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新成人で交際経験がある人の割合は50%強、過去10年で最低の水準に

2025.01.12

2025年1月13日に開催される成人式。今年も全国各地で数多くの新成人たちが大人としての門出を祝福されるわけだが、イマドキの新成人はどんな恋愛観、結婚観を持っているのだろうか?

オーネットはこのほど、2025年に成人式を迎える新成人410人(男性:170人、女性:240人)に対して、「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。

新成人の<恋愛>意識に関する調査結果

■「交際経験あり」の回答割合が53.7%で過去10回の調査の中で最も低い結果に

「あなたはこれまでに交際した経験がありますか?」という設問に対して、全体で53.7%から「経験がある」と回答があり、男性が53.5%、女性が53.8%と男女ほぼ同割合となった。男女別でみると、男性は前年の53.1%⇒53.5%とほぼ横ばいである一方で、女性は70.2%⇒53.8%と前年を16%程度下回る結果となっており、女性の割合が前年より大きく減少したことが全体割合の減少に影響している状況となった。

今回の調査を含め過去10回の調査結果のうち、2021年に「交際経験あり」の全体割合が56.3%と低水準となったが、今回はそれをさらに下回る53.7%となった。

2020年のコロナ禍の影響で2021年は一時的に女性の「交際経験がある」割合が下降したが、翌年の2022年から2024年にかけて順調に女性の「交際経験がある」の割合が増加となった。また、男性も2022年から2023年までは増加傾向となり2024年に一旦減少となり、2025年も同水準で推移という状況になる。

今回成人式を迎える新成人の男女が高校に入学する15歳、16歳が、ちょうどコロナ禍と重なる時期であり、異性への意識の高まりや交際が活発になる時期の交際機会の大幅な減少が、前年調査の男性の減少を含め、今回の調査結果にもあらわれたことが推測できる。

■「交際している」割合は全体で27.8%、前年29.4%より若干の減少という結果

「現在交際している異性がいますか?」という質問に対して、全体で27.8%、男性29.4%、女性26.7%という回答割合となった。コロナ禍以降2023年に全体で34.5%と「交際相手がいる」割合が大きく増加したのち、2024年には29.4%、2025年には27.8%と、2年連続で減少傾向となった。

男女別にみると、男性は2024年に前年33.3%から25.2%へと大きく減少したが、2025年は29.4%へと増加に転じており、交際に積極的になっている状況が推測された。一方、女性は今回の結果でも前年同様に減少傾向が継続していた。

この男女間の前年対比の状況については、前の設問の回答結果の推測と同様に、コロナ禍の影響から一定期間に交際に発展する機会が少なかったことで、その時期からの継続した交際相手がいる割合が減少している結果、「現在交際相手がいる」の回答割合に影響していると推測できる。

■交際相手と知り合ったのは「大学(専門学校)、大学院など」全体26.3%で最多の結果に

交際している相手がいると回答した114人に、「交際している相手とどうやって知り合いましたか?」にと質問をした。

最も回答が多かった選択肢は「大学(専門学校)、大学院など」で、全体で26.3%、男性26.0%、女性26.6%で男女ほぼ同割合となった。次いで多かった選択肢は、「幼稚園~高校時代」で、全体で24.6%、男性32.0%、女性18.8%という結果で、男性のほうが女性より13.2%回答割合が多かった。

3番目に多かったのは、2つの選択肢が同じ割合となった。まずは「アルバイト先」で、全体で9.6%、男性10.0%、女性9.4%で、そして「マッチングアプリ」が全体で9.6%、男性6.0%、女性12.5%という結果になった。「アルバイト先」と回答した男女割合がほぼ同率だった一方で、「マッチングアプリ」の男女の回答割合は、女性が男性の2倍という結果だった。

