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共通テストの新科目「情報Ⅰ」、高校3年生の8割が「利用する」

2024.12.21

「情報Ⅰ」は「将来に役立つ」が約7割も、半数以上が授業は「楽しくない」

「情報Ⅰ」での勉強内容が将来に役立つと感じているかどうかと尋ねたところ、約7割が「はい」(69.4%)と回答した。

「情報Ⅰ」の授業や学習を楽しいと感じているかどうかは、「楽しい」と感じている人は約4割と、「役立つ」と感じている人と比べると27ptも減少する結果となっている。

将来の役に立つと感じている人と将来の役には立たないと感じている人で、それぞれ授業や学習の楽しさについての回答を掛け合わせたクロス集計の結果、「将来の役立つ」と感じている高校生ほど授業や学習も楽しいと感じている人が圧倒的に多い結果となった。

「情報Ⅰ」の授業や学習が楽しい理由についての自由回答を見ると、元々プログラミングやパソコンに触れる機会があり、得意意識があったことや、具体的なツールの使い方や技術の仕組みを理解した上で「役に立つ」と実感できることが大きな要因となっているようだ。また、先生の教え方の面白さやわかりやすさも「楽しい」と思える一因となっている点は、他の教科と同じとも言えるかもしれない。

表裏一体とも言えるが、「楽しくない」と感じてしまう理由も「先生の教え方」や「授業内容のつまらなさ」が大きく起因しているようだ。授業の中で、少しでも苦手意識を取り除いてあげることや、将来へつながるという具体性のある内容を提示してあげることで、高校生の「情報Ⅰ」への印象も変わってくるかもしれない。

「情報Ⅰ」に対しての印象や提言を自由回答で求めたところ、授業や学習が「楽しい」と回答した人も「楽しくない」と回答した人も、共通テストの受験科目として追加されたことに対しての疑問を強く感じている点は共通している。また、先生の教え方にばらつきがあること、期待している授業内容ではないことなども課題として抱いているようだ。

<調査概要>
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(高校生)
回答者  : 1,673名
【属性分類】高校1年生320名(男子101名・女子204名・分からない/答えたくない5名)高校2年生451名(男子147名・女子296名・分からない/答えたくない8名)、高校3年生902名(男子348名・女子539名・分からない/答えたくない15名)
調査方法 : 学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。
調査時期 : 2024年11月19日~11月21日

※本リリースにおけるデータは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合がある。

出典元:Studyplusトレンド研究所

構成/こじへい

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