2024年、5大共通ポイントで合計40万9,151ポイントを獲得した筆者は、ありとあらゆる方法でポイントを獲得するようにしていて、その中のひとつに銀行や証券会社での「ポイ活」もありました。2025年も継続して取り組む「ポイ活」を紹介します。
※株価は1月7日時点
年間40万ポイント獲得した「ポイ活の達人」は“銀行・証券会社のポイント”をうまく貯める
1.(三井住友銀行・Olive)毎月3万円を振り込んでVポイントをもらう……年間2,400ポイント
三井住友銀行のOlive(オリーブ)では、給与受取口座をOliveにするとVポイントを毎月200ポイント、年間2,400ポイント受け取れる「給与受取特典」があり、筆者も実践しています。
これは、Oliveの4つの特典の1つです。
・4つの特典のうち「給与・年金受取特典」を選ぶ
・2ヵ月連続で毎月3万円以上をOliveの口座で受取
この2つの条件をクリアすれば毎月200ポイントがもらえます。
この特典は、給与や年金の受取だけでなく、「他行の自分の口座や家族からの振込」も対象なので、家計用の口座に家族から振り込んでもらう場合や、仕送りの受け取りをする場合も対象になります。
これを毎月、手動で振込してもよいですが、振込を忘れてしまうと“2ヵ月連続の条件に当てはまらなくなる危険もあります。そこで、筆者は定額自動入金にして、毎月、自動でポイ活できる状態に。払い出し口座に3万円の残高があるのは確認しておきたいところです。
もし、2025年1月に設定開始すれば、初月はもらえないので年間では2,200ポイントがもらえることになります。
2.(auじぶん銀行)残高や取引に応じて15倍のPontaポイントを獲得……年間2,340ポイント
auじぶん銀行では、ステージを上げ、毎月、Pontaポイントがたまる取引をすることで、毎月195ポイント、年間2,340ポイントを貯めています。※筆者実績
具体的には、定額自動入金サービス利用やスマホ決済へのチャージ、口座振替の利用、auマネーコネクト設定、外貨預金残高を10万円以上にして、auじぶん銀行で「プレミアム」のステージを保持し、ポイントがもらえる口座振替や積立投資などを無理のない範囲でするだけです。
そのうち、かなりポイントの多くを占めているのがスマホ決済の残高チャージで、毎月ポイントがもらえる満額分をチャージ。auじぶん銀行からPayPayへ10万円チャージをして毎月150Pontaポイント、年間1,800Pontaポイントをもらっています。チャージしたPayPayは、使い切れなければPayPay銀行へ手数料無料で送金ができます。つまり、auじぶん銀行からPayPayの口座にチャージして「お金を移す」だけでもポイントがもらえるわけです。
3.(楽天証券)投資信託を「クレカ積立」する……年間9,000ポイント
筆者は楽天証券で「クレカ積立」を実践し、年間9,000ポイントを獲得しています。
「クレカ積立」とは指定されたクレジットカードを積立購入に使うことで積立額に応じた楽天ポイントか楽天証券ポイントがもらえるものです。
筆者は毎月10万円を楽天ゴールドカードで積立し、1ヵ月あたり750ポイント、年間で9,000ポイントを獲得。投資信託の一部は2024年中に利確したタイミングもありましたが、「クレカ積立」で楽天ポイントがもらえ、そればかりか、売りたいタイミングには評価額が増えていました。そのため、「クレカ積立」で増やしておき、必要な時には取り崩せば上手に運用できるのだと改めて思いました。
楽天証券以外にも「クレカ積立」できる証券会社は多く、SBI証券、auカブコム証券、マネックス証券、大和コネクト証券などもあります。
それぞれの証券会社では投信残高ポイントプログラムがあり、対象ファンドを保有すると残高によって毎月ポイントが貯まるプログラムも実施しています。「クレカ積立」とは別で投信残高によってポイントが貯まるので、投資信託を買って持っているだけで、自然とポイントが貯まっていきます。
おまけ:株主優待でポイントがもらえる銘柄を保有する
このほか、筆者は、株主優待でポイントがもらえる銘柄も着実に増やしています。
例えば、デジタルギフトが株主優待のポート(7047)は2024年8月に新設を発表した企業です。人材支援サービスを行う会社で、3月権利のためには12月末の株主名簿に記載され、基準日に100株以上保有している必要があります。株主優待は100株で5,000円分のデジタルギフト。権利は3月、9月の年2回なので年間1万円分がもらえます。
また、ユニプレス(5949)は自動車用プレスメーカーで、株主優待の権利は3月。100株は1年以上で1,000ポイントと1年以上の保有が必須ですが、300株保有であれば1年未満1,000ポイントが初年度からもらえ、デジタルギフトとしてPayPayポイントが選べました。※2024年3月の実績
銘柄を増やすほど株主優待で「もらえるポイント」が増え、株主優待内容の変更がない限りは定期的にポイントが獲得できます。いわば、「ポイント製造機」として株主優待がうまく機能するわけです。
文/谷口久美子