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出身県の好きなご当地言葉ランキング、富山は「きときと」、滋賀は「だんない」

2024.12.18

ライバルだと思う都道府県、1位は「東京都」

全回答者(4,700名)に、「自県のライバルだと思う都道府県」を聞いたところ、「東京都」(3.7%)が最も高くなり、「大阪府」(2.5%)、「京都府」(2.4%)が続いた。東京都をライバル視している都道府県をみると、ライバル視率が高くなったのは「大阪府」(38.0%)と「神奈川県」(36.0%)。ライバル視している理由をみると、「何かと比べられることが多い気がするから」(大阪府・50代女性)、「楽しいところがたくさんあるから」(神奈川県・20代女性)といった回答があった。

また、隣県同士でライバル視しているケースをみると、「埼玉県と千葉県」では、埼玉県民の30.0%が「千葉県」をライバルと回答し、千葉県民の32.0%が「埼玉県」をライバルと回答。ライバル視している理由をみると、「よく比較されるから」(埼玉県・20代女性)、「首都圏で東京、神奈川に次ぐポジション争い」(千葉県・40代男性)といった回答があった。

「茨城県と栃木県」では、茨城県民の33.0%が「栃木県」をライバルと回答し、栃木県民の21.0%が「茨城県」をライバルと回答。ライバル視している理由をみると、「自然豊かで東京からの距離も似ているから」(茨城県・50代女性)、「北関東でいつも争っているイメージだから」(栃木県・30代女性)といった回答があった。

「山梨県と静岡県」では、山梨県民の41.0%が「静岡県」をライバルと回答し、静岡県民の33.0%が「山梨県」をライバルと回答。ライバル視している理由をみると、「富士山が近く、富士山をよりきれいに見られるのは? と聞かれるといい勝負だから」(山梨県・20代女性)、「富士山を共有しているから」(静岡県・40代男性)と、“富士山”がライバル関係の原因となっていることがうかがえる。

「富山県と石川県」では、富山県民の50.0%が「石川県」をライバルと回答し、石川県民の35.0%が「富山県」をライバルと回答。ライバル視している理由をみると、「観光客が隣の県に流れているから」(富山県・50代男性)、「どちらもお寿司が美味しいから」(石川県・40代女性)と、観光やグルメに関する回答が多く挙げられた。

「鳥取県と島根県」では、鳥取県民の60.0%が「島根県」をライバルと回答し、島根県民の64.0%が「鳥取県」をライバルと回答しており、どちらの県民においても、隣県へのライバル意識を持っている人が高い割合となった。ライバル視している理由をみると、「よく間違われるから」(鳥取県・20代男性)、「隣県で人口などが似ているから」(島根県・50代男性)といった回答があった。

人生で一度は観光してみたい都道府県、1位「北海道」2位「沖縄県」3位「福岡県」

全回答者(4,700名)に、「人生で一度は観光してみたい都道府県」を聞いたところ、自然豊かで観光名所や名産品・特産品が豊富な「北海道」(29.5%)と「沖縄県」(21.0%)が特に高くなった。

次に、「移住したいと思う都道府県」を聞いたところ、「東京都」(8.2%)が最も高くなり、「沖縄県」(7.3%)、「福岡県」(5.2%)が続いた。移住したい理由をみると、1位の「東京都」については「何でも揃っていて便利そうだから」(石川県・40代女性)、「都会に憧れるから」(山梨県・30代男性)、2位の「沖縄県」については「海がきれいだから」(広島県・30代女性)、「ゆったりとしているから」(岡山県・30代男性)、3位の「福岡県」については「田舎すぎず都会すぎずちょうどいいから」(宮崎県・20代女性)といった回答があった。

続いて、「ワーケーションしたいと思う都道府県」を聞いたところ、「沖縄県」(10.5%)が最も高くなり、「東京都」(5.1%)、「北海道」(4.9%)が続いた。ワーケーションしたい市区町村名をみると、1位の「沖縄県」では「那覇市」「石垣市」「宮古島市」、2位の「東京都」では「新宿区」「渋谷区」といった回答があった。

自県の“県民の特徴”を表す一言、秋田県「恥ずかしがり屋」、徳島県「商売人」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、自県の“県民の特徴”を表す一言を聞いたところ、北海道では「おおらか」、秋田県では「恥ずかしがり屋」、千葉県では「マイペース」、東京都では「多様性」、広島県では「カープ大好き」、徳島県では「商売人」といった回答がみられた。

