ビザ・ワールドワイド・ジャパンは警察庁と連携して、警察が捜査の過程で把握した不正クレジットカードに関する情報の提供を受け、カード不正拡大防止に取り組むことを明らかにした。
警察庁と円滑な情報共有を進めるために協定を締結
キャッシュレス決済の普及にともなって、フィッシング等により盗まれたクレジットカード等のカード情報が不正利用される被害が増加している。
Visaでは、この不正利用を防止するため、経済産業省や業界団体と協力しながらEMV 3-Dセキュアなど各種の取り組みを積極的に推進しており、今回警察庁と円滑な情報共有を進めるべく協定を結ぶこととなった。
Visaは電子決済の世界的リーダーとして、現在世界200以上の国と地域における決済取引によって消費者、加盟店、金融機関や政府機関をつないでいる。
同社では、本件の発表に際して「この協定に基づき、盗用が疑われるカード情報が国際ブランド各社を通じてカード会社に迅速に伝達され、不正利用の抑止が進むことが期待されます」とコメントしている。
構成/清水眞希