年末の大掃除、手強い汚れを落とすために使い古したタオルを使いそのまま捨てる人も多いのではないだろうか。
今治タオル取扱専門店「伊織」は、全国の30~50代の男女300名を対象に、タオルの利用実態に関する調査を実施した。
家庭内で使われずに余っている“タオル在庫”とタオルの買い替え時期の実態
全回答者のうち、77.3%が「未使用のタオルを持っている」と回答。「10枚以上」未使用のタオルを持っている人は40.7%であった。
50代は「30枚以上」が15.0%と、他の年代よりも自宅で抱えるタオル在庫が多い傾向が明らかに。
タオルに関する困りごと1位は「臭いや汚れ(41.0%)」。2位は「生地が固くなる(36.3%)」、3位は「吸水性が落ちる(28.3%)」と続く。
30代は「乾きにくい(23.0%)」が平均より高く、「吸水性が落ちる(20.0%)」が平均より低い傾向が見られた。女性の方が「生地が固くなる(48.7%)」を回答した割合が高い結果に。
タオルの買い替え時TOPは「古くなったと感じた時(71.7%)」。「臭いや汚れが気になる時(60.7%)」「生地の質感が変わった時(40.7%)」と続く。
50代は「生地の質感が変わった時(49.0%)」、30代は「臭いや汚れが気になる時(67.0%)」が平均よりも高い傾向がみられる。
女性の方が「生地の質感が変わった時(47.3%)」が高く、男性の方は「吸水性が落ちた時(36.7%)」が高い傾向であった。
タオルを「3年以上買い替えない人」は43.3%で、うち「5年以上」は26.0%という結果に。
タオル選びで重視すること、1位「吸水性」2位「価格」3位「柔らかさ」
バスタオルを持っている回答者(288名)のうち、74.0%が「毎日使用している」など、ライフスタイルの変化が進む一方で、バスタオルは愛用され続けているようだ。バスタオルを毎日洗う人は56.3%、フェイスタオルを毎日洗う人は68.3%にとどまる。
タオル選びで重視すること1位は「吸水性(53.0%)」、2位は「価格(49.7%)」、3位は「柔らかさ(41.7%)」。女性は「吸水性(56.0%)」がトップだが、「柔らかさ(49.3%)」も高い。
男性は「特に重視することはない(17.3%)」が女性と比較して高い。トップは「価格(50.7%)」「吸水性(50.0%)」。
■伊織 代表取締役社長 村上雄二氏のコメント
8割近い方が「未使用のタオルが自宅にある」と回答するなど、家庭内の“タオル在庫”の実態が明らかになりました。なかには30枚以上も持っている方もおり、タオルの循環が促されていないことが調査結果より伝わってきます。
年末の大掃除などのタイミングを上手く活用して、ご家庭内のタオルの見直しをしてほしいと考えています。当社では、現在使われていないもったいないタオルを減らすため、未使用のタオルの再流通を促す取り組みの実施も今後検討してまいります。
また、タオルを3年以上買い替えない方も4割以上となり、古くなったタオルをそのまま使用されている方が多くいらっしゃるようです。
日常的に利用されるタオルの寿命は約1年と言われており、臭いや汚れはもちろん、柔らかさなど生地の質感も大きく変わってしまいます。
世代やライフステージの変化とともに暮らしに最適なタオルも変わります。古いものとの入れ替えや買い替えをするなど、タオルの循環をつくることでより心地よい暮らしにつながるのではないでしょうか。
これから年末の大掃除の季節を迎えます。「タオルを捨てるのがもったいない…」と感じられる方は、捨てずに手放す方法もありますのでぜひお試しください。
<タオルを捨てない手放し方>
https://www.i-ori.jp/iori-extra/towel-tips/towel-use-idea-61015/
調査概要
調査期間: 2024年9月17日~19日
調査主体: 自社調査
調査対象: 全国の30代~50代の男女
有効回答数: 300名(30代:100名、40代:100名、50代:100名)
調査方法: インターネット調査
構成/Ara