複数の都道府県で挙げられた回答をみると、岩手県、栃木県、埼玉県、石川県、福井県、静岡県、滋賀県では「穏やか」、青森県と山口県では「おっとり」、岐阜県、三重県、奈良県、和歌山県、香川県、佐賀県、宮崎県、沖縄県では「のんびり」、茨城県、愛知県、大阪府、岡山県、大分県では「せっかち」、山形県、富山県、長野県、愛媛県では「真面目」、宮城県、島根県、福岡県、長崎県、鹿児島県では「優しい」、福島県と新潟県では「我慢強い」、神奈川県と兵庫県では「おしゃれ」といった回答がみられた。

また、京都府では「はんなり」(ゆったり上品なさま)、高知県では「いごっそう」(頑固者)、熊本県では「もっこす」(意地っ張り、頑固者)といった、県民の特徴を示したご当地言葉が挙げられた。

自県の“県民あるある”、和歌山県「みかんのむき方がうまい」、佐賀県「自転車がカラフル」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、自県の“県民あるある”だと思うことを聞いたところ、言葉に関するあるあるとしては、宮城県では「穴のあいた靴下を『おはよう靴下』と呼ぶ」、山形県では「電話に出るとき『○○でした』と言う」、福島県では「じゃかいもを『かんぷら』と言う」、栃木県では「後ろを『裏』と言う」、三重県では「津を『つぅ』と呼ぶ」、滋賀県では「琵琶湖を『海』と言う」、長崎県では「靴下の破けたところを『じゃがいも』と呼ぶ」、鹿児島県では「同意するとき『ですです』と言う」、飲食に関するあるあるとしては、北海道では「納豆に砂糖を入れる」、富山県では「昆布をよく食べる」、石川県では「アイスを一年中食べる」、福井県では「冬に水ようかんを食べる」、山梨県では「固い桃を食べる」、和歌山県では「みかんのむき方がうまい」、生活や習慣に関するあるあるをみると、岩手県では「横断歩道を渡るときお辞儀をする」、静岡県では「富士山に登らない」、大阪府では「話にオチを求める」、鳥取県では「新しい店が好き」、広島県では「カープグッズを持っている」、山口県では「イベントで餅まきをする」、徳島県では「運動会や体育祭で阿波踊りを踊る」、佐賀県では「自転車がカラフル」といった回答があった。

他の都道府県の県民からよく驚かれること、新潟県「信号機が縦型」、鳥取県「正月の雑煮がお汁粉」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、他の都道府県の県民からよく驚かれることを聞いたところ、飲食に関するものとして、山形県では「雑草のひょう(スベリヒユ)を食べる」、福島県では「朝からラーメンを食べる」、千葉県では「落花生を茹でて食べる」、長野県では「イナゴや蜂の幼虫を佃煮にして食べる」、静岡県では「おでんの汁が黒い」、奈良県では「雑煮の餅にきな粉をつけて食べる」、鳥取県では「正月の雑煮がお汁粉」、佐賀県では「ラーメンに生卵が入っている」、習慣や環境に関するものして、北海道では「冬でも家の中では半袖」、秋田県では「修学旅行の安否確認情報がCMで流れる」、群馬県では「上毛かるたをほとんどの人が知っている」、栃木県では「雷が多い」、埼玉県では「小学校で出席を取るときに『はい、元気です』と言う」、新潟県では「信号機が縦型」、愛知県では「学校の休み時間を『放課』と呼ぶ」、兵庫県では「小学校が土足制」、福岡県では「夜にゴミ収集がある」、宮崎県では「運動会の組分けを赤団、白団と呼ぶ」、沖縄県では「結婚式の招待客が多い」といった回答がみられた。地元の人が日頃慣れ親しんでいる文化や環境が、他の都道府県の人からは珍しく思われることがあるようだ。

地元民に愛されている地元のソウルフード、石川県「ハントンライス」、香川県「骨付鳥」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、地元民に愛されている地元のソウルフードを聞いたところ、青森県では「味噌カレー牛乳ラーメン」、宮城県では「はらこ飯」、秋田県では「横手やきそば」、茨城県では「スタミナラーメン」、栃木県では「佐野ラーメン」、千葉県では「なめろう」、神奈川県では「サンマーメン」、石川県では「ハントンライス」、福井県では「ボルガライス」、山梨県では「鳥もつ煮」、三重県では「津餃子」、滋賀県では「鮒寿司」、兵庫県では「そばめし」、鳥取県では「豆腐ちくわ」、島根県では「赤てん」、岡山県では「ホルモンうどん」、山口県では「チキンチキンごぼう」、徳島県では「フィッシュカツ」、香川県では「骨付鳥」、愛媛県では「焼豚玉子飯」、福岡県では「もつ鍋」、長崎県では「トルコライス」、熊本県では「からし蓮根」、大分県では「やせうま」、宮崎県では「冷や汁」、鹿児島県では「鳥刺し」といった回答がみられた。

