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ユーザーは何に使ったのか?Googleが2024年のGemini活用法ランキングを発表

2024.12.20

グーグルは2024年12月16日、2024年のGemini活用法トップ10をランキング形式で発表した。これは2023年に続く発表で、Gemini がどのように活用できるのかを具体的な例とともに紹介されている。

今年も情報収集に関する活用法がトップに

2023年に引き続き、2024年も調べ物や相談など情報を幅広く調べる“情報収集”に関する活用方法がトップにランクされた。

「情報に関する調べもの」では、たとえば、元素の周期表や特徴、円周率の定義や背景など、「物事を理解する」調べ方や「モーツァルトが作曲した有名なオペラは?」や「光速は何キロメートル毎秒ですか?」などといった単一・複数の明確な答えを探す調べ方で活用されているという。

2位には「雑談・おしゃべり」が昨年の6位からランクアップ。

例えば、「もしも無人島に一つだけ物を持っていけるとしたら、何を持っていく? 理由も教えてね」 などの想像力や価値観を広げる活用方法や「最近あった面白い出来事を教えて! 笑わせてくれると嬉しいな」 などといったユーモアや共感を育む活用方法が人気を集めている。

特に10月に日本語でも公開された Gemini Live を使うことで、テキスト入力だけでなく、音声でも気軽に会話を始められるので、疲れて気分が上がらない時に、Gemini に口頭で「気分が盛り上がるように励まして」などとおしゃべりをすることも可能になった。

学びのサポートやプログラミングなどにも広く活用

3位、4位、5位、9位には、それぞれ「勉強のお手伝い」、「要点をまとめる」、「プログラミング」、「文章作成サポート」がランクインしており、Gemini が学びのシーンでも広く活用されていることがわかる。

「勉強のお手伝い」では、たとえば「高校世界史のまとめ問題を一問一答形式で 20問、記述形式で10問、作成してほしい。難易度は大学入試レベルで。まだ解答は見せないで」など、科目だけでなく、自分の習熟度や好みの形式に合わせた使い方など具体的な指示を出すことで、Gemini が問題を作成してくれる。

さらに、解答と解説も作成するので、復習や予習に役立てることも可能だ。

「要点をまとめる」では、長文の文章や複雑な資料を読み込む時に多く活用されている。例えば、「このレポートの要点を300字程度でまとめて」と聞くと、重要なポイントを簡潔に把握することができる。

また昨年に引き続き今年も「プログラミング」が上位にランクした。初心者から上級者まで、幅広い層でGeminiはプログラミングのサポートにも役立つ。

初心者であれば、「Pythonで簡単なゲームを作る方法を教えて」と聞くことで、基本的なコードの書き方から実行方法まで学ぶことができる。

上級者であれば、「このコードの効率を上げる方法を教えて」といった具体的な質問をすることで、より高度なプログラミングスキルを身につけるサポートを行なう。

■買い物や旅行の下調べなど、アイデア出しのパートナーとして

6位、7位、8位には、それぞれ「買い物のための下調べ」、「アイデア出し」、「旅行のアイデア」がランクイン。Gemini が様々なシーンにおけるアイデア出しのパートナーとしても活用されていることを示した。

「買い物のための下調べ」では、たとえば、新しい PC の購入を検討している際に、「Chromebook に興味があるんだけど、Chromebook Plus との違いがわからない。それぞれの特徴をわかりやすく表にまとめて比較して」と聞くことで、CPU やメモリなどの性能の違いをを比較したわかりやすい表を作成する。

「アイデア出し」では、年末のイベントにおけるクリエイティブなアシスタント役も担う。

例えば、「5歳の子供が、楽しみながら大掃除の手伝いをしてくれるゲームのアイデアを教えて」などと聞くと、宝探しやビンゴなどのゲーム性をもたせた掃除の方法を提案してくれる。

ほかにも、「お正月で10人以上でできる面白いゲーム」や「お寿司とサッカーと宇宙にまつわるクリスマスの飾りつけ」など、これからの年末イベントを楽しく彩るアイデア出しのパートナーとしても活用できる。

■Gemや画像生成など新機能を活用した使い方も人気

9位には「翻訳」が昨年に引き続きランクインしており、英訳や和訳など多言語間での翻訳に広く活用されていることがわかる。

10 月に日本語でも公開されたGemini Advancedをカスタマイズできる新機能Gemを使うことで、特定のトピックの専門家として、あるいは自分が設定する目標に向けて改良することができる。

作ったGemは名前を付けて保存が可能。詳細な手順を記憶できるため、繰り返し作業や難しいタスクにかかる時間を節約して、いつでも素早く使えるようになる。

「翻訳」での使い方においても、たとえば、「旅行中の会話を翻訳してください。レストランでの注文、ホテルでのチェックイン、道案内など、旅行シーンで役立つフレーズをスムーズに翻訳し、発音も教えてください」などと、詳細に設定することで、毎回詳細設定を入力せずに、いつでもシンプルなプロンプトを入力するだけで、自分の設定した条件での詳細な回答を得ることができる。

■さまざまなスタイルの画像を生成できる画像生成機能が日本語でも公開

また、わずか数単語で、写実的な風景から質感のある油絵、かわいいカートゥーン風のシーンなど、さまざまなスタイルの画像を生成できる画像生成機能が10月より日本語でも公開された。

この機能を活用した「画像生成」の活用方法も、11位にランクインしている。

お正月やクリスマスのお祝いに、友だちに年賀状やカードで手作りのメッセージを作る時に、Geminiに「年賀状にぴったりな蛇のかわいい絵をつくって。2025の数字に体が曲がりくねっているデザインがいいな」などと質問することで、自分のイメージに沿った画像を生成することができる。

今回の発表に際してグーグルでは、次のようにコメントしている。

「今回のランキングが、皆様の生活や仕事に役立つヒントを見つけていただければ幸いです。これからもユーザーの皆さまに便利で楽しく使っていただけるように、新機能の提供やお役立ち情報をご案内してまいります。ぜひ、冬休みのアイデア探しに Gemini を使ってみてください」

※このランキングでは、2024 年中に入力された質問を基にカテゴリー分けしています。(調査対象期間: 2024年1月1日~10月31日)
※紹介した質問は、各ランキングのカテゴリーにあてはまる具体例を示したもので、実際にユーザーが入力した質問ではありません。
※Geminiを含む生成 AIの利用に関する説明は例示を目的としています。実際の回答結果については、自身で正確性・適切性の確認を願いします。

関連情報
https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/2024-gemini-10/

構成/清水眞希

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