旧車に特化した買取サービス「旧車王」を運営するカレント自動車は、旧車に興味のある158人を対象に、人気の平成スポーツカーに関するアンケートを実施。結果をグラフにまとめて発表した。
同社によれば、近年は平成(1990年代〜2000年代初頭頃)に販売されたスポーツカーへのリバイバル需要が高まっているという。
平成スポーツカーで最も支持されたのは「日産スカイラインGT-R」
1位:日産 スカイラインGT-R(R32、R33、R34) 30票
2位:ホンダ NSX(初代) 23票
3位:マツダ RX-7(FC3S、FD3S) 22票
4位:トヨタ スープラ(A70、A80) 14票
5位:日産 シルビア(S13、S14、S15) 10票
旧車オーナーに平成の人気スポーツカーで最も好きな車種を聞いてみたところ、個性的なラインアップとなった。
日産スカイライン GT-R33
1位の日産スカイラインGT-R(R32、R33、R34)は、その圧倒的な走行性能と、特に四輪駆動システム「ATTESA-ETS」とRB26が多くのファンを魅了。
モータースポーツでも大活躍して国内外で不動の地位を築いた。
ホンダ NSX
2位のホンダNSX(初代)は、日本が誇るスーパーカーの一つ。世界初オールアルミボディを採用した軽量設計や、F1技術を応用した高回転型V6エンジンが話題を集めた。
3位のマツダRX-7(FC3S、FD3S)は、ロータリーエンジンを搭載した軽量なスポーツカー。特にFD3Sはその美しい曲線的なデザインが特徴で、映画やゲームにも多く登場し、広く知られている。
4位にランクインしたトヨタスープラ(A70、A80)は、直列6気筒ターボエンジンを搭載しており、安定感のある走行性能を実現。A80型は特に世界的に人気で、チューニングのベース車両としても知られる。
5位の日産シルビア(S13、S14、S15)は、手頃な価格と軽快な走りで若者に人気のクルマ。FR(後輪駆動)ならではのドリフト性能も高く評価され、多くのカーレースやドリフト文化に大きな影響を与えた。
これらの車種は、当時の日本の技術力を象徴していると言えるだけに、今でも世界中で愛され続けている。それぞれが異なる魅力を持ちながら、日本車の多様性と実力を象徴する顔ぶれとなった。
平成スポーツカーの魅力は美しいデザインと特徴的なスタイリング
1位:デザインの美しさと特徴的なスタイリング 33.8%
2位:エンジン性能 24.0%
3位:ハンドリング性能 18.5%
Q1で選んだ平成スポーツカーの最も魅力に感じる点について聞いてみると、総合的に最も多かった回答は「デザインの美しさと特徴的なスタイリング」33.8%、次いで「エンジン性能」24.0%、3位が「ハンドリング性能」18.5%という結果になった。
Q1で1位の日産スカイラインGT-R(R32、R33、R34)を選んだ理由として最も多かったのは「エンジン性能」、2位のホンダNSX(初代)は「デザインの美しさと特徴的なスタイリング」、3位のマツダRX-7(FC3S、FD3S)は「デザインの美しさと特徴的なスタイリング」だった。
■調査結果まとめ
今回の調査では、「平成のスポーツカーで最も好きな車種」を聞いたところ、1位は日産スカイラインGT-R(R32、R33、R34)だった。特に旧車オーナーからはGT-Rのエンジン性能が支持されているようだ。
2位にはホンダNSX(初代)がランクイン。世界初のアルミ製ボディやF1技術を応用したエンジンが特徴で、「デザインの美しさ」が高く評価された。
3位のマツダRX-7(FC3S、FD3S)は、独自のロータリーエンジンと美しいデザインが人気の理由だ。
全体的に「デザインの美しさと特徴的なスタイリング」が最も魅力的とされ、平成のスポーツカーが持つ多彩な個性が評価された。これらの平成時代に生まれたスポーツカーは、今もなお多くの旧車オーナーからの根強い人気があり、昨今の新しいクルマにも多くの影響を与えていることは容易に推察できる。
調査概要
調査機関/自社調査
調査対象/旧車に興味のある男女158名
調査期間/2024年12月19日〜2024年12月24日
調査方法/インターネット調査
調査内容/
Q1. :平成(1990年代〜2000年代初頭) のスポーツカーで最も好きな車種は何ですか?
Q2.:Q1で選んだ平成スポーツカーの最も魅力に感じる点は何ですか?(複数選択可)
構成/清水眞希