他の都道府県の県民には読めないと思う地元の地名、青森県「撫牛子」、岐阜県「尻毛」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、他の都道府県の県民には読めないと思う地元の地名を聞いたところ、北海道では「倶知安」、青森県では「撫牛子」、山形県では「左沢」、栃木県では「神鳥谷」、千葉県では「匝瑳」、神奈川県では「弘明寺」、富山県では「石動」、山梨県では「百々」、長野県では「麻績」、岐阜県では「尻毛」、愛知県では「御器所」、京都府では「間人」、大阪府では「放出」、奈良県では「京終」、島根県では「十六島」、岡山県では「美作」、徳島県では「府中」、香川県では「栗林」、高知県では「宿毛」、福岡県では「雑餉隈」、長崎県では「女の都」、熊本県では「八景水谷」、宮崎県では「都城」といった回答がみられた。

中学生のときの修学旅行で訪れた都道府県の1位は「京都府」

全回答者(4,700名)に、中学生のときの修学旅行で訪れた都道府県を聞いたところ、1位「京都府」(29.1%)、2位「奈良県」(17.2%)、3位「東京都」(17.1%)となった。(図31)

出身都道府県別にみると、北海道・東北では北海道を除く東北6県で「東京都」が1位、関東ではすべての都県で「京都府」が1位、北陸・甲信越でも福井県以外は「京都府」が1位、東海では静岡県以外は「東京都」、近畿では滋賀県と京都府と和歌山県で「東京都」が1位、中国・四国では鳥取県と島根県と山口県と愛媛県で「京都府」が1位でした。九州・沖縄では福岡県と大分県で「京都府」が1位、宮崎県と鹿児島県と沖縄県では「長崎県」が1位となった。

他の都道府県の県民にオススメしたいデートスポット、茨城県「国営ひたち海浜公園」、兵庫県「神戸ハーバーランド」

各都道府県の在住者(各都道府県100名)に、他の都道府県の県民にオススメしたいデートスポットを聞いたところ、北海道では「函館・函館山」、岩手県では「龍泉洞」、宮城県では「松島」、福島県では「アクアマリンふくしま」、茨城県では「国営ひたち海浜公園」、群馬県では「草津温泉」、埼玉県では「川越」、新潟県では「新潟市水族館マリンピア日本海」、石川県では「兼六園」、福井県では「東尋坊」、静岡県では「日本平」、三重県では「ナガシマスパーランド」、滋賀県では「びわ湖テラス」、兵庫県では「神戸ハーバーランド」、広島県では「厳島(宮島)」、山口県では「角島・角島大橋」、香川県では「父母ヶ浜」、愛媛県では「道後温泉」、長崎県では「ハウステンボス」、大分県では「大分マリーンパレス水族館『うみたまご』」、沖縄県では「沖縄美ら海水族館」と、絶景を堪能できるスポットや人気のレジャースポットが多く挙げられた。

他の都道府県の県民にオススメしたいインスタ映えスポット、山形県「山寺」、福岡県「糸島」

他の都道府県の県民におすすめしたいインスタ映えスポットを聞いたところ、青森県では「奥入瀬渓流」、秋田県では「ゴジラ岩」、山形県では「山寺」、福島県では「浄土平」、栃木県では「あしかがフラワーパーク」、千葉県では「東京ディズニーリゾート」、東京都では「東京タワー」、新潟県では「清津峡」、石川県では「金沢21世紀美術館」、山梨県と静岡県では「富士山」、長野県では「軽井沢」、岐阜県では「金華山」、愛知県では「ジブリパーク」、京都府では「伏見稲荷大社」、大阪府では「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、奈良県では「奈良公園」、和歌山県では「白良浜」、島根県では「宍道湖」、岡山県では「倉敷美観地区」、徳島県では「眉山」、愛媛県では「下灘駅」、高知県では「桂浜」、福岡県では「糸島」、佐賀県では「大魚神社の海中鳥居」、長崎県では「ハウステンボス」、熊本県では「阿蘇」、沖縄県では「アメリカンビレッジ」といった回答がみられた。唯一無二の風景や、風情のある街並み、にぎやかなテーマパークなど、フォトジェニックなスポットが多く挙げられた。

