(一問一答)仕事をする上で欠かせない相棒は?
相澤:スマホ?
古川:(笑)。
これ、割と本当にそうで。アイドルはやはりスマホがないともう仕事できない。
相澤:私、一時期LINEが出てきた頃にまだガラケーだったんですよ。一人だけ。
そしたら私だけ遠征行くのに連絡が来てなくて。「今日って遠征の日だったけど、朝なんか空港に行かなきゃ……」「りさちゃんに連絡するの忘れてた!メールだったから!」って。
古川:昔はメーリスだったんですよ。でんぱ組.incメーリスがあったんです。このアドレスに送ると全員に転送されるってあったじゃないですか?
あれがだからそのスマホの普及によりなくなり始めたんだけど、やっぱでんぱ組.incって結構やっぱみんなオタクなんですぐ iPhone とか手出すんですよ。
全員ほぼ iPhone だったのに相澤梨紗だけ、なぜか頑なにガラケーで。
相澤:これが好き!とか。
古川:早く iPhoneにしろって。圧をかけてるのに全然 iPhoneに、スマホにしてくれなくて、いつまでたっても LINE に入ってこなかったっていうね。
相澤:それでさすがに観念して「スマホを買いました~」って。
――ちなみに、この質問はファンとかお互いとか答えるかなって考えていたのですが
二人:ふふふ~。
相澤:スマホがないとファンとも繋がれない。
古川:Twitter、Xの存在で我々もすごい救われてますからね。
X がなかったら、やっぱ声ってなかなか届かなかったりするから結構生命線でしたね、私は。
相澤:コロナ禍とかもどんどんオンラインのことが増えたんで、なんかメンバーともそうだし、ファンの人もそうだし、仕事もオンラインとか。オンラインで MV 作ったりね。
なんで、やっぱりこう、ネットとかネット環境はちょっと欠かせないかも。
(一問一答)デビュー当時から応援してくれているファンに一言
古川:もうなんか……ちょっと、家族みたい。ファンではあるんだけど、なんかでも、一緒に健康に歳をとってくれてありがとう、みたいな気持ちはあるかも。
相澤:本当に。なんか生きてきてくれてありがとうねっていう。本当に幸せになろうねみたいな。わかんないけど、この先もどうなるかは。
でも、やっぱ、なんかお互い幸せだったねーって言って死のうねみたいな。
メイドの時代とかからみたいな人とかも入れたらとんでもない人生、長いこと一緒に歩んでくれてるんで。
古川:私たちもアイドルやる前は秋葉原のメイド喫茶でずっと働いてたりしたので。
もうその頃から数えると本当、もう16年で済まなくなってくるんで。
本当に、なんか、やっぱ長くやってるとファンの人のいろんなお話とかを聞いて、もちろん病気とかのことも聞いたりするから、やっぱ健康で生きてるのが一番。
あんだけ死にたいとか言ってたんですけど、私はね。
相澤:本当だよね。
古川:ちょっと気軽に死にたいとか言えなくなっちゃいました。
相澤:だから、ファンの人はどんな存在ですか?って、多分、「私を生かしてくれる人」なんですよね。
みんなが悲しむから生きなきゃって思うんです、私。そんな人たちだな。
古川:生きててありがとう。
相澤:ありがとうございます。生かされております。ありがとう。
古川:お互い頑張って生きようね。
相澤:これから秋葉原とかですれ違っても無視しないでね。
「よ!」みたいな感じ好きなんですよね。
最後の質問:二人にとってアイドルを一言で
古川:アイドルとは今でも憧れ、です。
相澤:アイドルとは、かあ……。
なんだろ……多分、なるものじゃなくて、ならせてもらうものっていうか。
みんなで作るものなんだなってのはすごい思いますね。
だから、誰のものでもないっていうのはそういうことなのかなって思います。
取材・文/峯亮佑 撮影/須田卓馬