第82回ゴールデングローブ賞」の受賞式が現地時間1月5日にロサンゼルスで行なわれ、テレビドラマ部門においてディズニープラスの「スター」独占配信中のドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』でプロデューサーを務め、武将・吉井虎永を演じた真田広之が日本人初の主演男優賞に、そして虎永の元で戦乱の世を強く生き抜いた鞠子役アンナ・サワイも主演女優賞に輝いた。
また、主演に匹敵する存在感を発揮した野心家・樫木藪重役の浅野忠信も助演男優賞を獲得。史上最多となる3人の日本人が受賞の栄誉に輝いたほか、作品賞でも見事受賞を果たした本作は、今回最多タイ受賞となる計4部門受賞となる快挙を成し遂げた。
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授賞式壇上のコメント
■真田広之さん(プロデューサー/吉井虎永役)
「ゴールデングローブ賞に私を選んでくださり、ありがとうございます。素晴らしいノミニーの方々と一緒にここにいられることをとてもうれしく思います。そして、FX、ディズニー、Hulu、そして『SHOGUN 将軍』のキャストとクルーの皆さん、この素晴らしい旅を共有してくれてありがとう。そして、私の人生に関わってくれたすべての人に感謝を伝えたいです。皆さんのおかげで私はここにいます。そして、世界中の若い俳優やクリエイターたちに伝えたいです。自分らしくいてください。自分を信じて、決してあきらめないでください。頑張ってください。ありがとう。」
■アンナ・サワイさん(戸田鞠子役)
「感謝したい人がたくさんいますが、手短に言わせていただきます。私に投票してくださった皆さん、ありがとうございます。私ならキャシー・ベイツに投票しますが。素晴らしい脚本家たちにも感謝したいです。素晴らしい脚本がなければ、私たちは最大限のパフォーマンスを発揮することはできなかったでしょう。他の皆さんにも心より感謝したいです。ありがとうございました!」
■浅野忠信さん(樫木藪重役)
「みなさん、私のことを知らないかもしれませんが、私は日本の俳優です。私の名前は浅野忠信です。いま日本で撮影中なので、授賞式が終わったら今夜すぐに東京に戻って、明日から撮影をしなければなりません。そんな僕に大きな大きなプレゼントを頂きました。ありがとうございます!『SHOGUN 将軍』チームのみなさん、本当にありがとうございます!」
エンタメ業界を席巻する『SHOGUN 将軍』
なお、『SHOGUN 将軍』はゴールデングローブ賞4部門、エミー賞18部門の他にも全米の各賞で多数の受賞を果たしており、旋風を巻き起こし続けている。
テレビ批評家協会賞で最高賞の番組賞を含む4部門、AFI賞でも番組賞、オンライン映画&テレビ協会賞で作品賞、主演男優賞など17部門、国際オンライン映画賞では作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞を含む9部門など、『SHOGUN 将軍』が獲得した全米各賞は60冠に達する。
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そして、アカデミー賞前哨戦の重要な賞の一つと位置付けられている、北米の映画批評家賞、第30回クリティクス・チョイス・アワードにおいても、そのテレビ部門(ドラマシリーズ)で本作が、作品賞・主演男優賞(真田広之)・主演女優賞(アンナ・サワイ)・助演男優賞(浅野忠信、平岳大)・助演女優賞(穂志もえか)がそれぞれノミネートされ、同賞での本年度最多となる5部門6ノミネートとなり、こちらの授賞式(日本時間2025年1月13日)も注目されている。
ハリウッドが生み出す圧倒的なスケールと、プロデューサーの真田広之を始め、日本の専門家たちが現地の制作チームと共に衣装や小道具、所作など細部にまでとことんこだわって制作したクオリティの高さ。そして出演する俳優たちのリアリティあふれる演技。どこをとっても圧倒されるという呼び声の高い本作は、シーズン2&3の制作も決定するなど、今後の動向にも注目だ。
■『SHOGUN 将軍』 作品情報
・エグゼクティブ・プロデューサー/ジャスティン・マークス、レイチェル・コンドウ、ミカエラ・クラベル
・監督/第1話・第2話:ジョナサン・バン・トゥレケン、第3話:シャーロット・ブランドストーム、第4話・第5話・第9話・第10話:フレデリック・E・O・トーイ、第6話:ヒロミ・カマタ、第7話:福永荘志 、第8話:エマニュエル・オセイ=クフォー
・出演/真田広之、コズモ・ジャーヴィス、アンナ・サワイ、浅野忠信、平岳大、西岡德馬、二階堂ふみ、阿部進之介ほか
関連情報
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構成/清水眞希