時点の調査で)「2024年~2025年の年末年始は最大9連休ですが正月太りを懸念していますか?」と聞いたところ、「かなり懸念している」「少し懸念している」と回答した人は72.8%という結果となり、例年以上に正月太りを意識していた人が多いことが明らかとなった。
次に「正月太りをする理由は何だと思いますか?」と聞いたところ、84.9%の人が「食べ過ぎるから」と回答。多くの人が、食べ過ぎによる正月太りを経験していることがわかる。
また、年代別に見ると、男性40代から60代の世代では、「お酒を飲む機会が多いから」が全体の32.3%よりも高い割合で正月太りの理由としてあげられていた。
女性の40代から60代については「生活のリズムが崩れるから」が全体の32.9%よりも高い傾向にあり、男女世代別によって正月太りの原因が異なるようだ。
罪悪感を持ちながらも食べすぎてしまうもの第1位は「お餅」
「正月の体重増加を懸念しながらもつい食べてしまった経験はありますか?」という質問には、「かなりある」「少しある」と回答した人が合わせて93.6%となり、そのうち「罪悪感を持ちながらも年末年始に特に食べ過ぎ・飲みすぎてしまう食べ物は何ですか?」と聞いたところ、「お餅」が61.8%で最多という結果に。
続いて「お菓子」(45.5%)、「おせち料理」(40.3%)という結果となった。正月太りを気にしていてもやはり正月はお餅を食べたくなるようだ。
「正月の体重増加を懸念しながらもつい食べてしまった経験はありますか?」という質問で「かなりある」「少しある」と回答した人を対象に、「年末年始に食べ過ぎてしまう理由は何ですか?」と聞いたところ「お正月ならではのものを食べたいから」と回答した人が56.5%と1番多い結果に。
1年に1度だからこそ、お正月にしか食べられない食事を楽しみたい気持ちがあるのかもしれない。
また「食材が余るのがもったいないから」という回答も19.2%となり、フードロス削減のためのサステナブル志向も明らかとなった。
正月明けにダイエットをしたことがある人は6割以上!その方法は?
「正月明けに一時的にでもダイエットをした経験がありますか?」という質問には、62.4%の人が「かなりある」「少しある」と回答。半数以上の人が正月太りを解消すべくダイエットに励んだ経験があることが分かる。
「正月太りの解消のために、意識することは何ですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「食生活改善」で56.4%の結果となった。
そのうち「どのように食生活を改善しますか?」という質問に対し、「カロリーの少ないものを食べる」と回答した人が56.3%、続いて「お菓子などの間食を控える」と回答した人が43.9%。
「食物繊維が多く含まれているものを食べる」と回答した人が31.5%となり、食事はしっかり摂りながらも、ヘルシーで食物繊維が豊富なものを食べながら正月太りを解消したいという意識がうかがえる。
また「正月太りを解消する食生活改善のために、特によく選ぶ食材は何ですか?」と聞いたところ、「野菜」と答えた人が83.1%と最も多く、続いて「きのこ」(40.8%)、「豆腐」(38.6%)、「鶏肉」(31.7%)という結果となった。
食物繊維が多く、ダイエット食材の代表格といえる、野菜・きのこ類が上位に入り、たんぱく質豊富な豆腐、鶏肉も多くの人に選ばれていることから、脂質を抑えながら正月太りを解消したいことがうかがえる。
そして「正月太りを解消する食生活改善のために、よく選ぶメニューは何ですか?」と聞いたところ、1位が「サラダ」で55.9%と半数以上の人が選ぶという結果に。次いで2位が「スープ」で34.1%という結果となった。
様々な食材を使用できるサラダや、温まりながらたくさんの野菜を食べることができるスープが上位に入っており、普段の食事にも気軽に取り入れられるもので正月太りを解消したいという傾向が見える。
調査概要
エリア:全国
調査対象:20代~60代 男女 計800人
調査期間:2024年12月12日~12月13日
調査方法:インターネット調査
調査会社:楽天インサイト株式会社
引用元:パナソニック調べ
関連情報
https://panasonic.jp/cook/products/NF-AC1000.html
構成/Ara
今年こそやせたい人必読!人気トレーナーが提唱するポジティブなダイエット理論「ラクやせメソッド」
