2025年の干支は「巳」、ご存知ヘビ年ですが、60年周期の十干十二支では「乙巳(きのとみ)」と言われ、努力が実を結び、新たな始まりを象徴する特別な年とも言われています。
古来より、「ヘビ」は脱皮を繰り返すことから“再生”を連想させるとともに知恵や財運を象徴する縁起の良い存在とされてきました。
そんな「ヘビ」のご利益をあずかり、最高の年にすべく、全国に存在する「ヘビを祀った神社」、「ヘビにゆかりのある神社」をご紹介します。
蛇窪神社 / 東京・品川
鎌倉時代末期に創建されたと伝えられる蛇窪神社。境内には、白蛇様が祀られていることから、「東京の白蛇様」と称され、金運アップのご利益があるといわれています。
また、白蛇様を参拝すると白蛇のように美しい肌になれるという噂も。女性からも人気の神社です。
そんな蛇窪神社が監修した御朱印帳や御朱印帳袋などの御朱印アイテムが、ライフスタイルブランド『Afternoon Tea LIVING(アフタヌーンティー・リビング)』とのコラボで発売中。記念御朱印は数量限定ですので、お早めに!
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000322.000005765.html
蛇窪神社
https://hebikubo.jp
三宝神社/ 福岡・大川市
福岡県にある三宝神社では、「3つの神」を祀っており、その一つが「白巳金神(はくみこんじん)」と呼ばれる、いわゆる白ヘビ。
木工の街・大川に「樹木大明神」を降臨鎮座させ、神殿を建立したところ、白蛇が住みつき、数々の幸せなことが起こったとも言われています。
そんな三宝神社ではつい先日、白ヘビの赤ちゃんが生まれて話題に。約22年前に突然白ヘビが現れ、以来神社で飼育するようになったとか。幸運を招く可愛い白ヘビに会いに行ってみては?
大神神社(おおみわじんじゃ) / 奈良・桜井市
奈良県にある大神神社には、神様が蛇神に姿を変えたという伝承があり、大神神社では「白蛇は神の化身」として崇めています。
境内には、神の化身の白蛇が棲むことから名付けられたご神木「巳の神杉(みのかみすぎ)」があり、ヘビの好物の卵が参拝者によってお供えされているといいます。
白蛇神社 / 熊本県・南阿蘇村
熊本県にある白蛇神社には境内から出現した白蛇様を御神体として祀り、また、白蛇様にご縁が深い弁財天、宇賀神、八大龍王も主祭神として祀られています。
境内にある岩屋から、計3体の白蛇様が出現したことから、この場所を霊験あらたかな地としてお祀りしているとか。
岩屋の前で参拝すると身が清められ、神秘の息吹を感じられるとも言われています。
金運、子宝、病気平癒、商売繁盛などの願いが叶うとされ、全国から多くの方が参詣するそうです。
そんな中、滋賀県にはヘビにまつわる伝説やヘビを祀っている由緒ある神社が点在しています。滋賀発!巳年ならではの初詣にピッタリな神社を紹介しましょう
百々神社(近江八幡市)
長命寺川に架かる橋の下にに住む大蛇を宇多天皇の第八皇子・敦実親王が退治したことから、大蛇を祀る社が建てられたのが始まりといわれています。
建立当初は「どどじんじゃ」と呼ばれていましたが、織田信長が安土城の堀に百々橋(どどはし)という名前の橋を架けたことをきっかけに、信長に遠慮して「ももじんじゃ」と呼ぶようになったとか。
兵主大社(野洲市)
奈良時代初頭に創建された兵主大社(ひょうずたいしゃ)には、神様が白蛇の姿で亀の背に乗り、鹿に守られながら琵琶湖をわたって来られたという伝承が残っています。
その伝承にちなみ、例年「白ヘビ守」を頒布しています。ちなみに令和7年(巳年)のお正月には「ヘビみくじ」も授かれるとか。
長濱八幡宮(長浜市)
源義家公が後三条天皇の勅願を受け、京都の石清水八幡宮より御分霊を迎えて鎮座された長濱八幡宮。
境内には、蛇神を祀る大蛇池があることでも知られており、巳年には健康や商売繁盛、金運を願う参拝者が多く見られます。
また、例年8月15日には水の中で舞を行う珍しい奉納行事「蛇の舞神事」が行われます。
http://www.biwa.ne.jp/~hatimang/
まとめ
復活と再生を連想させ、強い生命力で知られるヘビは縁起の良い動物と考えられています。「神の使い」としても崇められ、大蛇が出現する夢は大幸運をもたらすと言われることも。
2025年はヘビを祀る神社を巡り、ヘビにまつわる初夢を見て、最高の一年にしたいですね。
参考
https://kyodonewsprwire.jp/release/202412161784
文/太田ポーシャ