発売から3か月が経過した「iPhone16」購入者の満足度は？

2024.12.24

2024年9月20日に発売されたiPhone 16シリーズ。毎年新モデルが登場するiPhoneだが、今回のiPhone 16シリーズでは、全モデルにApple Intelligence対応の高性能な最新Aチップを搭載し、新たにカメラコントロールボタンを採用した点が大きな注目を集めた。

発売から3か月が経過した現在、実際に購入したユーザーはiPhone 16シリーズにどれほど満足しているのだろうか？

セレクトラ・ジャパンはこのほど、Phone 16シリーズを購入した男女100名を対象に、購入した機種の満足度に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

84%がiPhone 16を買って満足！カメラ性能を称賛する声が多数

iPhone 16シリーズ購入者の84%が「満足」と回答した。満足している理由として、特にカメラ性能やバッテリー性能の向上が高く評価されている。

一方、不満点としては「価格が高い」「機能の変化が少ない」「サイズが大きい」という意見が多く寄せられた。

iPhone 16に満足している理由・不満な理由を自由回答形式で尋ねたところ、以下のコメントが寄せられた。

・基本的な性能が高く、カメラも良いし、荒く扱っても丈夫さを感じるので良いです。（iPhone 16購入者）

・バッテリーが長持ちだという実感があります。また、写真のクオリティがとてもあがったと感じます。価格が高いのが不満です。（iPhone 16購入者）

・画質の綺麗さやさくさく動かせるところは満足しています。不満なのは少しサイズが大きいところ。（iPhone 16購入者）

・折角購入したのに日本語版のAIが使うことができないから不満です。（iPhone 16購入者）

・以前使っていたものがiPhoneXSであったので、カメラの性能の良さに驚いている。（iPhone 16 Pro購入者）

・音質、画質がすごく綺麗ではあるものの、機能的に変わった点は他にないと感じる。（iPhone 16 Pro Max購入者）

・カメラがよりきれいに写せるのがうれしいです。シャッターボタンが付いて扱いやすいです。電池も長持ちするのでデメリットは今のところないです。（iPhone 16 Pro Max購入者）

iPhone 16シリーズの価格については、全体の半数を超える58%が「高いと思う」と回答した。

iPhone 16シリーズは、前モデルであるiPhone 15シリーズと比べて性能が向上したが、アップルストアでの発売価格は据え置きとなっている。こういった背景はあれど、回答者からは「スマホとしては高価格」「自分にはオーバースペックに感じる」というコメントが目立った。

一方で「妥当だと思う」と回答した購入者は全体の38%で、性能の向上や円安の状況を判断の理由に挙げていた。

iPhone 16シリーズの価格を「高いと思う」理由を自由回答形式で尋ねたところ、以下のコメントが寄せられた。

・高い。スマホは生活の必需品であり、経年劣化やバージョンアップのため買い替えが必要になるものなので、もう少し手頃であるべきだと感じる。（iPhone 16購入者）

・16というよりはどんどんiPhoneが高くなり過ぎていると思うからです。高級品です。（iPhone 16購入者）

・全部の機能を使えて便利に扱えたら価値はわかるのですが私は機能の10%も使えてないような気がするのでかなり高く感じてしまいます。（iPhone 16購入者）

iPhone 16シリーズの価格を「妥当だと思う」理由を自由回答形式で尋ねたところ、以下のコメントが寄せられた。

・価格はかなり高いと思いますけど、以前所持していたiphone12より動画撮影能力は格段上がっていました。これなら値段高くても仕方ないなと納得出来たので妥当だと感じました。（iPhone 16購入者）

・iPhone15からハード面での変更はあったものの、ソフト面での進歩はほぼ無かったので価格据え置きが妥当だと思う。（iPhone 16購入者）

iPhone 16シリーズの価格を「安いと思う」理由を自由回答形式で尋ねたところ、以下のコメントが寄せられた。

・iPhone15シリーズの据え置き価格の割にはiPhone15シリーズよりも格段にApple Intelligenceへの対応やバッテリーの長さなど機能がアップしていると思うから。（iPhone 16購入者）

今回の調査で最も購入者が多かったのは、標準モデルのiPhone 16で、全体の67%となった。

続いてiPhone 16 Proモデルが22%、大画面のiPhone 16 Pro MaxとiPhone 16 Plusは少数に止まった。標準モデルでも12万円を超えるため、さらに高価格となるモデルの購入者は限られてくるようだ。

また、iPhone 16シリーズでは、標準モデルとProモデルの差が歴代iPhoneよりも小さい印象だった。標準モデルでも最新のA18チップ搭載、新しいカメラコントロールボタンを体験できる、という点は標準モデルの人気の要因かもしれない。

iPhone 16シリーズ購入前に使っていた機種についての質問では、2020年発売のiPhone 12シリーズが全体の20%で最多となった。続いて、iPhone 13シリーズが18%と、3～4年ごとの買い替えが多い傾向が見られた。

また、携帯キャリアの2年返却プログラムが一般化してきた影響か、2年前のiPhone 14からの買い替えが3番目に多い結果となった。

＜調査概要＞
調査期間：2024年12月9日～2024年12月10日
調査対象：iPhone 16シリーズを購入した10～60代の男女
有効回答数：100名
調査手法：インターネット調査
調査機関：株式会社クラウドワークス

構成／こじへい