5番目に多かった回答は「SNS(インスタグラムなど)」で、全体で7.9%、男性2.0%、女性12.5%となり、この回答割合も男性より女性が10ポイント以上高い結果となった。6番目が「友達からの紹介」(全体:7.0%)、同じく「学外(サークル・趣味など)」(全体:7.0%)となり、8番目以降は「合コンやパーティー」(全体:5.3%)、「職場や仕事関係」(全体:1.8%)と続いた。

■「今後交際を積極的にしたい」割合が過去10回の調査で最も高い割合(全体:51.7%)

今後「異性と交際を積極的にしたいですか?」という質問に対しては、全体で51.7%、男性55.3%、女性49.2%という結果で、今回を含め過去10回の調査で最も多い回答割合となった。男女別でみると男性が55.3%で過去10回の調査で最も高い回答割合となり、また、女性の回答割合も前年の41.4%から49.2%に大きく増加する結果となった。

「異性と積極的に交際したい」の設問への回答については、2017年以降、男性より女性のほうが高い傾向で推移していた状況から、コロナ禍以降の2021年を境に、男性のほうが高い傾向となり、2025年はさらにその傾向が顕著になっていることが伺える結果となった。

要因の一つとして前述の設問「交際した経験あり」、「現在交際している異性がいる」の割合が減少した理由として推測したように、今年の新成人はコロナ禍による異性との出会いや交際の機会が多くある一定期間を損失した経験から、これからの異性との出会いや交際に対して期待感をもっていることが回答結果からうかがえる。

新成人の<結婚>意識に関する調査結果

■「早く結婚したい、いずれは結婚したい」の割合が73.2%で最低水準に

この設問では「あなたは将来結婚をしたいですか?」と結婚に対する意向について質問した。最も多かった回答は「いずれは結婚したい」で、全体で51.5%、男性56.5%、女性47.9%という結果となった。続いて多かったのは、「早く結婚をしたい」という回答で、全体で21.7%、男性17.1%、女性25.0%という結果となった。

3番目に多かったのは「結婚するつもりはない」という回答で、全体で18.5%、男性が17.6%、女性が19.2%という結果で、男女の約2割は結婚する意向がないということがわかった。そして4番目の回答は、「できれば結婚したくない(が、いずれはするだろう)」という回答で、全体で8.3%、男性8.8%、女性7.9%という結果となった。

この設問への回答で「結婚するつもりはない」(全体18.5%)、または「できれば結婚したくない(が、いずれはするだろう)」(全体8.3%)と選択した全体26.8%を除く73.2%の新成人が「結婚したい」という回答割合となるが、この新成人の結婚意向を、1996年から調査した結果の推移が以下のグラフとなる。

新成人となった男女の「結婚したい」という回答割合の経年の動向をみると、概ね1996年から2001年にかけては、85%~90%の回答割合の幅で推移していたものが、2002年以降は75%~85%の回答割合の幅で推移している状況であることがわかる。

2016年以降はその回答幅の下限値が75%を下回る傾向にあり、また上限値も2018年の83.8%を除き70%台後半での推移となってきている状況となる。これらのことから「新成人の結婚したい」という考えそのものが、少しずつ低下してきている傾向がこの経年調査の結果推移からも読み取れる結果となった。

■結婚したい3大理由は「好きな人と一緒にいたい」「家族がいると幸せ」「子供が欲しい」

「早く結婚したいと思う」「いずれは結婚したい」を選択した男女に、回答を選択した理由について該当するものを3つまで選択してもらうかたちで質問した。

最も回答ボリュームが多かった選択肢は「好きな人と一緒にいたい」で、全体で52.0%(男性:52.0%、女性:52.0%)の回答ボリュームとなり男女で全く同じ数値となった。次に回答ボリュームのあった選択肢は「家族がいると幸せだと思う」で、全体で44.7%(男性:45.6%、女性:44.0%)だった。

3番目に多かった選択肢は、「子供がほしい」で、全体で31.3%(男性:31.2%、女性:31.4%)となった。ここまでの上位3つの選択肢については、男女の回答ボリュームがほぼ同じ割合となり、新成人の男女に共通した結婚したい主な理由であることがわかった。

