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PayPayは送金手数料がかかる?かからない?QRコードやLINE、SNSなど複数の送金方法をわかりやすく解説。さらに、送金前に必要なチャージ方法も紹介します。
目次
2018年にサービスを開始した、キャッシュレス決済サービス「PayPay」。登録ユーザー数は現在6,500万人にものぼり、日本人の約2人に1人が利用するまでに成長した(※)。
コンビニや飲食店での支払いでPayPayを利用したことがあっても、誰かに送金する経験をしたことがない方も多いのではないだろうか。そこで本記事では、PayPayの送金手数料、送金方法について紹介する。送金前の準備としてPayPayにチャージする方法も解説しているので、はじめてPayPayを利用する方も参考にしてほしい。
※プレスリリース「PayPay」の登録ユーザー数が6,500万を突破!~本人確認(eKYC)済みユーザーが3,000万人を超え、より安全安心な金融インフラとして成長~ より
PayPayの送金手数料はいくら?
PayPayの送金手数料は無料。手数料がかからず気軽にPayPayを利用して送金できるため、はじめて利用する方はもちろん、PayPayユーザーにとっても嬉しい内容だ。
■PayPayの個人間送金は何度でも手数料無料
先述の通り、PayPayを使い個人間で送金する場合、手数料はかからない。また「何度でも無料」で利用できるため、ユーザーにとっては使い勝手が良い。
さらに、PayPayでの送金は24時間365日利用可能。自分の都合の良い時に送金できるため、銀行での送金のように利用可能時間を気にする必要もない。送金履歴が残るため金額や送金日時を後から確認することもできる。また、送金相手が「目の前にいる」「遠くにいる」場合どちらにも対応している。
■PayPayではいくらまで送金できるのか
「飲み会の費用」「立て替えてもらった金額の返済」などさまざまなシーンで利用できるPayPayだが、いくらまで送金できるのかを把握しておこう。送金の限度額については条件により異なるため、以下の表で確認してほしい。
【PayPayで送金する際の利用限度額】
24時間 | 30日 | |
本人確認が未完了 | 10万円 | 50万円 |
本人確認が完了 | 30万円 | 100万円 |
送金の限度額は、「本人確認が完了しているか」で違いがある。利用限度額を変更したり引き上げたりすることはできないため、大きな金額のやり取りが発生しそうな場合はあらかじめ本人確認をしておくとスムーズだろう。
なお、本人確認が済んでいてもスケジュール機能を使って送金する場合の上限は1回10万円までだ。
PayPay 個人間の送金方法
ここからは、PayPayを利用した個人間の送金方法について見ていこう。具体的には「QRコードで送る」「携帯電話番号・PayPayIDで送る」「SNSで送る」「LINEから送る」の4つの手段がある。それぞれの方法を覚えておこう。
■QRコードで送る
QRコードを使った方法は、相手が近くにいる際に便利。その場で会費を集めるシーンなどに役立つ。
【送金方法】
①受け取る人に、PayPayアプリから「マイコード(QRコード)」を表示してもらう
②自分のPayPayアプリのホーム画面にある「スキャン」をタップして、受け取る人が開いているマイコードをスキャンする
③スキャンしてでてきた画面に送りたい金額を入力し「次へ」をタップ
④内容を確認して「◯◯円を送る」をタップ
⑤「受け取り待ち」の画面がでれば完了
■携帯電話番号・PayPayIDで送る
PayPayでの送金は、携帯電話番号やPayPayIDを利用する方法もある。こちらは送りたい相手が目の前にいない場合や、早朝や深夜など自分の都合で送金したい場合に最適だ。
【送金方法】
①自分のPayPayアプリのホーム画面にある「送る」をタップ
②画面上部の検索窓に、送りたい相手の携帯電話番号かPayPayIDを入力
③相手の名前が表示されたらタップ
④送りたい金額を入力し「次へ」をタップ
⑤内容を確認して「◯◯円を送る」をタップ
⑥「受け取り待ち」の画面がでれば完了
■SNSで送る
