日本漢字能力検定協会は、2024年の「今年の漢字」を「金」と発表した。
「金」には、オリンピック・パラリンピックでの金メダル獲得や大谷翔平選手の活躍という“光”と、政治の裏金問題や止まらない物価高騰という“影”の二面性が含まれている。この漢字が選ばれるほど、2024年は物価高を実感した1年となったようだ。
そこで家計管理サービス「B/43(ビーヨンサン)」を提供するスマートバンクは、2024年の「今年の漢字」が「金」と発表されたことを受け、物価高騰が家計に与えた影響に関して調査を実施。
家計管理サービス「B/43」の利用データをもとに、2023年と2024年の支出額をカテゴリ別に比較したところ、以下のような結果が得られた(※2024年データは12月11日までの集計)。
今年の漢字「金」にまつわるデータ、物価上昇の影響で「公共料金」が前年比27%増、「日用品」も20%増、「食品」は15%増
家計管理サービス「B/43」の利用データをもとに、2023年と2024年の支出額をカテゴリ別に比較した結果、公共料金が前年比27%増で最も支出が増えたカテゴリとなり、日用品(20%増)、食品(15%増)と続いた。
一方、支出増加率が最も低かったのは「趣味」の0.6%増であった。
1位:公共料金:前年比27%増
2024年6月に実施された電気料金値上げが大きく影響。光熱費が家計負担の増加要因に。
2位:ドラッグストア(健康・美容・日用品):前年比20%増
ドラッグストアでの日用品購入が支出増加の一因に。
3位:スーパーマーケットやコンビニ(食品):前年比15%増
食料品価格の上昇が支出に直結。
また、ユーザーへのインタビューからは、以下のような節約術が挙がっていた。
・平日の買い物はつい余計なものを買ってしまうので、週末にまとめ買いするようにしている
・外出時に飲み物を買わないよう、Amazonでペットボトルをまとめ買いしている
・電気料金が高いので、外食を減らして自炊を増やしている
調査概要
調査期間:2023年1月1日~2024年12月11日
対象:家計管理サービス「B/43」利用者
比較内容:カテゴリ別年間支出額(2023年 vs. 2024年)
関連情報
https://www.kanken.or.jp/kotoshinokanji/
構成/Ara