ポータブル電源やクリーンな電力技術を展開するEcoFlow Technology Japanは、2025年1月7日から1月10日まで、ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大級のテクノロジー展示会「CES 2025」において、AI搭載の「EcoFlow OASIS」を発表する。
「EcoFlow OASIS」はアメリカ市場向けにカスタマイズされた住宅用エネルギーシステム。家庭のエネルギー効率を最適化するほか、台風や集中豪雨などの異常気象時の停電への備え、そして省エネや電気料金の削減を実現する革新的なAI搭載型エネルギーソリューションだ。
AIでリアルタイムに家庭の電力データや気象データを分析
AIでリアルタイムに家庭の電力データを分析、また、天気予報などの気象データも併せて分析することによって、家庭内の電力をコントロールする。
さらに過去の電気使用量、地域の電気料金、家庭の太陽光発電量、天候パターンなどのデータを基に、最適な電力の使い方を提案。これにより、太陽光パネルで発電したクリーンな電気を効率よく使用したり、悪天候による停電に備えてポータブル電源を事前に満充電にするなど、電気代の抑制や緊急時の備えをすることが可能になる。
「EcoFlow OASIS」にはスマートアシスタント機能が内蔵されており、「今日の太陽光エネルギー使用量を最大化するには、どうしたらいい?」といったユーザーの質問に応答することもできる。
例えば、エアコンや洗濯機などの高出力家電製品を、太陽光パネルで発電したクリーンな電気で稼働させることが可能だ。
■2025年後半には北米で高度なAI機能を搭載した新製品「EcoFlow OCEAN Pro」を発表
続いてEcoFlowは、2025年後半に北米にて高度なAI機能を搭載した、新製品「EcoFlow OCEAN Pro」を発表する予定(※)。
「EcoFlow OCEAN Pro」は一部のEcoFlowポータブル電源と互換性があり、容量を拡張し、電力バックアップの信頼性を向上させ、よりスマートに省エネと節電を実現する。
※ 日本発売未定
また、「EcoFlow OASIS」は、「DELTA 3 Plus」や「RIVER 3 Plus」などの既存製品と連携。「Storm Guard」台風警報モード、TOU(Time of Use)時間帯別料金モード、UPS停電リマインダーが迅速にバックアップ電源を起動する機能のほか、サードパーティ製デバイスと連携可能、エネルギー管理をより効率的に行なうこともできる。
今回の発表に際してEcoFlow 製品戦略・開発担当ディレクターの Peter Linghu氏は、次のようにコメントしている。
「ポータブル電源業界において、初めてポータブル電源の”接続アプリ”を開発したEcoFlowは、今回AIを統合した包括的なエネルギー管理システムを発表することで再び業界をリードしています。今年のCESでは、ポータブル電源用、および家庭用バックアップの最も先進的な統合型電力ソリューションを展示しています。OASISを通じて、お客様ご自身がご家庭のエネルギーをコントロールすることを応援しています」
「CES 2025」EcoFlowブース展示内容
・EcoFlow Power Kit System(※)
車中泊やオフグリッド生活向けの拡張可能なオフグリッド電力ソリューションで、最大45 kWhまで拡張可能、携帯用AC/ヒーターユニットや冷蔵庫などの家電製品に電力を供給可能。
※ 日本未導入
・EcoFlow RAPIDシリーズ
強力マグネットで設置できる最先端のワイヤレス充電機能搭載モバイルバッテリー。内蔵のUSB-Cケーブル、内蔵スタンド、およびQi 215 Wワイヤレス充電が可能。5000 mAhおよび10000mAh(※)の容量で、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどのデバイスに電力を供給可能。
※ 発売日未定
・EcoFlow Power Hat
軽量でアウトドアに最適なソーラーパワーハットで、2つのUSB-A/USB-Cポートを備え、外出先で最大2つのデバイスを充電可能。
関連情報
https://www.ecoflow.com/jp/
構成/清水眞希