定額制動画配信サービスの2024年年間視聴数ランキング、3位ONE PIECE、2位鬼滅の刃、1位は？

エンタテイメント業界に向けたマーケティングサービスを提供するGEM Partnersから、2024年の「定額制動画配信サービス 年間視聴ランキング」（※1）が発表された。

このランキングは、映像、マンガ・書籍、ゲーム、音楽メディアなどのメディアを横断してエンタメブランドの真のリーチを比較・評価することを目指した新指標「リーチpt（※2）」をベースにしたもので、これまで把握が難しかったサービス横断での真のリーチを明らかにできるという。

本稿では、同社リリースをもとに、その概要をお伝えする。
※1：集計期間：2024年1月第1週（2024/1/1～1/7）～12月第1週（12/2～12/8）
※2：リーチptとは、エンタメブランド名を冠したコンテンツに1日あたりに接触した延べ人数を週次で合計した値

定額制動画配信サービス サービス横断 年間ランキングTOP20

■『名探偵コナン』が圧倒的首位、『鬼滅の刃』『ONE PIECE』が続く

特定サービスではなく、サービス横断で、コンテンツ別に年間リーチptをランキング化した。年間ランキング1位に輝いたのは、6,897ptと2位以下に大差をつけた『名探偵コナン』。視聴サービス構成比のTOP3をみると、Prime Video（49%）、Netflix（19%）、Hulu（16%）となった。

また、視聴コンテンツの約7割がTVシリーズ、約3割が映画であったほか、性別構成比は男性36%、女性64%と女性寄りとなっている。

2位に入ったのは『鬼滅の刃』（4,901pt）。視聴サービス構成比のTOP3はPrime Video（51%）、Netflix（25%）、U-NEXT（7%）、性別構成比は男性57%、女性43%とやや男性寄りになっている。

3位は『ONE PIECE』（4,842pt）。視聴サービス構成比のTOP3はPrime Video（48%）、Netflix（29%）、U-NEXT（8%）、性別構成比は男性61%、女性39%と男性寄りとなった。

定額制動画配信サービスのオリジナル制作作品でTOP20入りしたのは、11位の『地面師たち』。Netflixが制作を手がけたドラマシリーズで、7月25日に同サービスで独占配信が始まった。性別構成比は男性44%、女性56%とやや女性寄りとなっている。

2024年、最も視聴されたサービスはPrime Video

ジャンルを問わず、2024年に最もリーチptを稼いだ定額制動画配信サービスは、Prime Videoだった。なお、同サービス内に絞ったコンテンツ別ランキングでは、1位『名探偵コナン』、2位『葬送のフリーレン』、3位『鬼滅の刃』となった。

関連情報
https://www.gem-standard.com/columns/953

構成／清水眞希