キャンプ、夜釣り、災害時などで活躍するヘッドライト。 懐中電灯と違って片手をふさがない利点があるが、光量が足りない、重くて頭への負担が大きいというデメリットが一昔前まではあった。それが最近は、高輝度で軽量のモデルがいろいろ出ている。そして、100円ショップのダイソーでも、超格安なヘッドライトが販売されている。今回は、それらを紹介しよう。
目次
軽くて明るい標準モデルの「LEDヘッドライト」
単4乾電池を3本使う、単球LEDのヘッドライト。電池は別売だが、それでも110円で買えるのはすごい。
ここまで安いと性能が気になるが、まず外観から見ていこう。本体の主素材はプラスチックで、電池を合わせても75gと非常に軽い。電池は、背面のカバーを開けて入れるが、カバーは小ネジ1本で留められている。
開け閉めに精密ドライバーが必要というのは、暗夜で作業する場合、若干のマイナス要素となる。ただし、連続使用しての点灯時間は約9時間と長く、そのデメリットを感じる機会は少ないだろう。
このカバーと相対して薄いプラスチックのプレートがあり、下部にヒンジに似た可動部品がついている。これによって、ライトを下方へ傾けることができる(下写真)。プレートの裏側(頭が触れる箇所)にはクッションパッドが貼られており、接触による頭の不快感を軽減する。
プレートの両側からは伸縮ベルトが延びている。締め付け感はあまりないが、かといってずり落ちやすいわけでもなく、ちょうどいいあんばい。
では、肝心の明るさについてだが、説明書きには照度は記載されていない。そこで、未使用のアルカリ乾電池を用い、暗夜に2mの距離から部屋天井隅にライトを当てたのが、下の写真。スポット照射で、かなり明るく照らされるのがわかる。
■商品詳細
商品名:LEDヘッドライト
価格:110円
原産国:中国
材質:ポリプロピレン、ポリスチレン、EVA樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル、ABS樹脂、LED
商品サイズ:幅7cm×高さ5.8cm×奥行6cm
種類:―
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4972822310789
2段階調光で広い面を照射する「COBヘッドライト」
COBは、「Chip On Board」の略語でLEDの1種。通常のLEDに比べ、広い範囲を照射できる特徴がある。くわえて、上の商品との違いは、スイッチを押すごとに強・弱の2段階調光が可能な点。
点灯持続時間は、強では約3時間、弱だと約9時間。構造自体は似ているが、乾電池を含めた重さが55gとさらに軽くなっているのは、大きなアドバンテージとなる。
強点灯にして、先ほどと同様に明るさを確認してみたのが以下の写真。写真だとわかりにくいが、全体的に暗めに照らされている。ちなみカメラのISO感度は800に設定。ヘッドライト光がなければ真っ暗にしか写らないので、実はわりと明るくなってはいる。ともあれ、照射範囲は広い代わりに、この距離では明るさが不足するのは否めないようだ。
■商品詳細
商品名:COBヘッドライト
価格:110円
原産国:中国
材質:ポリプロピレン、ポリスチレン、熱可塑性エラストマー、ポリエステル、合成ゴム
商品サイズ:幅6.7cm×高さ3.5cm×奥行4.5cm
種類:―
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4972822311335
従来製品を凌駕する最新モデル「ヘッドライト ワイド&スポット」
こちらは、最近発売された新商品。重さは「LEDヘッドライト」とほぼ同じだが、ボディは小ぶりとなり、代わりにヘッドが少し突き出ている。
機能面では、強と弱の2段階調光にくわえて点滅モードが加わったのと、照射域が広い「ワイド照射」と、狭い「スポット照射」の切り替えが可能になった。
ヘッドを回してワイドとスポットの切り替えを行う
電源は単4乾電池3本というのは同じだが、持続時間は大幅に伸びて、強は約10時間、弱は約30時間、点滅は約36時間に及ぶ。なお、乾電池の収納部にネジはなくなった点も、ちょっとした改良点だ。明るさについては、以下の写真のとおり。
スポット照射の場合
ワイド照射の場合
どちらのモードでも、充分な明るさが確保できていることがわかる。価格は220円であるが、それに見合った良品と言えそうだ。
■商品詳細
商品名:ヘッドライト ワイド&スポット
価格:220円
原産国:中国
材質:ABS樹脂
商品サイズ:幅5.8cm×高さ4.4cm×奥行7.4cm
種類:―
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4972822510035
撮影・文/鈴木拓也
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