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「恋愛」と「夢」今年の新成人はどちらを優先する?

2025.01.11

1月13日は成人の日。今年の新成人たちはどのような恋愛観を持っているのだろうか。

「Pairs(ペアーズ)」を運営するエウレカは、金銭感覚や家族観などプロフィールに書きにくい本音の条件や価値観でマッチングできる機能「本音マッチ」を使うペアーズユーザーが選んだ回答結果を、年齢・男女別に集計し、「成人の日」に向けて発表した。

また、愛情やお金(経済)を切り口として、恋愛や結婚をはじめとした家族社会学を専門とする中央大学・山田昌弘教授に、「本音マッチ」の回答結果を社会学の学術的背景を交えて考察も合わせてお伝えしよう。

「財布は別々」「人生に子供がいなくても楽しい」!ペアーズ「本音マッチ」の回答からみえた新成人の恋愛の本音

新成人の女性は、夢や達成したいことがあったら「やりたいことを優先」する現実的な恋愛関係を求める回答、人生には子供が「いなくても楽しい」と回答し、全世代・男女別でそれぞれ1位に。

お金の使い方で「お財布は別々」と回答した新成人の女性が82.1%で男性を上回ったほか、女性間比較でも2位に9.1%差の結果に。一方で日常的に、ランチに1000円以上払う価値観は世代間に大きな差が見られなかった。

新成人の男性は、恋愛の優先順位が仕事よりも最も高く71.3%。男性は全世代で女性よりも恋愛を優先している。

またカップル間の趣味の共有について「できるだけ共有したい」という回答では、新成人の男女が全世代・男女別で1位(男性:89.6%)、2位(女性:84.6%)に。

「お互いの友人との関係は…」の質問で「ふたりの時間と、友達の時間は分けたい」との回答割合が、新成人の男女が全世代・男女別で1位(男性:66.8%)、2位(女性:60.9%)「お互いの両親や家族とは…」の質問では友人関係と逆の回答結果となった。

調査概要
集計対象:ペアーズ「本音マッチ」を利用したユーザーの回答データを集計
集計期間:2024年4⽉25⽇~12⽉10⽇

■社会学者・山田昌弘教授が考察する「新成人の恋愛における本音」

令和に社会人をスタートさせる新成人の興味深い「本音マッチ」の集計データでした。マッチングアプリを利用している新成人は、恋愛においても「自分らしさ」を重視し、相手の自分らしさも尊重し、恋愛するならお互いに無理しない範囲で付き合いたいという傾向がうかがえます。

今回のような年代別の回答傾向については、少し注意するポイントがあります。年齢によってマッチングアプリの利用目的が異なり、年齢を重ねた回答者はマッチした相手との結婚を意識する点です。

例えば子育てしている友人が増えれば、子どもが欲しいと思う人も増えます。出産年齢を意識すれば、ある程度妥協もやむを得ないと考える人も増えるでしょう。

一方で新成人をはじめとした若年層は「結婚や子育ては先のことだから」と考えて、付き合う相手をある程度選ぶ行動を取ります。

このような背景から、ペアーズを利用する新成人が「恋愛よりも、お互いにやりたいことを優先したい」と回答する人が多い結果となった点は理解できます。

自分は妥協できないし、相手に無理させたくない。お互いにやりたいことをしながら、付き合いが長続きして結婚にいたれば、そんな素晴らしいことはありません。

さらにカップルや夫婦間でお財布を同じにしたいか、別々にしたいかという回答については、結婚生活を始める際に大きな問題になります。今でも日本において半数は妻が夫の収入を管理し、夫はお小遣いをもらうというスタイルです。

一方の欧米では、夫婦とも経済的自立が当然と見なされ、一般的に財布は別々です。財布を一つにしたい30代女性が多いわけは、交際時はともかくとして結婚後に財布が別々だと女性は損する場合が多く、浮気や無駄遣いを防止して貯金する目的もある一方で、男性は真逆の理由から“財布は別々”を望むことになります。

新成人の女性に“別々派”が多いのは、まだ結婚を意識していない世代だから、あるいは欧米のように「自分で稼ぐから、男性に期待しない」という自立を意識している人が多いのか…。彼女らが数年後に結婚を意識する時期の回答結果も楽しみです。

もう一点、年代別にカップル間の相手の友人の付き合いと、家族の付き合いが逆の傾向になっている点は非常に興味深い結果です。これは、「ライバル」は誰か、ということに関係しています。

若いうちは、異性の友人はライバルです。つきあっていても、いつ乗り換えられるかわからない。だから、新成人は二人きりの時間を大切にしたいという人が増えるのでしょう。逆に結婚を意識すると、ライバルになるのは相手の親です。

マザコンが多いと言われている日本では、男性は親を優先しがちです。結婚後、男性の母親がいちいち家族のことに口を出してくるのだけは避けたい。

だから女性は年齢を重ねると、相手がマザコンであるかを見極めようとして、「距離を置きたい」という回答が増えているのです。

関連情報
https://www.pairs.lv/

構成/Ara

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