ヤーマンが運営する「表情筋研究所」は、20代~50代の男女483名を対象に「表情筋実態調査2024」を実施し、その結果を公開した。
鍛えたい表情筋として「頬まわり(大・小頬骨筋)」が急上昇!
「表情筋研究所」は、「表情筋研究」をベースに高次元の「テクノロジー」と先端美容研究によって辿り着いた確かな「サイエンス」の双方をあわせ持った独自の視点で美を深層から科学する研究・開発拠点。そんな表情筋研究所が2021年から毎年調査しているのが「表情筋実態調査」。今年は、20代~50代の男女483名を対象に、毎年恒例の表情筋への意識に加え、顔の悩みや表情筋ケアに関する意識を調査した。
【調査結果】
・表情筋への理解度は、年々上昇傾向に
「顔のたるみやしわ、ほうれい線の大きな要因として表情筋の衰えがあることをご存知ですか」という質問に対しては、66.3%の人が「知っている」と回答。昨年の59.8%、一昨年の49.3%と比較すると年々表情筋への理解度が上昇傾向にあることがわかる。
・顔の悩みTOP3は「シミ」、「シワ」、「たるみ」という結果に
現在の顔の悩みTOP3は1位「シミ」41.0%、2位「シワ」37.1%、3位「たるみ」35.4%という結果に。特に20代の約4人に1人が「たるみ」と答え、若いうちから「たるみ」のケアが必要と考える人も増えていることが予測できる。
・美容医療ではリフトケア系の施術が人気に
顔の印象を変える解決方法として人気を集めつつある美容医療について、「興味がある」と回答した人は47.6%。約半数の人が美容医療への興味を示していることがわかった。その中でも人気の施術は肌をきれいな状態に保つ“肌管理”と、顔のたるみをケアする“リフトケア”を目的とした施術が多くの票を集めた。鍛えたい筋肉として大・小頬骨筋を選ぶ人が多いことからも“リフトケア”への注目度が上がっていると考えられる。
また、「施術を受けたことがある」と回答した人が受けた施術としても“肌管理”と“リフトケア”を目的とした施術に人気が集まった。特に「糸リフトのようなリフトアップ効果を期待できる施術」は興味のある施術と異なり、「ボトックスのような小顔効果を期待できる施術」より多く票を集めた。
・本格的な表情筋ケアをしている人が増加
表情筋を鍛える・ケアをしている人は、42.9%。昨年の30.2%と比較すると約10%増えたことがわかる。なかでも特筆すべき点は、表情筋ケアをしている人のうち「簡単な道具を使用したトレーニング」「美容機器を使用したトレーニング」「サロンでのケア」「美容医療」の得票数が大幅に増えたこと。簡単なトレーニングだけでなく道具を用いたりプロの施術を受けたりするなど、本格的な表情筋ケアに注目が集まっているということがわかる。
・一番鍛えたい表情筋TOP3
一番鍛えたい表情筋TOP3は、第1位「口まわり(口輪筋)」、第2位「頬まわり(大・小頬骨筋)」、第3位「目もと(眼輪筋)」という結果に。例年「口周り(口輪筋)」がトップではあったが、今年は「頬まわり(大・小頬骨筋)」を鍛えたい人が約2倍に増加したことがわかる。頬のたるみや二重あごの原因にもなる姿勢の問題はスマートフォンやゲーム機器の使用などで慢性化し、顔の下半分の悩みは、ますます増加していると考えられ、このことが表情筋ケアや美容医療への関心の高まりにつながっているのかもしれない。
【まとめ】
4年目となる「表情筋実態調査」。今年は、ケアしたい表情筋として「頬まわり(大・小頬骨筋)」の得票数が急激に増加。「大・小頬骨筋のトレーニング=リフトケア」という理解が広まっているようだ。「頬まわり(大・小頬骨筋)」のケアは、実はほうれい線と大きく関係している筋肉で、大・小頬骨筋が衰え頬まわりの脂肪が下がることが原因でほうれい線が深くなる。つまり、大・小頬骨筋を鍛えることで、頬まわりの脂肪のたるみが解消され、「顔の悩み」TOP3として挙げられた「シワ」「たるみ」の解消にもとつながると考えられる。
また、リフトケアが20代からも注目を集めているということも注目すべきポイント。若いうちからリフトケアを意識する文化が少しずつ芽生え、お手入れのベースになりつつあるようだ。さらに、表情筋をケアする方法としては、「美容機器を使用したトレーニング」が約10%増加しており、昨今の美意識の向上から美容機器を使用する人々の間口が広がっているのかもしれない。
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https://www.hyojo-science.com/
構成/立原尚子