生活者と専門家をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」などを提供する弁護士ドットコム株式会社は、弁護士ドットコムの一般会員を対象に、闇バイト対策のための防犯対策に関する実態調査を実施。
約3割が家族と「防犯対策について話をした」など、その回答結果をグラフにまとめて発表した。
約2割が「自宅の防犯対策に意識が向いている」
闇バイト強盗事件を受けて“自宅”での防犯対策状況を聞いたところ、「対策をした」が12.0%、「近日中に対策予定」が9.6%と事件の影響で防犯対策を行なった人が約2割程度いることがわかった。一方で、約5割が「対策していない」と回答している。
■約6割が自宅の防犯対策で「防犯カメラを設置」と回答
「対策した」「近日中に対策予定」「もともと防犯対策をしていた」と回答した448人に具体的な防犯対策を聞いたところ、「防犯カメラを設置した」が最多の61.2%となった。
「センサーライトを設置した」が41.3%、「ホームセキュリティサービスを利用し始めた」が39.5%、「防犯性能の高い建物部品(ドア、窓、インターホンなど)に取り替えた」が28.6%と続いている。
約3割が「実家の家族と対策について話をした」
これまで発生した闇バイト強盗事件では、高齢者宅が狙われたケースが多発している。そこで、回答者の自宅だけではなく、両親など高齢者がいることの多い実家の状況についても聞いた。
実家の家族と別居している人に対して、闇バイト強盗事件を受けて実家の住民と防犯対策について話し合ったかを聞くと、「対策について話をした」が25.0%、「話をする予定」が19.1%で続いている。
しかし「対策について話をしていない(話をする予定もない)」が55.9%で最多の結果となった。
■実家での防犯対策を実施したのは約2割
実家での防犯対策について聞いたところ、「もともと防犯対策をしていた」が12.6%、「対策した」が9.3%と約2割が実家で防犯対策を行なっていることがわかった。
また、8.1%が「近日中に対策予定」と回答しており、一連の闇バイト強盗事件での防犯意識の高まりつつある状況が推察できる。
また、「対策した」「近日中に対策予定」「もともと防犯対策をしていた」と回答した148人に具体的な防犯対策を聞いたところ、「センサーライトを設置した」が51.4%で最多だった。
以下、「ドアの施錠確認を入念にするようになった」が49.3%、「防犯カメラを設置した」が28.4%、「防犯性能の高い建物部品(ドア、窓、インターホンなど)に取り替えた」が27.0%で続いている。
調査概要
調査機関/自社調査(弁護士ドットコム一般会員を対象)
調査方法/弁護士ドットコム一般会員を対象にアンケートを実施
調査対象/弁護士ドットコムの一般会員1017名
調査期間/2024年11月13日〜11月20日
関連情報
https://www.bengo4.com/corporate/
構成/清水眞希