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「アイドルとは今でも憧れ」でんぱ組.inc古川未鈴&相澤梨紗、独占ラストインタビュー

2025.01.05

ファンを裏切ってしまった事は?

 ――反対にアイドルとしてファンを裏切ってしまったみたいなものがあれば聞かせてください

相澤:いやー、でも、私、なんか、「りさちゃんてカップ麺とか食べるんですか?」とかめっちゃ言って言われるんですよ。

でもカップ麺全然食べるし、ラーメンとか食べるし、「え、りさちゃん、ラーメンとか食べるの……?」とか言われるんですけど、ラーメン大好きだし、全然一人で焼肉も行くし、なんか立ち飲みとかも一人行ったことあるし。

なんか、でも、それを意外って思ってもらえるのも意外と嬉しかったり。

そういうのも面白いねって言ってもらえるような感じで生きていきたいなと思うんですけど、ちょっとやっぱそういうのびっくりされますね(笑)。

古川:確かにね。インスタントからはすごい離れてるイメージ。

相澤:大好き。美味しいもんだって。

古川:それはそう。

相澤:あと、家、綺麗そうとか。今、ぐちゃぐちゃ。

古川:りさちゃんはいつも土下座して寝るんですよね。

相澤:そうね。床で寝ちゃうっていうのは最近、ファンの方にバレつつあって。土下座スタイルで寝ちゃうっていうのはあります。

みりんちゃんある?なんかファンに内緒にしてること。

古川:内緒にしてる?全部言っちゃうからな~(笑)。

なんだろう。ゲームのしすぎで寝ないでライブ行ったりとか?

相澤:あー、あるね。あるある。

古川:そういう軽い悪いことぐらいは何個も。あるけどでもなんか、なんかやっぱでも、大げさにやっちゃう時あるよね?

例えば料理できないんですよってなって。じゃあ料理やってみましょうみたいな企画で。

相澤:めんつゆ一本使っちゃうとかですか?

古川:めんつゆ一本事件てのがあって。

私がレシピを見ないで肉じゃがを作ろうみたいな回がありまして、めんつゆを使うらしいっていうのはわかってたんですけど、どんだけ使うかわかんなくて、めんつゆって何倍とかあるじゃないですか?

相澤:凝縮バージョンとかね。

古川:その概念なかったんですよ。入れれば入れるほど美味しいと思ってたから、1 本まるまる使った肉じゃがを作ってしまったっていう事件があるんですけど、これは結構マジでやってたからね。

相澤:そうなんだよ。意外とみりんちゃんってやってるんですよ、マジで。

古川:確かに(笑)。大袈裟っていうか素が大袈裟なのかもしれない。

相澤:なんか、お互いそう。

私もそうだからあれだけど、なんか泣くポイントが変っていう。

風船めっちゃ嫌いじゃん?だから風船でバルーンアートとか作ってみたいな。犬作ってとかでも怖くてできないから、う~う~わんわんって。ただの風船やないかいって。かわいそうなんだけど、面白かったな。

古川:なんかそう。

アイドルとしては罰ゲームとかもやだーとか言ってやった方がいいと思うんですけど、本当に嫌な時はマジでギャン泣きして回避するっていう術があって。

本当にりさちゃんとか怖くて。

私、虫が苦手なんですけど、クワガタを手に持って「ねえ、みりんちゃーん」とか言って走って追いかけてきたりとか。

相澤:見えてなかったかもしれないけど、ヘラクレスオオカブト。

古川:そういうの結構、本気で嫌がるっていうのはよくないことかもしれませんね。受け流せばいいのにさ。

相澤:でも、なんか面白いから大丈夫です。

二人にとってファンとは?

 ――二人にとってファンとは?

古川:私をアイドルにしてくれる存在。

相澤:でも、そうかも。

私も自称アイドルではアイドルにやっぱなれないんで。みんながアイドルだよって言ってくれるからアイドルなのかなって思いますね。

古川:私はこんだけアイドルになりたいって言ってたけど、どう考えてもアイドルになれなかった人間だと思うんですよ。

でも、這いずってアイドルをやらせてもらえてて、みんながいてくれて、ライブとかで応援してくれたりとかお金を使って会いに来てくれたりとかしてくれてるから舞台に立てるというか、成り立ってるというか。

だからファンのみんながいないと私はただのダメ人間だったなぁ。いてくれなきゃ死んでたな。

相澤:本当になんかここの 2人は、本当にその人たちがいなかったら多分今生きてないと思います。

そういうレベルで、やっぱり、生きるのがめちゃくちゃ不器用だったから、なんかどうしたらファンになってくれるんだろうってことで、多分、私は、もうもはや自分が頑張る姿を見せて説得してたみたいな。