家事メンが多い1位は「宮崎県」、「イクメンが多い」1位は「宮城県」

続いて、全回答者(4,700名)に、家族の関係や状況について聞き、家族の関係や状況としてあてはまると回答した割合から、都道府県ランキングを作成。男性の家事・育児参加についてみると、「夫もよく家事に参加している」では、1位「宮崎県」(47.0%)、2位「沖縄県」(44.0%)、3位「千葉県」「熊本県」(同率41.0%)、「夫もよく子育てに参加している(いた)」では、1位「宮城県」(45.0%)、2位「熊本県」(42.0%)、3位「山梨県」(39.0%)となった。

「家族を大切にしたい」では、1位「静岡県」(77.0%)、2位「山梨県」(72.0%)、3位「福岡県」(71.0%)、「親の介護には積極的に携わりたい」では、1位「滋賀県」(55.0%)、2位「長崎県」「沖縄県」(同率53.0%)となった。

倹約家1位は「香川県」、「浪費家」1位は「高知県」

次に各都道府県民のマネータイプを探るため、全回答者(4,700名)に、マネー関連の意識や状況について聞き、マネー関連の意識や状況としてあてはまると回答した割合から、都道府県ランキングを作成。「自分は倹約家だと思う」では、1位「香川県」(62.0%)、2位「福岡県」(60.0%)、3位「千葉県」「愛媛県」(同率59.0%)、「自分は浪費家だと思う」では、1位「高知県」(42.0%)、2位「沖縄県」(40.0%)、3位「富山県」(38.0%)となった。

また、「自分はマネー関連の知識が豊富だ」では、1位「兵庫県」(26.0%)、2位「神奈川県」(24.0%)、3位「東京都」「大阪府」(同率22.0%)、「自分は家計管理が得意だ」では、1位「東京都」「福岡県」(同率38.0%)、3位「佐賀県」(32.0%)という結果になった。

ライフプラン作りが得意1位は「東京都」、「貯蓄上手」1位は「千葉県」

「自分はライフプランを作るのが得意だ」では、1位「東京都」(31.0%)、2位「宮城県」「秋田県」(同率27.0%)、「自分は貯蓄上手だと思う」では、1位「千葉県」(38.0%)、2位「東京都」「神奈川県」(同率34.0%)という結果に。

また、貯蓄額についてみると、現在の貯蓄額の平均は、1位「兵庫県」(623.5万円)、2位「神奈川県」(613.8万円)、3位「東京都」(560.8万円)となり、1ヶ月の貯蓄額の平均は、1位「兵庫県」(44,950円)、2位「東京都」(42,200円)、3位「京都府」(38,550円)となった。

次に、投資額についてみると、1ヶ月の投資額の平均は、1位「東京都」(30,550円)、2位「兵庫県」(27,950円)、3位「静岡県」(24,200円)という結果に。さらに、おこづかい額についてみると、1ヶ月のおこづかい額の平均は、1位「東京都」(37,650円)、2位「神奈川県」(31,450円)、3位「群馬県」(30,650円)となった。

生活満足度の自己評価の平均点1位は「神奈川県」「愛媛県」

全回答者(4,700名)に、生活や暮らしに関する自己評価について10点満点で点数を聞き、各都道府県の平均点から都道府県ランキングを作成。自身の「生活満足度」を10点満点で表すと何点になるか、非常に満足:10点、非常に不満:0点として聞いたところ、平均点は、1位「神奈川県」「愛媛県」(同点6.2点)、3位「東京都」「京都府」「大阪府」「宮崎県」(同点6.1点)となった。

また、自身の「生活のゆとり具合度」を10点満点で表すと何点になるか、非常にゆとりがある:10点、全くゆとりがない:0点として聞いたところ、平均点は、1位「京都府」「大阪府」「宮崎県」(同点5.6点)という結果に。

さらに、「自県の暮らしやすさ度」を10点満点で表すと何点になるか、非常に暮らしやすい:10点、非常に暮らしにくい:0点として聞いたところ、平均点は、1位「福岡県」(7.2点)、2位「東京都」(7.1点)、3位「兵庫県」(7.0点)となった。

【調査概要】
調査タイトル:47都道府県別 生活意識調査2024
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の20歳~59歳の男女
調査期間:2024年10月18日~10月28日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:4,700サンプル(有効回答から各都道府県100名になるように抽出)
調査協力会社:ネットエイジア

※ 本調査レポートの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行なっているため、合計しても100%とならない場合がある。また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n数を合計しても全体と一致しないことがある。

関連情報
https://www.sonylife.co.jp/

構成/立原尚子

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