小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

推し活や界隈から支持を集めたファイントゥデイのヘアケアブランド「+tmr」が仕掛けるウェルビーイングにつながるアプローチ

2024.12.18

若者のキーワードは「ウェルビーイングの模索」 精度の高い買い物や共感が重視されるように

一方で、「今年のトレンドを見ていると、少し疲れている空気も出ていて、情報との距離を調整する動きも見えてきている」という。「例えば美容界隈でも、“界隈”とは違う入り口から美容について考えたり、突き詰めた情報ではない『美容との心地よい関わり方』を伝えていけるといいかもしれない。そんなに熱量が高くない人たちも含めて、より多く、全体に広げていくことを考えると、“美容”を主語にしなくても伝わる情報があるといい」と語る。

ME:Iとコラボしたことで“入り口”を広げる

『+t m r』では、本質のケアを周知するためにME:Iとコラボしている。日プ女子では視聴者が国民プロデューサーとなって自分の“推し”に投票し、11人のメンバーが決定している。“推し活”から生まれたME:Iを起用したことで、さまざまな反応があったと赤阪さんは語る。

「ファンの方から『ME:Iを起用していただきありがとうございます』という投稿がたくさんあり、違う意味で『+t m r』を知ってもらうきっかけになりました。また(イラストや漫画などの)二次創作投稿もたくさん見かけました。それぞれが特技をいかして、“緩い繫がり”の中でどんどん“沼って”いき、コラボレーションを楽しんでくれています。『明日が、未来が、もっと楽しみになる』というコンセプトにも共感してくれた投稿もありました。商品の機能だけでなく、情緒価値と合わせて『どうブランドを届けるか』が大事なのだと、学びが多いコラボレーションでした」

“入り口”を広げる共感を得たブランドコンセプト

ウェルビーイングにつながる“推し活”や“界隈消費”に目を向けた赤阪さんは、「今の若者やZ世代は『情緒価値』をすごく大事にする世代。生まれた時からスマートフォンがあり、いろいろなものが調べられる。価格や機能だけでなく『それは分かるから、その先にあるものは何なの?』を求める人が多い」と感じているという。「情緒価値だけでもなく、機能価値だけでもない。『見た目はかわいいけれど、中身は本物・骨太』というものが、今求められているものだと思います」と語る。

また「“界隈”だけでなく、消費の行動は伝播していく。昔は『若者と年齢を重ねた人は別』という雰囲気がありましたが、今はそうではなくなっています。『+t m r』も10代~50代、60代まで幅広い世代の方々に受け入れてもらっています。コアは20代30代ですが、親子で使われている方もいます」と、“消費の伝播”を実感しているという。

『+t m r』とコラボし発信していくME:I

アプローチする“入り口”を広げたことで反応が広がり、“推し”が自分たちのウェルビーイングとして「喜んで消費する」という流れにつながった『+t m r』。長田さんによると、「トレンドの全体を見ていると、若者にとって『ウェルビーイングの模索』がキーワードになっている」という。さらに、「情報やコミュニケーション、消費と『どういう距離感で付き合っていくのか』。『何が一番自分にとって心地いいか』を模索している。より精度の高い買い物や、共感できることを重視するようになる」という。

今後も“推し活”や“界隈消費”といった、“自身の幸せやウェルビーイングを求める行動”から、さまざまな商品展開やコラボレーションが生まれていくのだろう。

取材・文/コティマム

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年12月16日(月) 発売

DIME最新号は、「大谷翔平研究!」。今年を象徴するDIMEトレンド大賞の発表や、Aぇ!group、こっちのけんと他豪華インタビューも満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。