「2か月後の減量より1年後の健康」を掲げ、心身の健康を重視した前向きでポジティブなダイエットを提案する〝ダイエットコーチ〟計太さん。パーソナルトレーニングジムを経営してトレーニング指導を行なう一方、YouTubeをはじめとするSNSでも積極的にダイエット情報を発信。そうした活動を通して、多くのダイエッターと接する中で気づいたのが、多くの「ダイエット迷子」の存在でした。
あらゆるダイエットにチャレンジしながらもなかなか成功できずに挫折しまう人、成果をあげられない自分を責めて精神的に不安定になってしまう人、がんばって目標体重まで落としたものの、無理なダイエットの反動でリバウンドしまう人、さらには無理をしすぎたあまり、体調をくずしてしまったり、摂食障害など別の疾患を患うことになった人……。
そんな様々な悩みを抱えた「ダイエット迷子」たちを救うべく彼がいきついたのが、「2か月後の減量より1年後の健康」。〝体重減〟を目指す減量ではなく〝体調の良さ〟にフォーカスして取り組む、真の意味でのダイエットです。何より「健康」をベースにおいた上で、無理なく続けられる知識と方法、正しい考えかたを身につけて実践すれば、過度な取り組みをしなくとも「ラクやせ」できる、というわけです。そんな計太さん式「ラクやせ」メソッドをまとめた初の著書が人気だ。がんばりすぎのダイエット迷子たちを勇気づけるバブルとして話題のこの本について、著者の計太さんに話を聞いた。
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ダイエットコーチ・パーソナルトレーナー・計太(けいた)さん
1989年、奈良県生まれ。大阪教育大学スポーツ科卒、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。専門は運動生理学。高校、大学はバスケの国体選手。「2か月後の減量より1年後の健康」を掲げ、痩身目的だけでなく心身の健康を重視した前向きでポジティブなダイエットを提案。論文の科学的データに自身の経験を組み合わせた、理論的かつ実践的なトレーニング&ダイエット情報を日々発信している。2018年より経営するパーソナルトレーニングジム「ボクノジム」は、現在白金高輪、中野、秋葉原の都内3店舗と奈良の計4店舗に加え、オンラインジムも展開中。
−−ダイエットといっても本当に色々なダイエットがありますが、計太さん流のダイエット法って、ほかのダイエットとどう違うのですか?
計太 僕が目指しているのは、基礎というか、王道で、間違いのない、多くの人にとって健康リスクがないダイエット。「●●をするだけでやせる」とか「●●日だけでやせる」といった気をてらったというか、トリッキーなダイエット法ではない、とてもシンプルで当たり前の方法です。結局のところ、確実に成果を求めるなら、摂取カロリーを消費カロリーより減らすしかない。でも、それがなかなかできないのはなぜなのか。どこに問題があるのか。そして、どういう食生活、運動をすればやせられるのか、そんな僕の頭の中、考え方、メンタルの部分までしっかりこの一冊に詰め込みました!
−−この本を制作する上で特にこだわったことや本の特徴について教えてください。
計太 一般的なダイエット本って、ハウツー写真で構成されるものが多いと思うのですが、今回はご覧の通り、完全な読み物。「読むダイエット本」的な形にしたいと思って作ったので、簡単なストレッチの方法などの写真は入れていますが、基本的には、ほぼ文字!(笑)
とはいえ、気軽に読んでいただけるように、一問一答式のQ&Aスタイルにしています。ひとつの質問に対し、見開き2ページ、もしくは4ページで簡潔に答えているので、読みやすのではと思います。
−−気になる項目から読めますよね。何かおすすめの読み方というのはありますか?
計太 冒頭で僕のダイエット指導の考え方や向き合い方をまとめているので、まずはそこから読んでいただくと、初めての方でもわかってもらいやすいのかなと思います。その後にダイエットを進める上での大まかな道筋を表した「ロードマップ」のページがあるので、こちらもぜひ参考にしていただきたいですね。
あとは、ダイエットを進める上で、あたりある程度知ってほしい知識をおおよそ順番に並べていて、読み進めていくうちに、ダイエットのノウハウが自然と形作られるようにイメージして作っているので、頭から読んでいただくとより理解を深めていただけるのかなと思います。とはいえ、どこから読んでいただいてもいい内容なので、自由に読んでいただけたら!