頑張ってるんですよみたいな。頑張ってるんですよとは言わないんですけど、本当になんか、寝ないで歌の練習してみたりとかなんか。

とにかく自分ができることを全部やってみるみたいな。なんかその姿に共感してくれた人がたまたまこう見つけてアイドルとして応援してくれるっていうので、今、相澤梨紗とか古川未鈴とかがここに存在してるからなんか不思議ですね。

ある意味、概念に、みんなが生み出してる人たちみたいな。

でもちょっと最近変わってきたかも。

それもあるけど、なんか人生をお互い共有してるから。

古川:16年やってるって事はファンの方も16年、歳を取ってるので。

なんか、ちょっと近しい存在になった感じはあるかも。

相澤:今までゲームのモブだったけど、じゃなくて同じ世界に生きてるゲームの登場キャラクターみたいな感じで。「よ!」「よ!」「最近、子供ができました」「本当だ」みたいな。

古川:最近ね、子供を連れてきてくれる方がすごく多くて。こんだけやってると私たちにも人生があるし、みんなにも人生があるんだなっていうのはなんかすごく思いますね。

アイドルとして達成できなかった夢は?

 ――アイドルとしてなんか目標や夢だったけど、達成できなかったことがあれば教えてください

相澤:紅白とか?

古川:(笑)。

相澤:まだわかんないけどね。

古川:まだ12月はもう一回あるからね。

相澤:そうだよね。やっぱお茶の間といえば紅白じゃないですか?

古川:でんぱ組.incはオンラインで見れるスケジュール帳があって、毎年12月 31日に「紅白(希望)」って書いてある。

相澤:(笑)。

古川:一応予定は入れているんだけども、なかなかね。

相澤:そんな簡単なもんじゃないですよ。だからみんなね目標にしてるわけだけど、(希望)だからね。

 ――ちなみに紅白にその年出れるかどうかっていつわかるんですか?

古川:え!どうなんだろ。出たことないからわかんない!

相澤:わからないですね。出たことないからわかんない。なんか電話来るんでしょ?うわさね、うわさ。

古川:一ヶ月くらい前かな?

相澤:本当にギリギリに来るらしいよね、みたいな。本当に全員で風のうわさみたいなの。そうなんだって。電話来てないんですか?って。

 ――逆に出られないってわかるのは今年の紅白が出場はこの人たちって発表されたらなんでしょうか?

古川:そうですね。スケジュールがパッと消えてる時ですね。あ、終わったって。

相澤:ない!って。

古川:でも、私、最近エンディングに向けて成し得なかったことを全部やってこうっていう期間にしてて。

私の中で「実績を解除していく」って言ってるんですけど。

例えば自分のソロのワンマンライブは私、実はやったことなくて。

私 1人で歌うの苦手だからやりたくなかったんですけど、多分今やらないと一生やらないかもしれないと思ってやったりとか、グラビアをやったりとか。

だから、なんでなるべくやれなかったことを潰していく期間にしようと。

ということで突っ走っております。

直近でやろうとしている事は?

古川:直近だと、ワンマンライブ。誕生日のワンマンライブを控えていて、9 月 19 日にあるんですけど。超うつですね、今。

相澤:でんぱ組.incに入った時ってお店でアルバイトをしてた子たちから選ばれてるんで、お店でアルバイトしてると、秋葉原のコンカフェとかキャストってお誕生日になんかソロのイベントさせてもらえるんですよ。

きっと普通の人は嬉しいんだと思うんですけど、なんかやっぱお客さんが来てくれないかもしれない。もうダメだ。物販も売れないかもしれないみたいな。

(みりんちゃんは)誕生日前になるとめちゃくちゃ誕生日バースデーブルーみたいなのが起きて。

古川:毎年。

相澤:「みりんちゃん大丈夫?大丈夫?」とか言って。

でもそれを説得してくれるのもお客さんなんですよね。

古川:ファンのみんながね、「絶対にやって」って言ってくれるからやるけども、気持ち的には「大丈夫かな」という気持ちで、毎年 9 月は過ごしてまして、今年もちょっと生誕ブルーと言われてる気持ちの凹みが激しいんですけれども、なんとかちょっと乗り越えていきたいなと。

それを乗り越えた先にはきっとないから待ってると思うんで、頑張りたいなという気持ちです。

相澤:私、達成できなかったの1個あれかな。現体制で武道館行きたかったですよ。なんか武道館だけじゃないんで、ライブの箱って。

ていうのはちょっとあって、できなかったなって思ってて、ちょっとしばらく引きずってたら、最年少が「いま、もう武道館じゃないですよ!幕張ですよ!」とか言い始めて。「こいつ!お前を連れて行ってやりたかったんだよ」って。でも「父さんわかったよ(泣)」って気持ちになったんですけど。

古川:最年少に励まされる、先輩。

相澤:あの子がそう思ってくれてるならよかったなって、ちょっと肩の荷は降りたんで。なんかじゃあ一個(できなかったことは)達成かという気持ちではあるんですけど。

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