会議や映画館で役立つ「サイレントモード」。本記事では、基本的な使い方やAndroid・iPhoneにおける違い、さらに通知を個別に設定する方法まで詳しく解説します。
目次
会議から映画館など、ビジネスやプライベートまで、シーン問わず操作しなくてはならなくなるのが、「サイレントモード」ではないだろうか。特にAndroidユーザーであれば、誰もが一度は触れたことがあるくらいスマートフォンの代表的な機能の一つだ。
サイレントモードの使用シーンを考えると、素早くオン・オフを切り替えることが求められる。そこで今回はサイレントモードの概要とおすすめの設定方法を紹介する。これまでの操作方法よりもスムーズに操作できるかもしれないので、ぜひ確認してみてほしい。
サイレントモードとは
誰もがなんとなく理解しているであろうサイレントモードだが、実は混同されがちな機能である「マナーモード」とは若干、機能が異なるケースもある。まずはサイレントモードについて再確認してみよう。
■サイレントモードの概要
サイレントモードとは、主にAndroidの通知による音(通知音)や動き(バイブレーション等)を制限する機能のことだ。メールや電話の着信音、アプリからの通知を無音にできるほか、操作音やアラーム音なども幅広く制限できる。すべてを同一制限することも可能だが、さらに個別にオン・オフを切り替えられるのも大きな特徴といえるだろう。
■サイレントモードはAndroid専用機能?iPhoneにもある?
サイレントモードとしばしば混同されるのが「マナーモード」だ。一般的にマナーモードはスマートフォンが登場する前から携帯電話に搭載されている所謂「消音機能」の総称で、現代のサイレントモードとは異なり、個別にオン・オフが設定できないなど限定的な機能であるケースが多い。
そのため、多くのAndroid機種では従来のマナーモードを「ミュート」などとしてサイレントモードと区別している。一方、Galaxyではサイレントモードのことを「通知をミュート」と名称しているなど、一部呼び方が異なることに注意しよう。
現実的には「サイレントモード=マナーモード」と扱われることが多いのだが、機種購入時に対象のメーカーがどのように呼称しているかを一度、確認してみることをおすすめする。
また、iPhoneはサイレントモードの類似機能を「消音モード」と名付けている。サイレントモードもマナーモードも消音モードも、現実的には同じような機能を指す一方、実際は機種や機能が細かく異なることも覚えておいて損はないだろう。
サイレントモードの設定方法
サイレントモードは大きく分けて「全ての通知の鳴動」もしくは「個別の通知の鳴動」のオン・オフを切り替えることができる。それぞれの設定方法を確認してみよう。
■サイレントモードのオン・オフを切り替える
サイレントモードは、以下の2ステップで簡単にオン・オフを切り替えられる。
1.ホーム画面を上から下、もしくは下から上にスワイプして「クイック設定パネル」を起動
2.サイレントモードのボタンをタップしてオン・オフを切り替える
機種やOSのバージョンによっては、クイック設定パネルにデフォルトでサイレントモードが設定されていないケースがある。
その際は以下の手順で、クイック設定パネルにサイレントモードを追加できる。
1.クイック設定パネルを開いた状態でもう一度、画面を上から下にスワイプ
2.ボタンがさらに表示されるが、そこにもない場合は下部の編集ボタンをタップ
3.追加できるボタンが表示されるので、サイレントモードをタップ
■サイレントモードで特定の通知を許可する
サイレントモードでは特定の「人物」「アプリ」「アラームとメディア」からの通知を個別にオンにすることできる。許可された対象からの通知はサイレントモード中においても、設定した方法で通知が届くので見逃すリスクを低減することが可能だ。
その方法は以下の通りだ。
1.設定アプリを開く
2.通知を開く
3.サイレントモードをタップ
4.「サイレントモードに割り込み可能なもの」の人物・アプリ・アラームとその他の割り込みのうち、目的のものをタップ
5.それぞれを各自設定する
- 【人物の設定画面】
- 【アプリの設定画面】
- 【アラームとその他割り込みの設定画面】
まとめ
サイレントモードについて解説した。
オン・オフのクイック設定パネルの追加から、各通知に対する設定など意外と奥深いのがお分かりいただけただろうか。
会社や個人用の携帯で、通知の許可・不許可も異なることも十分に考えられるのでぜひ一度、カスタマイズしてみることをおすすめする。
文/藤冨啓之(ふじとみひろゆき)
経済週刊誌の編集記者として活動後、Webコンテンツのディレクターに転身。2020年に独立してWEBコンテンツ制作会社、もっとグッドを設立。BtoB分野を中心にオウンドメディアのSEO、取材、ブランディングまであらゆるコンテンツ制作を行うほか、ビジネス・社会分野のライターとしても活動中。