4番目以降の回答結果は、「親を安心させたい」が全体で22.0%、「経済的、精神的に安定したい」が全体で20.3%と続きその他は「自立したい」、「当たり前だから」、「専業主婦(主夫)として家庭をもつ」、「特になし/その他」となった。

■結婚を希望する年齢は全体では「25歳」~「28歳」が最多ボリューム

この設問では「早く結婚したいと思う」「いずれは結婚したい」という回答した人に、「何歳で結婚したいですか?」と質問した。

最も回答として多かった選択肢は「わからない/特にない」で、全体で19.0%、男性17.6%、女性20.0%だった。次の回答からは、具体的に希望年齢を回答した結果となる。まず最も多かった年齢は「25歳」で、全体で15.7%(男性12.8%、女性:17.7%)となった。

続いて多かった年齢は「26歳」で、全体で12.7%(男性:11.2%、女性13.7%)となった。3番目に多かった年齢は、「28歳」で、全体で10.0%(男性:14.4%、女性:6.9%)となった。4番目が「27歳」で全体9.0%(男性:11.2%、女性7.4%)、以下は「23歳」、「24歳」、「30歳」、「22歳」、「21歳」、「29歳」、そして「31歳以上」という結果となった。

■新成人の全体で64.7%は「結婚したら子供が欲しい」と考えているという結果

この設問では「早く結婚したいと思う」「いずれは結婚したい」と回答した人に、「結婚したら子供が欲しいですか?」と質問した。

「欲しい」と選択した割合は、全体で64.7%、男性64.3%、女性64.9%という結果となった。一方、「わからない」と選択した割合は、全体で22.5%、男性25.7%、女性20.1%となり、「欲しくない」という回答の、全体で12.9%、男性10.0%、女性14.9%を上回った。

この調査結果で「わからない」という回答割合が20%以上となったことから、成人式を迎える段階において将来の自身の結婚、さらには子供についてまだ明確に考えられていない男女が一定数いることがうかがえた。

「将来子供が欲しいですか?」という質問への回答は1996年の93%をピークにその後は下降の一途をたどり、経年推移の概要としては2015年頃より65%前後で推移する状況となる。しかし、2024年に前年の64.1%から一時的に58.9%と過去最低の割合に下降したのち、今回の2025年調査で64.7%に回復していた。

■結婚相手に求める条件は男女ともに「価値観が合うこと」が全体で74.7%で最多

最後の設問では「早く結婚したいと思う」「いずれは結婚したい」と回答した人に、「結婚相手に求める条件は何ですか?」と質問した。

最も回答割合としてボリュームがあった選択肢は「価値観があうこと」で、全体で74.7%、男性77.6%、女性72.6%となり、男女ともに高い回答割合となった。また、この回答割合は男女ともに2番目以降の選択肢への回答割合を大きく引き離す結果となった。

2番目は「趣味が合うこと」で、全体34.3%、男性38.4%、女性31.4%となった。3番目は「顔や容姿が好みかどうか」で、全体30.7%、男性26.4%、女性33.7%という結果となった。4番目に回答ボリュームがあった選択肢は「年収」で、全体29.3%、男性18.4%、女性37.1%となり、女性の回答ボリュームが男性の2倍という結果となった。5番目は「年齢」で、全体で23.7%、男性27.2%、女性21.1%で、6番目以降は、「家事ができること」、「職業」、「住んでいる場所」「特にない/わからない」「学歴」「その他」と続いた。

<調査概要>
調査名:2025年「新成人」の恋愛・結婚に関する意識調査
調査地域:全国
調査対象: 2025年に成人式を迎える2004年4月2日~2005年4月1日生まれの男女
調査方法:インターネットを利⽤したクローズ調査
調査日:2024年11月27日(水) ~ 12月4日(水)
調査主体:株式会社オーネット
回答数 :全体 410人 (男性:170人、女性:240人)

出典:結婚相手紹介サービス「オーネット」調査

構成/こじへい

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