ふるさと納税の寄附金額、利用者の4割超が「5万円未満」

2024.12.15

2024年も残りわずかとなった。仕事などで慌ただしい日々を過ごす中、「もっと早めにやっておけば…」と後悔しつつ、駆け込みでふるさと納税を完了するべく、ふるさと納税サイトで目ぼしい返礼品を品定めしている人も多いのではないだろうか？

株式会社スガワラくんはこのほど、20歳以上70歳未満で世帯年収300万円以上の全国の有職者500人を対象に「ふるさと納税と一時所得」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。

ふるさと納税「毎年利用」は3割、半数以上が「利用経験なし」

ふるさと納税制度が導入されてから17年が経過した。利用者数は増加傾向にあると言われているが、実際どのくらいの人が利用しているのだろうか。

そこで「ふるさと納税を利用したことがあるか」と聞いたところ、半数近く（47.8％）が「利用したことがない」と回答。一方「毎年利用している」は3割（30.6%）、「時々利用している」（8.6％）と「過去に利用したことがある」（8.8％）はそれぞれ1割にも満たなかった。過去にふるさと納税を1回以上利用したことがある人は半数弱（48.0％）だったが、「知らない」（4.2%）もわずかながらいた。この結果から、ふるさと納税を利用して恩恵を受けている人はまだまだ少ないようだ。

寄附金額は「5万円未満」が4割超

ふるさと納税の利用経験者240人に「ふるさと納税の寄附金額はいくらか？」と聞いた。4割超（43.3％）が「5万円未満」と回答し最多。以下、「5万円以上10万円未満」（24.6％）、「10万円以上30万円未満」（19.2％）と続き、年収が3,000万円以上と考えられる「100万円以上170万円未満」（1.3％）、「170万円以上」（0.8％）もいた。