小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

京王電鉄がアサヒ飲料の「CO2を食べる自販機」から回収したCO2吸収材を配合したケーブルトラフを採用

2024.12.22

京王電鉄は新宿駅および府中駅にアサヒ飲料の「CO2を食べる自販機」を設置しているが、今回は回収したCO2吸収材を配合したコンクリート製ケーブルトラフ(電気配線用ケーブルを収容する保護管)をアサヒ飲料、およびアゲオと共同開発。

2024年12月18日より、京王電鉄施設内の浜田山駅~高井戸駅間に導入した。

なお、この取り組みはCO2資源循環モデルの推進を目的として実施されているものだ。

CO2 吸収材を配合したコンクリートケーブルトラフ

本件のポイント:脱炭素社会の実現に向けた取り組み

・アサヒ飲料「CO2を食べる自販機」を活用したCO2資源循環モデルの推進は、国内の鉄道会社初の取り組みとなる。

・ケーブルトラフに使用されるコンクリートの原料に、CO2吸収後の吸収材を配合することで、本ケーブルトラフの制作過程でのCO2排出量は従来と比較して274.89kg/立方mと9.2%減を実現。

・京王グループでは、「京王グループ理念」で掲げている「環境にやさしく」に基づき、環境に配慮した事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指す。また、地球環境保護を目的とした機器の導入や省エネルギー施策の着実な推進、再生可能エネルギー由来の電力の活用検討等、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めていく。

本件の概要

■CO2を食べる自販機

自販機は周囲の空気を吸い込み、商品の冷却・加温をしているため、空気の通り道である商品取り出し口の下側にCO2を吸収する特殊材(CO2吸収材)を設置することで、大気中のCO2を効率的に吸収できる。

CO2吸収性能として1台当たりのCO2年間吸収量は稼働電力由来のCO2排出量の最大20%を見込んでおり、スギ(林齢56〜60年)に置き換えると、約20本分の年間吸収量に相当する。

■吸収したCO2の活用

アゲオにて、新宿駅と府中駅のCO2食べる自販機から吸収したCO2吸収材をコンクリートの原料に配合したケーブルトラフを製造。浜田山駅~高井戸駅間の約165m分のケーブルトラフについて、このタイプに交換した。

■ケーブルトラフを製作する過程で削減したCO2排出量

ケーブルトラフに使用されるコンクリートの原料に、CO2吸収後の吸収材を配合することで、従来のCO2排出量は302.87kg/立方mに対して、本ケーブルトラフの制作過程では従来と比較して9.2%減となる274.89kg/立方mとなった。

■今後の展望

今回の発表に際して京王電鉄は、「当社では本取り組みを機に、2025年度以降も順次、CO2吸収材を配合したケーブルトラフの導入を進める等、環境に配慮した活動を行なってまいります」とコメントしている。

関連情報
https://www.keio.co.jp/

構成/清水眞希

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年12月16日(月) 発売

DIME最新号は、「大谷翔平研究!」。今年を象徴するDIMEトレンド大賞の発表や、Aぇ!group、こっちのけんと他豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。