SNSで送金する方法は、相手がPayPayアカウントを持っていない場合に役立つ。ただし、送金するだけなら相手がPayPayアカウントを保持していなくても問題ないが、受け取るためにはPayPayアプリのインストールとアカウント登録が必要だ。
【送金方法】
①自分のPayPayアプリのホーム画面にある「送る」をタップ
②次の画面でも「送る」をタップ
③「SNSで送る」を選んで送りたい金額を入力したら「次へ」
④内容を確認して「リンクを作成する」をタップしたらSNSやメールなど、リンクを送りたい手段を選ぶ
⑤選んだ手段でリンク付きのメッセージを送信して送金完了
■LINEから送る
PayPayでの送金はLINEからも可能だ。送金方法は以下の通り。
【送金方法】
①LINEにて、送りたい友だちとのトークルームで「+」を選択
②「送る・受け取る」を選択
③「送るリンクを作成」を選択
④金額を入力して「次へ」を選択
⑤内容を確認し「LINEで送る」を選択
⑥送りたい友だちのトークルームであるかを改めて確認し「シェア」を選択
⑦トークルームにリンクが送られたら完了
PayPayにチャージする方法
はじめてPayPayから送金する方は、事前にチャージが必要だ。ここではPayPayに残高をチャージする方法を確認しておこう。
■PayPayカードからチャージする
PayPayカードとはPayPayポイントが貯まるクレジットカードのこと。PayPayカードからのチャージ手数料は無料だ。PayPayカードは「本人認証サービス」に登録済みである必要があるため、カード発行を検討している方は事前に済ませておこう。
なお、登録できるクレジットカードの種類は「VISA」「Mastercard」の2種類。チャージをする際は金額の取り消しやキャンセルはできないため、確認しながら慎重に行うようにしよう。
■コンビ二のATMからチャージする
PayPay残高は、セブン銀行、ローソン銀行のATMからチャージすることも可能だ。現金でチャージでき、手数料はかからない。ATMでのチャージ方法は本人確認の必要がなく、PayPayをあまり利用しない方にとってもチャージしやすい方法だ。なお、ATMから相手のPayPayに直接送金することはできない。
■銀行口座からチャージする
PayPayに対応している銀行であれば、チャージ用に銀行口座を紐付けできる。1度チャージ用口座を登録すると、手動チャージだけでなくオートチャージも利用可能だ。手数料もかからないため、チャージ金額以上は引き落とされない。
ただし、銀行口座からのチャージは本人確認が必須。マイナンバーカードや免許証などの身分証明書の情報を利用する他、顔認証を求められる場合もある。
■キャリア決済でチャージする
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの携帯電話にPayPayアカウントを連携している場合、「まとめて支払い」を利用してPayPay残高へのチャージすることもできる。この方法は、毎月1回目のチャージは無料だが、2回目以降、チャージ額の2.5%の手数料がかかる(2023年9月1日から実施)。
チャージ金額に加え、手数料が含まれた金額がスマホの利用料金支払い時にまとめて請求される点についてはあらかじめ理解しておこう。
PayPayの送金手数料に関するよくある質問
最後に、PayPayの送金手数料に関するよくある質問とその回答を紹介する。
■PayPayの送金手数料が発生するのはいつから?
ここまで解説してきたとおり、PayPayの送金手数料は発生しない。手数料がかかるのは「キャリア決済でのチャージ手数料」のみで、2回目以降からチャージ額の2.5%の手数料が発生する。
■PayPayの個人送金は違反?
個人間の送金は違反ではないが、投げ銭行為は規約違反となる。PayPayでは、SNSなどにユーザーIDやQRコードを貼り付け、不特定多数の人からPayPay残高を受け取る行為(投げ銭)を利用規約で禁止している。規約に違反する行為を確認した場合、利用が制限されてしまう場合があるため、ルールを守って利用しよう。
■PayPayの振り込み手数料はいくら?
振り込み手数料はPayPay銀行同士なら0円。他の銀行に振り込む場合は手数料が145円かかる。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
最新情報は公式サイトをご確認ください。
文/編集部