−−確かに変わりやすいですよね。サクッと読めました。
計太 読者の方からも、「あっという間に読めた」と言っていただいていますし、日々忙しいビジネスパーソンの方なら、通勤電車の中や隙間時間などで、気になるテーマだけ読んでいただくのもおすすめです。一問一答方式なので、どこから読んでも違和感なく読んでいただけるのではと。また一度読み終わった後でも、都度何か知りたいことや悩みが出てきたら、その部分を開いて読み返していただく。そんな使いかたをしていただければうれしいですね。
ダイエットの失敗ループから抜け出すヒントが満載!
−−「やせるにはやっぱり筋トレが必要ですか」とか「食事を減らしているのにやせないのはなぜですか」、「糖質制限と脂質制限、やせやすいのはどちらですか」など気になるトピックも多かったと思います。
計太 テーマは、僕が多くのダイエッターさんからよく聞かれる抱える悩みや疑問を中心に選びました。「ぽっちゃり体型をなんとかしたい」とか「ぽっこりお腹を解消したい」というような、わりと抽象的なQもありますが、意外に多い質問なんです。
−−制作にあたって、苦労したことは何かありますか。
計太 すでに僕の頭の中にあったものをアウトプットするだけなので、その点はわりとスムーズに進められたかなと。文章を書くのも嫌いじゃないですし。ただ、短い文章量で簡潔にまとめるというのは、少し苦労したところかもしれません。書きたいことはたくさんあるんですけど、読みやすさを第一に考えて、極力短い文書の中でわかりやすく解説しようと意識したので。とはいえ、どのダイエット本よりも情報量は多いつもりです!
あと、本のタイトルは出版社さんから提案されたものですが、最初、僕のダイエット理論からすると違和感があって。以前から僕のダイエットを知ってくれている方に、ファーストインプレッションで誤解されないかなという気持ちは正直ありました。でも、そこは前書きを読んでいただいて、さらに一冊通して読んでいただければわかってもらえると思います。
−−ダイムの読者世代というと、30代40代、いわゆる中年といわれる方も多いんです。体質や体型が変わってきたり、お腹周りが気になってくる年頃だと思うんですが、そんな方たちに向けて何かアドバイスはありますか。
計太 実は原因が明確な太り方って、対処しやすいんです。例えばお正月太りって、原因が明らかじゃないですか。休みが多くて夜更かししがちで、そうすると睡眠のリズムがくずれる。さらに長い休みの後って生活のペースが掴みきれずにダラダラしたり、運動頻度が減るわけですよね。日頃食事に気を遣って自炊としている人もモチベーションも下がって、食生活が乱れてしまう……。太る原因はここにあります。この場合は、生活をきちっと元に戻せばいい。それだけです。
ただ確かに冬ってモチベーション下がるんですよ。そういうものなんです。ですから、そうした「太った原因」を踏まえた上でいかに生活を切り替えられるかがカギ。本にも書いているんですけど、運動の習慣をどれだけ生活になじませるかが、すごく大事なんです。日本でも運動習慣がある人って3割ぐらいって言われていて、それ以外の人、つまり7割の人は運動習慣がない。そこを習慣化させるためのアドバイスも本に書いているので、参考にしていただきたいですね。
−−確かに運動習慣を身につけるって、大事ですよね。とはいえ、一歩踏み出さないと変わらないし、運動もせずに、いきなり食事制限して失敗、なんてこと結構ありますよね。
計太 それって、「運動しなくても食事を減らしたら、やせた」という過去の成功体験があるからなんです。確かに皆さん、若い頃はきっとそうだったと思うんです。でも30代40代になるとそうはいかない。代謝は下がるし、腸も老いるって当たり前のこと。だから努力しなきゃいけない。運動は必須。ここから逃げないように、しっかり運動習慣を身につけてほしいですね。そしてそのきっかけのひとつとして、この本を活用していただければうれしいです!