備えあれば憂いなし!車内に用意すべきアイテム
1. ミネラルウォーターボトル
車内にいなければならず、短時間での救援も期待できないときに、まずは命の水である。500mlのペットボトルを積めるだけ積んでおきたい。
2.携帯トイレ
道路上でストップしてしまった場合に困るのが、トイレ車内で済ませる方法としては100均でも売っている非常用トイレがあるが、問題は外からの視線。男性ならともかく、女性は落ち着いて車内でトイレなどできないかもしれない。そこで非常用トイレとともに用意しておきたいのが、これもまた100均で手に入る保温アルミポンチョ。これを被って用を済ませられる。防寒、雪よけにもなり、一石二鳥の必須アイテムである。
3.毛布
ガソリン車でもいつまでもエンジンをかけて暖房を効かすわけにはいかない。そこで不可欠なのが、乗員各自がダウンジャケットを持っているのを前提として、ダウンジャケットでカバーできない膝や足元を暖めるための膝掛け、毛布があるといい。毛布は仮眠時にも有効だ。さらにホカロンに代表される携帯カイロも必需品と言える。毛布のような靴下なんていう足元を暖めてくれる靴下もあると万全だろう。
4. 食料
雪の中でクルマがストップし、車内で時間を過ごすことになってしまった場合、水とともに必要なのが食料。といってもご飯類ではなく、スナック菓子やチョコレートなどでもあるとないのとでは大違い。
5. 防寒アルミシート
雪の中、クルマが止まっているとドア周りなどから冷気が車内に入ってくる。そこで100均でも手に入るアルミシートを数枚用意し、ドア下部などに貼り付けておくと、車外からの冷気をシャットアウトできる(完全にはいかないが)。
6. 手袋
雪国へのドライブでは、ダウンジャケットとともに手袋持参がマストだが、手袋を忘れ、冷蔵庫の中のような車内にいると、手がかじかみ、思うようにいかなくなる。できれば、そのままハンドルを握れる、革製などの滑りにくい素材の手袋を持っていると安心だ。
7.ガソリン満タンの心がけ
ガソリン車やHV、PHEV車はガソリン満タンを心がける。長時間、雪に埋もれてアイドリングしていると、当然、ガソリンを消費する。
8.車内コンセント
HVやPHEVなどのクルマでAC100V/1500Wコンセントが付いているなら最強だ。車内で湯沸かしポットなどが使え、体を暖めることができる。暖かい飲み物だけでなく、カップラーメンだって作ることができるのである。さらに蓄熱式湯たんぽの充電も可能になる。
9.スマホの充電ケーブルとモバイルバッテリー
雪の中でストップするということは、間違いなく災害に直面している。情報収集、連絡のためのスマートフォンの充電が行える充電ケーブル、そしてモバイルバッテリーも必須と言える。
10. 長靴とスコップ
万一、クルマがスタックしてしまったときのために、車外で作業するための手袋はもちろん、長靴と雪かき用の、小さいスコップもあると助かる。
11.LEDランタン
夜に備えて電池とUSB充電の2通りの電源供給ができればなおよし。
一酸化炭素中毒にも要注意!
ところで、大雪の中、立ち往生してしまった際、窓を閉め、エンジンをかけっぱなしにしていると、一酸化炭素中毒になってしまうことがあるから要注意。やむなくエンジンをかけたままにする場合は、こまめにマフラーの周りの雪を除雪する必要がある。それでも、一説によると、エンジンをかけっぱなしで雪の中で立ち往生した場合、1時間で一酸化炭素中毒になると言われる。一酸化炭素は無臭で無色透明であり、目に染みるなどの刺激もないため、気づきにくいから怖い。最悪、失神、命を落とすこともあるのだ。よって、先に紹介した、車内で暖を取れるひざ掛け、毛布、携帯カイロなどのアイテムの用意が不可欠。
さらに、そうした最悪の状況を招かないためにも、ドライブ前の天気予報、積雪情報の収集も怠らないでいただきたい。楽しみにしていた冬のドライブ計画だが、天候によっては君子危うきに近寄らずで、中止の決断も必要だろう。万一、立ち往生したときのために、JAFや自動車保険のロードサービス、道路緊急ダイヤル「#9910」の連絡先もチェックしておきたい。