戸建て住宅の屋根などに設置されているのをよく見かける太陽光発電システム。実際のところ、導入している人はどんな理由から購入を決断し、また、導入にあたってどれくらいの金額を投じているのだろうか?
総合比較メディア「HonNe」を運営しているEXIDEAはこのほど、全国47都道府県の太陽光発電を自宅に導入している768名を対象に太陽光発電に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
太陽光の導入形式は購入が88.4%、月額契約9.9%と購入が多くを占めている
太陽光発電の導入方法として最も多いのは「購入」で、全体の88.4%を占めている。次に多いのは「月額支払契約」で9.9%、その他の方法は1.7%にとどまっている。
太陽光発電の導入は10年以上前が55.7%と半分以上を占めている
太陽光発電を導入してから経過した年数を調査した。その結果、太陽光発電の導入から10年以上経過した人が全体の55.7%を占めており、その他の期間は5~8%程度の割合で分布している。
10年以上前では売電価格が今より高く、売電収入を得るために太陽光発電を導入した人が多い可能性がある。一方で、補助金制度などにより直近の10年未満でも安定した太陽光発電設備の導入がされていることが推察される。
太陽光発電を導入したきっかけは1位が新築時に提案を受けた(40.8%)、2位が太陽光発電業者の訪問販売(27.2%)
太陽光発電を導入したきっかけとして、新築時に提案を受けて太陽光発電を導入した人が40.8%と最も多く、次いで訪問販売による導入が27.2%となっている。
太陽光発電を設置した目的は電気代削減が79.9%で最も多かった
太陽光発電を設置した目的を調査した。
電気代削減を目的として太陽光発電を設置した人が79.9%と最も多く、次に災害時の備えが9.4%、環境への貢献が8.7%となった。その他の目的は2.0%にとどまる。
この結果から、多くの人が経済的な理由で太陽光発電を導入していることがわかる。
太陽光発電と同時に導入されている設備として最も多い設備はエコキュートで60.7%
太陽光パネルと併せてエコキュートが60.7%、オール電化システムが56.2%、蓄電池が25.4%の割合で導入されている。
電気代だけでなくガス代も節約できるので、エコキュートやオール電化システムは、太陽光発電と同時に設置されることが好まれているのだろう。
太陽光発電の初期費用として200万円以上250万円未満が18.6%で最も多かった
太陽光発電の初期費用は200万円以上250万円未満が18.6%で最も多く、次いで100万円以上150万円未満が17.7%、150万円以上200万円未満が16.7%となっている。初期費用の半数以上が100万円以上250万円未満の価格帯が占めている。